1. トップ
  2. 恋愛
  3. 結婚式準備で、母が大暴走!「ケーキもお花も、私が決める」夫が10年越しに明かした『真実』に妻、感謝

結婚式準備で、母が大暴走!「ケーキもお花も、私が決める」夫が10年越しに明かした『真実』に妻、感謝

  • 2025.12.3

これは、私が実際に体験した話です。結婚式の準備中、「お金は出さないものの、口は出す」タイプの私の母が大暴走! 当時は必死で気づきませんでしたが、結婚10年目にして夫に恐る恐る尋ねると苦笑いが返ってきました。文句も言わずに耐えてくれた夫に、今更ながら「ごめん」と「ありがとう」を伝えたくなったエピソードです。

画像: 結婚式準備で、母が大暴走!「ケーキもお花も、私が決める」夫が10年越しに明かした『真実』に妻、感謝

「私が主役よ!」とばかりに暴走した母

結婚式は、多くの女性にとって特別なイベントです。私も例外ではなく、夫となる彼と二人で「あんな式にしたいね」「これはどうかな?」と夢を膨らませていました。しかし、そこに強力なラスボスが登場したのです。そう、私の母です。「お金は出さないけど、口は出すわよ!」を地で行くタイプだった母。打ち合わせには「当然」のように同席しようとし、私たちが決める前に勝手に式場に連絡していることも……。「良かれと思って」が母の口癖でしたが、その熱量は明らかに当事者の私たちを上回っていました。

ケーキ、お花、引き出物……全部母のセレクト!

母の介入は、とどまるところを知りません。ウェディングケーキのデザインから始まり、ゲストのお食事、お花やテーブルデザイン、果ては引き出物の中身まで……。「こっちの方が縁起がいい」「あそこのお菓子はダメ」と、とにかく当事者のように口を出してくるのです。もちろん、母の意見がすべて悪いわけではありません。経験者としてのアドバイスもあったでしょう。しかし、あまりに母の意見が強すぎて、今思えば夫の意見を私がどれだけ聞けていたか、自信がありません。当時は私も必死で、母をなだめつつ、夫との板挟みになりながら、何とか丸く収めることしか考えられませんでした。

10年越しの真実。「まぁ……すごかったよね」

そんな嵐のような結婚式準備から早10年。夫婦二人、穏やかな日常を送る中で、ふと疑問が湧いてきました。「そういえば、うちの親ってあの時すごかったかも」と。結婚式準備の振る舞いはもちろん、その他もろもろも含めて「もしかして、うちの親って結構変だった?」と感じることが増えてきたのです。先日、恐る恐る夫に聞いてみました。「ねぇ、結婚式の時、うちの母さんすごかったよね?」。すると夫は、一瞬遠い目をしてから、苦笑いを浮かべてこう言いました。「まぁ……ちょっとすごいなとは思ったよ」

今更だけど「ごめんね」と「ありがとう」

夫のその苦笑いに、私は10年分の「ごめんね」と「ありがとう」を伝えたくなりました。あの時、一番大変だったのは、暴走する母と必死な私の間で、文句一つ言わずに耐えてくれていた夫だったのかもしれません。彼は「君のお母さんだから」と、きっとたくさんのことを飲み込んでくれていたのでしょう。10年経ってやっと気づくなんて、私も大概ですが……。あの時の苦労(?)を笑い話にできるようになった今、夫の優しさに改めて感謝する出来事でした。

【体験者:20代・筆者、回答時期:2012年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

元記事で読む
の記事をもっとみる