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ヴァレンティノが9名のアーティストとコラボ。“ドゥ ヴェイン”バッグを再解釈するデジタルクリエイティブプロジェクトを発表

  • 2025.11.25
アルベルト・プラネヤ(Albert Planella)
アルベルト・プラネヤ(Albert Planella)

ヴァレンティVALENTINO)が、「ヴァレンティノ ガラヴァーニ ‘ドゥ ヴェイン(DeVain)’ 」バッグにフォーカスしたデジタルクリエイティブプロジェクトをローンチした。世界各国のアーティスト9名が参加し、デジタルメディアを通じてバッグを再解釈するビジュアルストーリーを制作。実験的でコンテンポラリーな視点から「ドゥ ヴェイン」の新たな美を描き出している。

クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレによって誕生した同バッグは、2025年秋コレクションで初披露された新作。ナッパレザー、メタリックレザー、デニム、クロシェラフィア、シアリングなど多様な素材で展開され、11月中旬には全27種類がラインナップ。すべてのバッグには、アンティークブラス調のイニシャルを刻印できるレザータグが付属し、パーソナライゼーションサービスによって持ち主の個性を映し出す特別な一品へと仕立てることができる。

トーマス・アルドルフ(Thomas Albdorf)
トーマス・アルドルフ(Thomas Albdorf)

第1章では、5名のアーティストによる作品を公開。写真家でありアーティストのトーマス・アルドルフは、鏡面を用いた映像シリーズでバッグが現実と幻想のあいだを漂う彫刻的な世界を構築。ビジュアルアーティストのエンター・ザ・ボイドは、水中に佇む砂漠ホテルという超現実的な空間で、魚やバッグが共存する夢のような世界を描く。

エンター・ザ・ボイド(Enter The Void)
エンター・ザ・ボイド(Enter The Void)

アーティストのポール・オクタヴィウスは、16世紀のアートから着想を得たデジタル作品に「ドゥ ヴェイン」バッグを組み込み、クラシックな肖像画を再解釈。映像作家のアルベルト・プラネヤは、AIと映画的言語を掛け合わせ、明晰夢のような物語を紡ぎ出す。

ポール・オクタヴィウス(Paul Octavious)
ポール・オクタヴィウス(Paul Octavious)

ビジュアルストーリーテラーのティナ・トナは、マルチメディアコラージュとデジタルアニメーションを組み合わせ、色彩とリズムが躍動するダイナミックな作品を制作。混沌と精密さを同時に内包した独自の視点で、「ドゥ ヴェイン」バッグを力強く表現している。

ティナ・トナ(Tina Tona)
ティナ・トナ(Tina Tona)

残る4名による作品は12月初旬に公開予定で、全9章からなるデジタルコンステレーションがこのプロジェクトを完成へと導く。本プロジェクトを通じて、メゾン ヴァレンティノは人間の創造性とデジタル実験の継続的な対話をさらに拡張し、現代性を象徴するクリエイティブの可能性を提示していく。

問い合わせ先/ヴァレンティノ インフォメーションデスク 03-6384-3512

https://www.valentino.com/ja-jp/

Photos : Courtesy of VALENTINO Text:Yukari Fujii

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