お金を貯めるためにおさがりをもらい回るも収穫ゼロ！断られてもめげない図々しさ。ママ友全員に嫌われた私｜ママ広場マンガ

ルミ子さんは、夫と２人の子どもと暮らす主婦。夢のマイホーム購入に向けて、塵も積もれば山となる精神で節約に奮闘する日々を送っていました。そんなある日、ママ友からおさがりでブランド物の子ども服をもらいます。「おさがりってリサイクルになるし、お金は浮くしでメリットだらけじゃん！」そのことに気付いたルミ子さんは、保育園でママ友に声をかけて子ども服のおさがりを集め始めました。集めたおさがりはブランドや程度ごとに分けて、状態が良いブランド物はフリマアプリに出品・・・すると想像以上の売り上げが！ちまちま節約するよりも、もらったおさがりをフリマアプリで売ればもっと楽にお金を浮かせられることに気付きます。でも、送料や手数料がかかるのがもったいない・・・そう思ったルミ子さんは、さらなる節約術を思いつきます。それは、他のママさんから集めたおさがりを別のママさんに売ることでした。ルミ子さんは、お迎えのタイミングに合わせて保育園に行き、ママさんに片っ端から声をかけては、おさがりを１枚５００円で売りさばきます。結局その日は３人に買ってもらえて、まずまずの売り上げに。味をしめたルミ子さんは、その後もおさがりを売り歩き、気付けば手持ちのおさがりはすっかり完売したのでした。

もっとお金を貯めないと！新たなおさがりを調達するために保育園へ

フリマアプリは稼げるけど、売り上げから送料や手数料が引かれるのもったいないな・・・そう思った私は、もらったおさがりを別のママさんに売ってお金を稼ぐことにしました。断られることもあったけど、持ち前の明るさと営業トークで押し切ります。気付けば手元にあったおさがりはすっかりなくなりました。

「そろそろ体操服もなくなってきたな～また違う人に声をかけてみようかな」マイホームの購入資金を貯めるためにも、もっとお金を稼がないと。私は新たなおさがりを調達するため、保育園へ向かいました。

さっそくターゲット発見！私はすぐに駆け寄り、「ねぇねぇ、着ない体操服とかあったらもらえない？」と声をかけます。するとママ友は気まずそうに笑いながら、「えっあー・・・ごめんね、もうあげる約束してるんだー」と答えました。

「えっ、そうなの？今度着ない服あったらうちがもらってもいい？」と聞くと、ママ友は一瞬固まってから「うっ・・・うん」と返事をしました。売りものになりそうな体操服をもらえると思ったのに・・・残念。私は気を取り直して、近くにいたゆきちゃんママに声をかけます。

「ねぇ、着ない体操服とか持ってない～？」と聞くと、「あー・・・ごめんね、妹が着ててないんだ～」と申し訳なさそうに答えるゆきちゃんママ。またダメか・・・残念。私は「そっか、もし妹ちゃんが着なくなったらちょうだい～！」と言って、次のターゲットを探すことにしました。今日は幸先悪いな～。でも、声をかけ続けていればきっと誰かが譲ってくれるはず。私はめげずにおさがりを探し続けました。

その後も何人かのママさんに声をかけてみましたが、どれも空振りに終わりました。「もうあげる約束しちゃってて」「今は持ってないかな」「兄弟が使ってるの」返ってくるのはそんな言葉ばかり。これだけママさんがいるんだから、体操服の１枚や２枚すぐ手に入ると思ったのに・・・。

結局その日は収穫なし。おさがりの洋服は１枚も手に入りませんでした。「欲しかったのになぁ・・・」と心の中でため息をついていると、そらが「ねぇ、ママ・・・」と声をかけてきました。

そらは私に「うちってお金がないの？」と聞きました。思いがけない言葉に、私は「えっ」と驚きます。そらは悲しそうな顔で「みんなが『そらんちはビンボー』だって・・・」とつぶやきました。その瞬間、私の頭は真っ白にー・・・もしかして、そら、いじめられてる？

保育園での営業活動がきいたのか、もらったおさがりはすっかり完売。しかし、もっとお金を稼ぎたいルミ子さんは、新たなおさがりを調達するために保育園へ向かいました。ターゲットを発見するたび、「着ない体操服があったらもらえない？」と声をかけるルミ子さん。しかし、「もう約束しちゃって」「今は持ってない」「兄弟が使ってる」とことごとく断られてしまいます。結局その日は収穫なし。欲しかったのにな～と心の中でため息をついていると、そらくんが急に「うちってお金がないの？」と聞いてきました。
保育園のママさんたち、ルミ子さんにわざと体操服を渡さないようにしている気がしますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：dechi