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自動音声で「払わない場合は逮捕する」税関からの着信と思いきや…神奈川県警の注意喚起に「痛感しました」

  • 2026.8.21
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

身に覚えのない着信が突然鳴り、聞き慣れない自動音声から「あなた宛ての荷物を預かっています」などと告げられたら、戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。公的機関や配送業者を装い、荷物を口実に金銭や個人情報を狙う詐欺には注意が必要です。

そうしたなか、神奈川県警察本部刑事部組織犯罪対策本部組織犯罪捜査課の公式X(旧Twitter)アカウント(@KPP_tokusyusagi)が、税関や配送業者をかたる詐欺電話への注意を呼びかけ、注目を集めています。

本記事では、こうした自動音声電話の手口や特徴に加え、税関やヤマト運輸が案内している見分け方について紹介します。

神奈川県警が呼びかけた「音声ガイダンス型」の手口

8月18日、神奈川県警察本部刑事部組織犯罪対策本部組織犯罪捜査課は、公式X(旧Twitter)で、税関や配送業者をかたった電話に警戒するよう呼びかけました。

投稿では、税関や配送業者をかたり「あなた宛ての不審な荷物を預かっています」「身分証を送っていますね」「警察に通報した」といった内容を、音声ガイダンスで一方的に伝える電話が増えているとされています。

そのうえで、税関や配送業者が音声ガイダンスで電話をかけることはなく、最終的には金銭を振り込ませることが目的の詐欺だと明言し、応じないよう強く注意を促す内容となっています。

税関とヤマト運輸が示す見分け方

税関でも公式サイトで注意喚起を公表しています。

税関の名をかたる者から自動音声で「あなた宛ての荷物を税関で預かっている。違法なものが入っており、事情を聴くためこのまま警察に電話を転送する」と伝えられたり、「通関のため指定する銀行口座に料金を直ちに払い込め。払わない場合は逮捕する」と支払いを迫られたりする事案が確認されているとのことです。

関税局・税関が自動音声で電話をかけることはなく、実在する税関の番号を表示させる「なりすまし」も報告されているため、本物らしき番号でも、まずは相手の名前・所属部署・内線番号を確認したうえで一度電話を切り、あらためて税関に相談してほしいと案内されています。

さらに配送業者側も同様に警鐘を鳴らしています。

ヤマト運輸は、同社から国際番号(「+」で始まる番号。「+81」=日本も含む)を用いた自動音声で、荷物や料金に関する連絡を発信することは一切ないと明言しました。

あわせて、荷物の確認のため指定場所へ来るよう案内することや、生年月日・口座番号を尋ねることも一切ないとし、心当たりのない電話は詐欺の可能性が高いため、すぐに切るよう呼びかけています。

投稿に寄せられた反応

一連の注意喚起に対し、実体験を踏まえた反応が寄せられています。

「先日、まさに『+』から始まる番号で税関を名乗る自動音声がかかってきて、すぐ切りました」と危うく応対しかけたと振り返る声や、「家族が引っかかりそうで心配です」と身近な人への影響を案じる見方が寄せられました。

一方で、「実在する番号が表示されることもあると知って、番号だけで判断してはいけないと痛感しました」と、番号表示への過信を戒める受け止めもありました。別視点として、「こういう情報こそテレビや自治体の防災無線でも繰り返し流してほしい」と、SNSの外へ届ける工夫を求める声も上がっています。

「知っている番号」でも一呼吸置く習慣を

税関も配送業者も、自動音声で個人に電話をかけることはないと明言しています。

それでも実在する番号や大手企業の名前が使われることで、瞬間的に信じてしまいやすい構造がある点は見過ごせません。荷物や逮捕といった言葉に慌てず、いったん電話を切り、公式サイトに記載された番号から自分でかけ直す。

そんな一呼吸が、被害を防ぐ大きな分かれ目になるのではないでしょうか。


参考:
神奈川県警察本部刑事部組織犯罪対策本部組織犯罪捜査課(@KPP_tokusyusagi)公式Xアカウント 2026年8月18日投稿
税関の名をかたった不審なメール・電話等にご注意ください(税関)
ヤマト運輸を装った「不審な電話」にご注意ください(ヤマト運輸株式会社)

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