1. トップ
  2. 恋愛
  3. 子育てに「こんなはずじゃなかった」叱った夜、息子の『涙ながらの寝言』に母、胸をえぐられる

子育てに「こんなはずじゃなかった」叱った夜、息子の『涙ながらの寝言』に母、胸をえぐられる

  • 2025.12.1

子育てをしてると、親の思い通りにならないことや予想を超えてくることが頻発します。それを楽しめる心の余裕があればまだよいのですが、そんな余裕などない場合がほとんど……。「こんなはずじゃなかった」「ごめん」と後悔と懺悔を繰り返す方も多いのではないでしょうか。今回は私の友人A子さんから聞いた、親子げんかした夜、息子の寝言にハッとさせられたエピソードをご紹介します。

画像: 子育てに「こんなはずじゃなかった」叱った夜、息子の『涙ながらの寝言』に母、胸をえぐられる

子育てって難しい

「小学校低学年で、こんなに口答えするの?」
A子が毎日思っていることです。A子には小学校2年生の長男と保育園年中の次男がいるのですが、毎日「何回いえば分かるの!? いい加減にして」「ママはあんたの召使いじゃないよ!」と言わざるを得ない状況が続いています。兄弟で仲良く遊んでいるかと思いきや、次男が「痛い!」と叫びだし、それでも止めない長男。次男が心配なA子は、ついつい口をはさんでしまいます。兄弟喧嘩は放置するママもいると聞きますが、手加減しているようでしていない長男を信頼できないA子は「そんなの無理だ!」と仲裁に走ります。

親子喧嘩の末、ふて寝する長男

この日も仕事から帰宅後、息子2人のワンオペ育児、家事の忙しさに余裕をなくし、ついつい長男に強くあたってしまったA子。疲労困憊のA子と、口答えが当たり前になっている長男はお互いに怒り狂ってしまう始末。お風呂には入った後だったので、喧嘩してそのままリビングの隣の和室でふて寝した長男を放っておいたのですが……。夜中にふと聞こえた寝言が、A子の胸に突き刺さりました。

長男の寝言にハッとした

長男は「ママごめんね……もう怒らないで……」と涙目になりながら寝言を言ったのです。その言葉に、A子も涙が出そうになりました。「私こそ、ごめん」と思ったA子。多忙と疲労を理由に息子たちとちゃんと向き合えてなかったのは私だったのかもしれない、と感じました。この日の長男の寝言が、親としての姿勢を見直すきっかけになったのです。

家事を工夫して子どもと向き合う

今までは、新しい役職に就いたばかりで激務の夫に家事をさせてはいけないと思い、洗い物から洗濯まですべて終わらせてから寝ていたA子。しかし、子どもとの時間を優先するために食器洗いは夫に任せることにしました。洗い物が少なくなるように、食器もワンプレートで済ませることに。また、洗濯はドラム式の全自動洗濯機を購入。高い買い物でしたが、「もっと早く買えばよかった……」と後悔したのでした。

子どもが小さければ小さいほど、夫や家電など頼れるものは頼った方がいいですよね。それに罪悪感を感じる必要はないと思います。子育ては一瞬で終わると言います。できる限り後悔のないようにしたいですね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

元記事で読む
の記事をもっとみる