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「筋肉を見てこんなに興奮できるなんて…」横川尚隆の異次元の肉体美と会場の熱狂が、Olympia Amateur Japan 2025を“最高のエンタメ”に変えた日

  • 2025.11.29

「獲りに行こう、世界」。それは、とある一人の男の一言でした。2019年の「JBBF日本ボディビル選手権」で優勝し、多くのボディメイクの選手たちに“天才”と言わしめた横川尚隆。惜しまれつつも引退を選択した彼でしたが、2024年11月に舞台を世界に変え、また新たな挑戦を始めました。そして、それから1年後の2025年11月23日、彼が世界に羽ばたく切符をかけた熱い戦いが千葉で行われました。週5でジムに通い、ボディビルの世界に魅了されている僕にとって、この「Olympia Amateur Japan 2025」は絶対に見逃せないイベント。初のボディメイクの大会観戦、そして致死量の筋肉を拝みに、胸の高鳴りを抑えながら現地に向かいました。

■第1章:【12:00 開場】「ここ、ライブ会場?」想像を絶する音響と熱気に、入場5分で圧倒される。

会場に一歩足を踏み入れた瞬間、鼓膜を揺らす重低音と、巨大スクリーンに映し出される選手たちのクールな映像に度肝を抜かれました。「え、ここライブ会場だっけ?」と本気で思ったほど、僕の知っている「大会」のイメージとはかけ離れた空間がそこにはありました。

ステージを彩る照明、観客の期待感を煽るMCの巧みな盛り上げ方。その一つ一つが超ド迫力。これが、日本最大級のフィットネス団体「FWJ」が作り出す世界観か……!と、開演前からイベントのレベルの高さに圧倒されっぱなしでした。

■第2章:【18:20 ボディビル開始】横川尚隆、登場。その瞬間、会場が揺れた。

今回自分が主に観戦したかったのは、クラッシックフィジーク、ボディビルの2つの種目でしたが、それぞれ審査基準が異なります。

例えば、クラッシックフィジークでは、イメージしてほしいのはダビデ像。筋肉が大きいだけではなく、頭からつま先までのシルエットなど、体全体の絞り方やサイズを競います。なので、まさに彫刻美を競う種目です。アウトライン、腹筋に加え、筋肉の大きさ、皮下脂肪の少なさ、筋肉の輪郭、筋肉の付き方のバランス、ポージング、トータルで審査されるのが特徴です。

そして、今回大注目されているのがボディビル。ボディビルでは、クラッシックフィジークとは少し異なり、筋肉のボリュームを競います。ただ太いだけではダメで、しっかりと脂肪を落とし、筋肉それぞれのディテールを見せていくのも、いかに筋繊維が張り出て見えるかも大事です。筋肉の発達(バルク)、皮下脂肪の少なさ(セパレーション、ストリエーション)の各要素が高く評価されます。その他、ポージングの美しさ、肌の色つや美しさも加点対象となっている種目です。

横川尚隆選手が出場する種目はボディビルで、一方自分が憧れを抱くのはクラッシックフィジークです。

僕が会場入りした12時の時点ではまだ空席のあったスタンド席も、メインイベントが始まる18時にはびっしりと満席に。そして、ついにその瞬間が訪れます。

「エントリーナンバー375番、横川尚隆!」

MCのコールと同時に、地鳴りのような大歓声がドームを揺らしました。ステージに現れた横川選手の肉体は、もはや芸術の域。素人目にも明らかにわかる異次元の仕上がりと、筋肉のディテール。会場のボルテージは最高潮に達し、僕も周りの観客も、ただただその完璧な肉体美に絶句するしかありませんでした。

大腿四頭筋の丸みと大きさに関しては他を圧倒しており、他にも絞り方、ステージングはまさに絶対王者と言わしめる体でした。

そして、もう一つのドラマが。別のカテゴリーで敵なしだった松原光太郎選手が、クラシックフィジークに転身し、この大舞台でIFBBプロの座を掴み取ったのです。彼のこれまでの道のりを知るファンたちの温かい拍手と、ステージ上で涙する松原選手の姿に、僕も思わず目頭が熱くなりました。

これは単なる順位を競う大会じゃない。選手一人ひとりの人生が交錯する、壮大なドラマなんだと。

■第3章:【ブース巡り】試合だけじゃない!もう一つの本番、お宝ザクザクのスポンサーブースがヤバすぎた。

このイベントの魅力は、ステージ上だけではありません。会場内に設けられたスポンサーブースが、これまたとんでもないお祭り騒ぎだったんです。

EVOLGEARブース:「え、あの山岸さんと写真撮れるの!?」

EVORGEAR公式HP:https://evolgear.com/

まず向かったのは、OLYMPIA公式認定マシンブランドという、とんでもない肩書きを持つ「EVOLGEAR」のブース。

ブース内では、実際にEVOLGEARのマシンを体験できるコーナーまでありました。

ここではなんと、日本のフィットネス界のレジェンド、山岸秀匡選手、湯浅幸大選手、廣川翔一選手、エリザベータ・シュムクレル選手との記念撮影会が……!オーラと筋肉の圧が凄すぎて直視できませんでしたが、震える手で一緒に写真を撮っていただきました。

レベルが違うとかじゃありません、筋肉もオーラもすごすぎて身長が6mくらいあるように感じました……。

山岸秀匡チャンネルブース:「YouTubeで見ていた憧れの人と、まさかの2ショット!」

BIG HIDE CHANNEL 山岸秀匡【公式】:www.youtube.com/@hideyamagishi

そして、もう一つの奇跡が。「山岸秀匡チャンネル」のブースでも、山岸選手との記念撮影が可能だったんです!YouTubeでいつも拝見していた憧れの方と、まさか2回も写真を撮らせていただけるなんて……。アパレルグッズも充実していて、ファンにはたまらないブースでした。

nutrimuscleブース:「タンパク質82%!?もはやプロテインの概念を破壊してる」

nutrimuscle公式HP:https://nutrimuscle.jp/

次に訪れたのは、フランス発のオシャレなサプリメントブランド「nutrimuscle」ブース。ここで僕のプロテイン観を根底から覆す衝撃の出会いが。なんと、100gあたりのタンパク質含有量が82gという驚異の「エッグプロテイン」!

