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ガイド「砂漠で地図を見すぎるな」男性「人生も?」直後、放った一言に「息をのむほど真っすぐ届いた言葉」

  • 2025.12.13
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photoAC(画像はイメージです)

アフリカ大陸北部にある世界最大級の砂漠・サハラ砂漠。もし広大なその場所に立つことがあれば、人間のちっぽけさとこの世界の大きさを感じるような素晴らしい経験ができるでしょう。

旅人 KAD(@kad4ani)さんが、「サハラ砂漠を旅したときの名言」についてX(旧Twitter)に投稿し、「素晴らしい」「今を大切に生きよう」と注目を集めています。

いったいどんな名言なのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

投稿者さんがいたのは、モロッコ・サハラ砂漠。ベルベル人のガイドさんと並んで夜を明かしていたそうです。

ガイドさんがふと、「砂漠を歩くときは星を見ながら進む」と話してくれたため、投稿者さんは素直に「美しいですね」と返答。しかしその後返ってきたのは意外な答えでした。「いや、地図を見すぎると死ぬ」。砂漠では「先の情報」ばかりを追いすぎると逆に危険だということでしょう。

ならば…と投稿者さんが「人生も?」と尋ねると、ガイドさんは迷いなくこう言ったそうです。「そうだ。先を見すぎると迷うから、今いる場所を覚えろ」。

どこまでも広く、何も手がかりのない砂漠で生きてきた人の言葉は、不思議と人生にもそのまま重なるようです。将来の不安や望みなど“先のこと”ばかり見つめて混乱するより、まずは「今どこにいるのか」「今何ができるのか」を自分で把握することが大切。そしてそうすることが、確実な未来へとつながっていくのでしょう。

広大な砂漠で生まれた会話が、投稿者さんの胸に深く沁みたのも、なんだかわかる気がしますね。

過去も未来も、今いる場所からしか見えない

投稿者さんに詳しいお話を伺いました。

---素敵な投稿です!この時の率直なお気持ちをお聞かせください。

「先を見すぎると迷うから、今いる場所を覚えろ」という言葉は、砂漠の静けさと星空の広さの中で聞いたからこそ、胸に深く沁みました。旅の途中で未来ばかり気にして足元を見失いかけていた自分には、思わず息をのむほど真っすぐ届いた言葉でした。

「遠くではなく、今ここからしか世界は見えない」。その実感が、一気に自分の中に広がった瞬間でした。

---素晴らしい気づきを得ましたね。なぜサハラ砂漠に行かれたのでしょうか?目的を教えてください。

大きな目的があったというより、長い旅の途中で一度自分をリセットしたい気持ちが強くありました。「何もない場所で、今の自分を確かめたかった」というのが正直な理由です。砂漠はただの観光地ではなく「静かに心を澄ませる場所」として訪れました。

---まさに自分の気持ちに向き合える経験となりましたね。その後、ガイドさんとはどのような会話をしましたか?

ガイドの彼とは、星の見方、砂漠で迷わないコツ、そして「人が旅をする理由」について話をしました。彼が言った「過去も未来も、今いる場所からしか見えない」という言葉が特に忘れられず、砂漠の夜の空気に溶け込むように残りました。

そのやり取りは、旅の中でも大切な一場面で、今も折に触れて思い返しています。

---「今のこの瞬間を大切にする」というのが、砂漠に生きる方からのメッセージなのですね。

現在地がわからない限りはどっちに進めば良いかわからない

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

素晴らしい!
うわあ、これは沁みます…。砂漠の厳しさと人生の教えが重なって、ベルベル人の言葉の重みがすごい。星を見ながら今を大切に生きようと思いました
目的地が決まっていても現在地がわからない限りはどっちに進めば良いかわからないですもんね

投稿者さんにとってこの“砂漠での名言”は、夜空に輝く北極星のように、人生に迷ったときの道しるべとなるでしょう。

取材協力:旅人 KAD(@kad4ani)さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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