1. トップ
  2. ファッション
  3. サファイアは30カラット超え。ロサンゼルス・ドジャース 山本由伸投手のテニスネックレスが話題に!

サファイアは30カラット超え。ロサンゼルス・ドジャース 山本由伸投手のテニスネックレスが話題に!

  • 2025.11.13
10月25日に行われたワールドシリーズ第2戦での山本投手。
World Series - Los Angeles Dodgers v Toronto Blue Jays - Game 210月25日に行われたワールドシリーズ第2戦での山本投手。

バットやグローブと同様、ジュエリーは昨今の野球のユニフォームに欠かせないものとなっている。選手たちがよく着用しているのはゴールドのチェーンネックレスだが、ロサンゼルス・ドジャースの投手であり、2025年のワールドシリーズMVPでもある山本由伸が愛用するネックレスがその華やかなデザインで注目を浴びている。

山本が試合で身につけたその話題のピースは、カリフォルニアの宝石店ハッピー・ジュエラーズ(HAPPY JEWELERS)が手がけた、鮮やかなサファイアが連なる14金のテニスネックレス。シーズン前に山本自身がハッピー・ジュエラーズのオーナー、ゲイブ・アリックに制作を持ちかけたという。「彼は私に『開幕戦で着けられるとびきりクールなものを作ってくれないか』と言ったんです」とアリックは語る。「ほかとは違うユニークなもの、そしてドジャーブルーを表現するものを欲しがっていました」

そこでアリックは、30カラット以上ものブルーサファイアをあしらった14金のテニスネックレスを山本のためにデザイン。「自分のお守りだと、チームの仲間たちにも言っているそうです。ピッチングするときは必ず着けてくれています」

シリーズのMVPに輝き、トロフィーを手にする山本由伸投手。
Toronto Blue Jays vs Los Angeles Dodgers, 2025 World SeriesシリーズのMVPに輝き、トロフィーを手にする山本由伸投手。

25年前にオレンジカウンティでハッピー・ジュエラーズをオープンしたアリックは、代々続く宝石商一家の2代目で、父も1973年にトルコのイスタンブールに店を構えている。アリックはドジャーズのファンを公言しているが、ほかのメジャーリーグ球団の選手たちにもジュエリーを提供している。「ハッピー・ジュエラーズは、選手たちの間でカリフォルニアで訪れるべきスポットとなりました」と彼は言う。「ドジャースやエンジェルスと対戦するチームの選手が新しいチェーンネックレスや、ガールフレンドや奥さんのために新しいジュエリーを買いに来たりするんです」

実際、ハッピー・ジュエラーズがメジャーリーグ選手たちに愛用されるきっかけとなったチームはドジャースではなく、シカゴ・ホワイトソックスだった。「野球選手ではない友人の紹介でハッピー・ジュエラーズを知ってくれたフランク・トーマスが、店に通い始めてくれたんです。そして今度はフランクと彼の妻のミーガンが自分たちの友人に紹介してくれて。そこから口コミがいろいろなチームの間で広まっていったんです」とアリックは言う。

エンリケ・ヘルナンデスもハッピー・ジュエラーズが手がけたテニス・ネックレスを着用。
World Series - Los Angeles Dodgers v Toronto Blue Jays - Game Sevenエンリケ・ヘルナンデスもハッピー・ジュエラーズが手がけたテニス・ネックレスを着用。
ヘルナンデスはほかにもレインボーサファイアのテニスネックレスを愛用している。
World Series - Los Angeles Dodgers v Toronto Blue Jays - Game 7ヘルナンデスはほかにもレインボーサファイアのテニスネックレスを愛用している。

山本はというと、チームメイトのエンリケ・ヘルナンデスからハッピー・ジュエラーズを紹介された。そのヘルナンデスも今シーズン、ハッピー・ジュエラーズにジュエリーを新たに依頼。デザインをすべて任されたアリックは、異なる色合いのブルーサファイアを使用した2連のテニスネックレスを制作した。ヘルナンデスはほかにも、アリックが手がけたレインボーサファイアのテニスネックレスやマルチカラーのルビーネックレスを所有している。

ハッピー・ジュエラーズのサファイア・テニスネックレス。
Yamamoto Still Lifeハッピー・ジュエラーズのサファイア・テニスネックレス。

だが、そんなヘルナンデスの2連ネックレスよりも世間の注目を集めているのが、山本のテニスネックレスだ。ハッピー・ジュエラーズはシリーズ閉幕直後から同じデザインのものをオンラインで販売開始しており、天然とラボグロウンのサファイアをそれぞれ使用したものを展開している。

ロサンゼルスはまだワールドシリーズ2連覇の余韻に浸っているが、アリックはすでに来シーズンを楽しみにしていると言う。「来年は、また山本選手のためにとてもユニークなものを作ると思います。プレシーズン用にと思ってあたためているアイデアが2、3個あります」

Text: Hannah Jackson Adaptation: Anzu Kawano

From VOGUE.COM

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる