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結婚後【ランチで『1万円』のお店を予約】する友人。私が安いお店を提案すると、『耳を疑う一言』が

  • 2025.12.1

置かれた環境によって、人の価値観が変化していくのは自然なことです。違う価値観を『合わせろ』と言うのは難しい話なのかもしれません。しかし、どんどんと価値観が変わっていく友人を目にして、私はとても寂しい気持ちになってしまいました。今回は筆者自身のエピソードをご紹介します。

画像: 結婚後【ランチで『1万円』のお店を予約】する友人。私が安いお店を提案すると、『耳を疑う一言』が

同期の結婚

同じ年に入社して親しくしていたA子が、このたび会社経営をしている男性と結婚し、同時に寿退社することになったと報告してくれました!

A子とは入社当初から馬が合い、仕事では一緒に切磋琢磨してきました。
価値観や気が合う私たちは社内だけの付き合いではなくなり、いつからかプライベートでも付き合うようになっています。

そんなA子の結婚報告を心から祝福しました。

変化する価値観

A子が職場を離れてからしばらく経ったある日、久しぶりに2人でランチへ行くことに……。

今回お店選びはA子に任せていたのですが、A子が予約してくれていたランチの値段は1人7千円!

会社員時代も、A子とランチに出かけたことは何度もあります。
ただそのころは毎回、千円台のお店を選んでいて、たまに2千円を超えると
「今日は贅沢だね」
「たまにはご褒美だよ」
なんて言いあっていました。

今回はA子にお店選びを任せっきりだったので仕方ないと割り切りましたが、私にとってランチの7千円は簡単に支払える金額ではありませんでした。

お誘い

その後も度々A子からランチの誘いを受けたのですが、A子は毎回5千円~1万円といった価格帯のお店ばかりを提案してくるのです。

A子と会いたい気持ちは本心だったので、何度か無理して高級なランチに付き合ったのですが、だんだんと「やっぱり私の身の丈には合っていないな」と感じるようになってきました。

寂しい気持ちに

私は思い切ってお財布事情をA子に打ち明けることにしました!

「恥ずかしいんだけど、少し金銭的にきつくて。たまには高級店ではなくて以前よく行っていたお店とか行かない?」

きっと私はA子が「懐かしいね! 行こうよ」と乗ってくれると心のどこかで期待していたのだと思います。

しかしA子から返ってきた言葉は「そっか~、またお金あるときに会お~」でした。

それからもA子から誘われることはあるのですが、やはり提案されるのは高級なお店ばかり。
仮に無理して行ったとしても、以前のように「贅沢だね~」と気持ちを共有できるA子はいません。

結果的に、だんだんと疎遠になってしまっています。

【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。

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