アデル、トム・フォードの監督最新作で俳優デビュー！ アーロン・テイラー＝ジョンソン＆コリン・ファースらと共演

アデルが、トム・フォードの監督最新作『Cry to Heaven（原題）』で俳優デビューを果たす。昨年11月、2年にわたるラスベガスでの定期公演を終えた彼女は、音楽業を休止することを発表。「新曲の予定は一切ありません。公演のあとは長い休みを取ります。少しの間、ほかのクリエイティブなことをしてみたい」と語っていた。

グッチ（GUCCI）やイヴ・サンローラン（YVES SAINT LAURENT）のクリエイティブ・ディレクターを経て、自身の名を冠したブランドを立ち上げたトム・フォードは、2009年に『シングルマン』で映画監督として鮮烈なデビューを飾り、ヴェネチア国際映画祭でクィア獅子賞を獲得。2作目となった『ノクターナル・アニマルズ』（2016）では、同映画祭審査員特別賞を受賞した。

『Variety』によると、監督3作品目となる『Cry to Heaven（原題）』は、18世紀のイタリアを舞台にヴェネチアの貴族と生殖能力を失ったオペラ歌手という男性2人の人生が、予期せぬ形で絡み合う様を描く。1982年に発売されたアン・ライスの小説を原作にトム・フォードが監督・製作・脚本を手がける。現在、ロンドンとローマで撮影準備が進められており、来年1月から撮影を開始し、公開は2026年秋を予定しているという。

本作には、ニコラス・ホルト、アーロン・テイラー＝ジョンソン、キアラン・ハインズ、ジョージ・マッケイ、マーク・ストロング、コリン・ファース、ポール・ベタニー、オーウェン・クーパー、ダニエル・クイン・トイ、ハンター・シェーファー、タンディ・ニュートン、テオドール・ペルラン、ダリル・マコーマック、カシアン・ビルトン、ラックス・パスカルらが出演する。

Text: Tae Terai