「え、ほぼタンパク質じゃん……」と、その数値にしばらくフリーズしてしまいました。フランス産放し飼い鶏の卵白を使用した、まさにプレミアムなプロテインです。

実際にエッグプロテインを牛乳とシェイクしたモノを試飲しましたが、「プリンや……」。と思わず声を出してしまうほど口当たりはなめらかで、甘さも自然な甘さで飲みやすいを超えて、もはや飲めるデザートでした。

AXA Tradingブース:「馬肉カレーでタンパク質31gはチートすぎ」

AXA Trading 公式HP:https://foodde.jp/

「カレーでタンパク質を摂る」という発想がなかった僕にとって、これも衝撃でした。「AXA Trading」が展開する「Food de Muscle」ブランドの「バニクカレー」は、1食でタンパク質が31gも摂れるという優れもの。馬肉は高タンパク・低脂質で、まさにトレーニーのための食材。これはもう買うしかない。

ALPRONブース:「国産プロテインの安心感」

ALPRON:https://alpron.co.jp/

島根県発の国産プロテインメーカー「ALPRON」のブースも見逃せません。「この国の体力を強くする」をミッションに掲げる、信頼の国産ブランド。高コスパでありながら品質にこだわった製品が並んでいました。

僕もプロテインの中にチョコチップが入ったココアや、苺チップが入っている杏仁豆腐のプロテインなどが美味しすぎて、購買しているくらい好きなメーカーです。

新商品で、驚いたのが炭酸プロテイン。8gのタンパク質が入っているバブルプロテインとは……。ついに炭酸飲料でプロテインか……と思い、配布していたモノをいただきましたが、今までのプロテインにはなかった爽快感があり、トレーニング前やプロテインの濃厚さが苦手な方にはおすすめでした!

BORNTOWINブース:「韓国発のイケてるジムウェア」

BORNTOWIN日本公式EC:https://borntowin-jp.com/

韓国発のジムウェアブランド「BORNTOWIN」のブースも大盛況でした。ユニークなデザインとスポーティーなフィット感が特徴で、ジムでも街でも着こなせるオシャレなアイテムがずらり。2025年1月に日本公式ECサイトがオープンしたばかりという、まさに今注目のブランドです。

POWERHOUSE GYMブース:「ジムウェアの王道」

POWERHOUSE GYM 公式HP:https://powerhousegym.jp/

そして、ジムウェアの王道といえば「POWERHOUSE GYM」。1974年にアメリカで設立された歴史あるジムブランドで、そのアパレルは世界中のトレーニーに愛されています。僕もここでTシャツを購入。これを着てジムに行けば、モチベーションが上がること間違いなしです。限定商品や先行販売された商品などもあり、思わず手が伸びてしまいました。

戦利品紹介:「気づけば両手に袋が…」

魅力的なブースがずらり。気づけば僕の手には、Tシャツやシェイカー、大量のノベルティが入った袋が握られていました。これもまた、イベントの醍醐味ですよね。

■第4章:【観戦ガイド】初めてでも120%楽しむための、ちょっとしたコツ。

最後に、これから参加する未来の観戦仲間のために、僕が学んだ攻略法を少しだけ。

タイムテーブルはしっかりと調べてから行ったほうがいいです!なんとなく、全カテゴリーを見たいと思ったものの、そうするとどうしても長時間になるので、飲み物や食べ物については現地で調達するのは難しいです。

近隣にあるレストランやコンビニなどの位置を確認しておくことがおすすめです。再入場ができたので一度確認をしたうえで、休憩時間などに移動をすることがおすすめです。

今回は近くにすき家があったので、そちらで昼食を済ませましたが、コンビニがなかったので飲み物の調達に苦戦しました……。近くにスタバがあったのが不幸中の幸いです。

今回、ドームのスタンド席からの観戦になり、見え方としてはこのような形でした。

スタンド席で4,000円でしたが、個人的にはもっといい席で見たいなと思いました。今回の大会は注目されている大会ということもあり、いい席はすぐに完売してしまい、スタンド、席のみしか予約できませんでした。

しかし、筋肉のディテールや絞り具合などについてはより近くで見たほうがよく分かるのと、ステージ上の映え方なども分かるので、次回は1階席の真正面で見たいとおもいます。金額は上がりますが、その分の価値は間違いなくあるはず!

■まとめ:「これはただの大会じゃない、『憧れ』が詰まった最高のエンターテイメントだった」

正直、ここまで心を揺さぶられるとは思っていませんでした。ステージで輝く選手たち、彼らを支えるスポンサー、そして、イベントを最高潮に盛り上げる運営と観客。その全員の熱量が一体となって、この唯一無二の空間を作り出している。まさに、最高のエンターテイメントでした。

「各選手全員が主人公に見えた」あの日、僕は確かにそう感じました。そして、自分ももっと頑張ろうと、心の底から思えたのです。横川尚隆選手は優勝後に言ってました、「1日も1レップも妥協しなかった。」

もしあなたが少しでもトレーニングをしているなら、一度はこの熱狂を体験してみてください。きっと、あなたの筋トレライフは、もっと豊かで素晴らしいものになるはずですから。

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