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死産処置後、退院。強烈な悪寒に襲われ病院へとんぼ返り…医師の診断とママの思い<お空に行ったきみ>

  • 2025.11.22

かばのきさんは、娘のこつぶちゃんを育てながら不妊治療に通っています。そして、人工授精の末、待望の第2子を授かりました。
しかし、ある日の妊婦健診で医師から、染色体異常のリスクがあることを告げられます。
 

初期胎児ドッグという検査の結果、『13トリソミー』あるいは『21トリソミー』の可能性を指摘された、 かばのきさん。夫と話し合った結果、「もし検査結果が陽性だったら、私はこの子を諦めたい」と苦渋の決断をします。

しかし、絨毛検査前のエコー検査で、おなかの赤ちゃんの心拍が停止していることが判明。かばのきさんは安堵と悲しみの狭間で揺れながらも、後日、分娩処置のために入院します。

激しい痛みを伴う前処置を乗り越え、ついに対面を果たしたわが子。

かばのきさんは、病院を訪れた夫とこつぶちゃんとともに、4人で穏やかな家族だんらんを過ごしつつ、最後の最後まで赤ちゃんと2人きりの時間を大切にします。

そして迎えた退院日。かばのきさんは少しづつ日常を取り戻そうとしていました。

※初期胎児ドック…胎児に染色体異常の可能性やその他の身体的疾患がないか調べるためのより精密な超音波検査。

※絨毛検査…胎盤の一部である絨毛を採取して、胎児の染色体や遺伝子の状態を調べる検査。

※不妊治療、死産についての表現があります。苦手な方は閲覧をお控えください。また、医療行為や症状については専門家にお尋ねください。

思わぬ体調の変化、その原因は…

突如かばのきさんを襲った悪寒、そして全身の震え。
病院で診てもらうと、貧血はあるものの、大きな異常はなく、ストレスによる症状ではないかと診断されます。

念のため一晩の入院を勧められるも、かばのきさんの希望により帰宅。
翌日、体調は落ち着いたため、こつぶちゃんと思い切り遊んで、日常を取り戻そうとするのでした。

▼産後の悪寒は、発熱を伴わない場合はホルモンバランスの急激な変化や出産の疲労やストレスによる生理的な現象と考えられています。入院中の数日間だけでも、処置の苦痛や赤ちゃんの出産、面会と目まぐるしい心身の変化があったかばのきさん。想像以上にストレスが溜まっていたのかもしれません。


心身の疲れは知らないうちに溜まってしまうもの。こつぶちゃんと思い切り遊びたい気持ちはわかりますが、出産後数日は安静に過ごすほうが良いでしょう。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター かばのき

ベビーカレンダー編集部

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