質素な祝い膳に嘆いていた妻…　見かねた夫が用意した“粋な計らい”に「産後の感謝は一生」

出産という大きな出来事のあとは、周囲からの何気ないひと言や行動が心に深く残るもの。「産後の恨みは一生」という言葉がありますが、一方で「産後の感謝は一生」と感じられる出来事もあるのかもしれません。

SNSでは、「“産後の感謝は一生”と感じたエピソード」についての投稿が話題になっています。

いったい、どのようなことがあったのでしょうか。

こちらをご覧ください。

産後の恨みは一生と言いますが、
総合病院の質素な祝い膳を嘆いた私に、退院後祝い膳を作ってくれた夫への感謝を一生忘れません
皆さんの『産後の感謝は一生 エピソード』
聞きたいです

投稿者さんが、「夫への感謝を一生忘れません」というコメントとともに投稿したのは、旦那さん手作りのお祝い膳でした。

まさに「産後の感謝は一生」と感じられるエピソードですね。

出産を終えて退院した投稿者さんを待っていたのは、旦那さんが心を込めて用意したオリジナルの「祝い膳」。用意された料理は、まるでプロのシェフが手掛けたフルコースのような品々。味はもちろん、盛り付けにもこだわっており、見ているだけで幸せな気持ちに…。

大変な出産を乗り越えたあとに、このような心のこもった料理でもてなされたら、一生忘れられない出来事になるでしょう。

旦那さんの「ありがとう」「お疲れ様」の気持ちが伝わってくる、愛情あふれる祝い膳でした。

旦那さん手作りの祝い膳

この時の様子について、詳しくお話を伺いました。

---素敵なお祝い膳ですね！旦那さんが作ってくれたお祝い膳を見た時、どのように思われましたか？

コース料理として一皿ずつ運ばれて来たのですが、どれもシンプルに嬉しかったです！あまりの本気度に面白さすら感じました。

---本格的ですね！お味はいかがでしたか？

味はかなりおいしかったです。ホタテのソテーに使われているソースは市販のものらしいんですけど、それがかなりおいしくて、余りをいろいろな料理に使わせてもらいました（笑）。

海老しんじょうは私も作ったことがなかったのですが、かなりおいしくて驚きました。

デザートは二人がお気に入りのケーキ屋さんのもので、性別発表のときにも食べたケーキだったので感慨深かったです。

---旦那さんの思いが伝わりますね。今回、旦那さんはなぜお祝い膳を作ってくださったのでしょうか？当時の様子も含めて教えてください。

出産自体が2020年の夏だったのですが、世間はコロナ禍、出産の立会いも産後の面会も何もない孤独なお産でした。総合病院を選んだのは、前回の妊娠で流産をしてしまった経験からです。

陣痛開始から16時間ほどかけて誕生した娘は本当にかわいくて、親になれた喜びを一足先に実感できました。しかし、あの孤独感と心身の疲労はこれまでの人生において経験のないもの。出産初日から「母子同室で頻回授乳」というスパルタ方針に何とか喰らいつきながら、とにかく隙を見て自分のことも労ろう甘やかそうと必死でした（笑）。

病院の祝膳はもちろんおいしかったけれど、自分甘やかしモードの私がつい「もうちょっと豪華な祝い膳も食べてみたかったな」とこぼした言葉を、夫が受け止めて本当に実現してくれました。

入院中は面会ができなかったので、夫は通常通り出勤して、帰宅後に買い出しをしたり試作をしたりして準備を進めたと聞きました。ただ、どんなレシピを参考にしたのか、試作も含めた材料費はおいくらほどだったのか、ケーキはいつ買っておいたのか、未だに謎は残ります（笑）。

---この時は、旦那さんとどのようなお話をされましたか？

当時はおいしさと感動で「ありがとう！」「すごい！」「おいしい！」ばっかり言っていた気がします。夫は終始シェフぶっていました（笑）。

---今回は多くの反響がありましたが、旦那さんの反応はいかがでしたか？

今回の反響については「みんなに褒めてもらえてなんか照れちゃう」とのことです。

---プロのような仕上がりに驚きますが、旦那さんは普段からこのようなお料理をされているのでしょうか？

普段はさすがにこんなに凝った料理はしません。基本的に何でも作れると思いますが、先日娘が感染症にかかって私が看病に追われていたときには、鍋いっぱいにクタクタ野菜たっぷりの豚汁の素を作っておいてくれて本当に助かりました。

---料理上手な旦那さんなのですね！

「産後の感謝は一生」エピソード

旦那さんが用意したお祝い膳には、「素敵」「愛があふれている」など、称賛の声が多数寄せられていました。また、産後に感じた感謝や心に残った出来事についてのエピソードもたくさん集まっています。

出産は、女性にとって心身ともに大きな出来事。そんな大変な時期を乗り越えたあとに、家族や周囲の人たちから受けた思いやりや気遣いは、温かな記憶として一生心に残るものなのでしょう。

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています

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