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「夫ですら拒否なのに…」なぜ“男性助産師”は嫌がられるのか? 議論の末に見つかった「意外すぎる需要」にSNS納得の声

  • 2025.11.27

■なぜ「男性助産師」はこれほど嫌がられるのか

イメージ(LASISA編集部作成)
イメージ(LASISA編集部作成)

2025年11月、X(旧Twitter)上で「男性が助産師になることの是非」を巡る議論が再燃しました。「職業選択の自由」や「ジェンダー平等」の観点から、定期的に持ち上がるこの話題。しかし、当事者である女性たちからは、依然として厳しい拒否反応が示されています。

現在の日本の法律(保健師助産師看護師法)では、助産師の資格は「女子」に限られており、男性はなることができません。

これに対し「男性差別だ」「なりたい男性の夢を奪うな」という意見も散見されますが、SNS上の女性たち(特に経産婦)の声は切実です。

「出産は『感動のシーン』だけじゃない。悪露(おろ)の処理や乳房マッサージなど、女性としての尊厳に関わる無防備な姿を晒す場です」「夫ですら立ち会いをお断りしたい時があるのに、見知らぬ男性にお尻を見られたり、胸を触られたりするのは生理的に耐えられません」

医療行為とはいえ、デリケートな部分への接触が避けられない助産師業務。「恥ずかしい」「怖い」という感情は理屈ではなく、産後の不安定なメンタルにおいては致命的なストレスになりかねません。

ネット上では「男性助産師がいない理由は、単純に『需要がない(妊婦が望まない)』からだ」という冷静な指摘も多くの共感を集めました。

■「どうしてもお産に関わりたいなら…」ある提案が話題に

そんな平行線の議論が続く中、ある畜産関係者と思われるユーザーからの「意外な提案」が注目を浴びました。

「助産師になりたい男性の話って定期的に出てくるよね。どうしてもお産に関わりたいなら、牛のお産のほうに来てくれないかなぁ」

投稿者は続けてこう綴ります。

「こちらは需要しかないよ。子牛可愛いし、おばあちゃんが手作りのつけ揚げくれたりするよ」

人間の出産現場では「需要がない」と拒絶される男性の手ですが、体力の要る畜産の現場では「喉から手が出るほど欲しい人材」だというのです。

■「その手があったか!」納得の声

このユーモアと愛のある提案に、ネット上の空気は一変。

「確かに! 力仕事だし男性に向いてる」「命の誕生に立ち会いたいなら、これ以上ない職場だ」「誰も傷つかない最強の解決策」と、称賛の声が相次ぎました。

「人間の女性」を守るための区別と、「命の現場」で求められる適材適所。

無理に需要のない場所に入り込むのではなく、本当に必要とされている場所で力を発揮することこそが、真の「活躍」と言えるのかもしれません。

(足立むさし)

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