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責任者「何回も言ったと思うけど!」新人教育を見ていて気づいた“違和感”に「職場でずっと感じてた」

  • 2025.12.21
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photoAC(画像はイメージです)

「人を育てる」ということは、とても難しいもの。職場で指導役となり、新人との世代間ギャップに悩んだり、つい口調がきつくなって後悔したりしたことがある人もいるでしょう。

NANA(コンビニにいる人達)(@konvini5656)さんが、「人を教育することの難しさ」についてX(旧Twitter)に投稿し、「小さな子に言い聞かせるのと同じ」「これ職場でずっと感じてた」と注目を集めています。

いったいどういうところから難しさを感じたのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

投稿者さんは、新人教育を担当する責任者のやり方をそばで見守っていました。責任者は指導のたびに、「何度も言うけど!」「何回も言ったと思うけど!」と前置きするのが口癖だったそう。

この「何度も」「何回も」というのは、相手の受け取り方にとっては高圧的に聞こえてしまうかも…。指導する際は、どういうふうに伝えるかが重要ですよね。

あるとき投稿者さんは、責任者に「頭に『何度も言うけど』はつけないほうがいいんじゃ…」と、やんわり提案してみました。

ところが返ってきたのは、責任者の強い主張。「だって何回も言ってるんですよ!何回も言ってるって言わなきゃ、覚える気にもならないんですよ!」。

この言葉に、投稿者さんは内心うなずきます。実はこの指摘自体、責任者に伝えるのは今回で3回目。「確かに、私も同じことを責任者に繰り返しているな…」と、思わず納得してしまいます。

そして責任者にとっては、知らないうちに自分自身に“特大ブーメラン”を投げた格好に…。「実は自分自身も何回言われても覚えていなかった」ということに、なかなか気付けないんですよね。

新人教育は前途多難のようです。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。

指導方法に変化はありませんでした

---教えることって難しいですよね…。「この話するの3回目」だと気づいた時、どう思われましたか?

言おうか言うまいか悩みましたが、「何回も言ってるよね?」って私が言うと、同じことになると思ったので言いませんでした(笑)。

---「何度も言うけど」という言葉を聞くとき、新入社員の方はどのような反応をしていましたか?

特に反応はありませんでしたね。「はい、はい」と返事だけでした。

---新入社員の方もあまり気にしていないのか…判断が難しいところです。この一件の後、責任者の方の指導スタイルに何か変化は見られましたか?

この一件の後も責任者の方の指導方法に変化はありませんでした。

---指導する方も、指導される方も、お互いにもう少し歩み寄る努力が必要かもしれませんね。

聞いている側からはただの定型句に

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

小さな子に言い聞かせるのと同じよね。100回言うつもりで50回目で気づいてもらう的な
これ職場でずっと感じてた。「あの人は何回言っても分からない」ということをあなたは何回言っても分からないよねって思う
でもそれ聞いてる側からはただの定型句になってるだけで全然響いてなかったりする

人材育成のポイントの一つは、指導される側が「この人は自分を見捨てない」と指導する側へ大きな信頼を寄せられるかどうかだそう。そうした関係を築くため、仕事ばかりでなく、ときには趣味などの話も交え、まずはお互いに心を開いてみる必要がありますね。

取材協力:NANA(@konvini5656)さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています

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