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元ボス猫がまさかのイクメンに!? 保護猫“ほたて”の第二の人生

  • 2025.11.14

元ボス猫らしからぬおっとりぶりで人気者になったほたて(ミックス/推定9歳/♂)。同居する猫たちとのほのぼのとした日常を覗き見!

同居する猫たちとのほのぼのとした日常を覗き見!

初めましての取材陣に他の猫が退避する中、ほたてくんはカメラの前で堂々たる姿。

初めましての取材陣に他の猫が退避する中、ほたてくんはカメラの前で堂々たる姿。

近所のボス猫として名を馳せていた、元野良猫のほたてくん。そんな彼が、保護猫の預かりボランティア活動をし、20匹以上の譲渡をしてきた姉やんさんのもとで暮らすようになったのは4年ほど前のこと。

「実はその1年前に出会っていて、挨拶する仲ではあったのですが、当時の私は自分の飼い猫2匹(ナラ、シンバ)と保護していた猫たちのお世話でキャパオーバー。でも、しばらくして見かけたほたては、猫風邪のせいで鼻水が詰まり、ぐったりと元気もなくて、緊急保護することにしました」と姉やんさん。

その後、ほたてくんは猫エイズキャリアであることも発覚。姉やんさんはほたてくんの里親探しをやめ、正式に家族にすることを決意。晴れて安住の地を見つけたほたてくんは、ベッドやソファでおっさん座りして、白目をむいたままいびきをかいて爆睡、先住猫のナラちゃんやシンバくんには逆らわずに喧嘩を回避…みるみるうちに家猫へと豹変。

「私が保護した子猫が、母猫を求めてぽっちゃり体型のほたてのおっぱいを吸い始めても無抵抗。むしろ、お乳が出ないのに喜んでイクメンしていました(笑)」

元ボス猫とは思えぬおっとりぶりと鈍感力が魅力のほたてくん。今ではすっかり、姉やんさんのYouTubeチャンネルのアイドルです。

取材陣がシャッターを切り続けても、全く動じず。窓辺のベッドでのんびりお昼寝。
上目遣いのほたてくん
遊ぶほたてくん
ほたてくんは猫エイズキャリアの「りんご猫」。でも、人に感染しないし、発症せずに天寿をまっとうする猫も多い。血が出るほどの喧嘩をしなければノンキャリア猫とも同居可能だ。
ほたてくんと同居中のにゃんこたち。ほたてくんそっくりの保護猫、あさりちゃん(♀ 現在、里親募集中)。とっても臆病で、ずっと隅っこに。
姉やんさんちの気が強め長女、ナラちゃんは、姉やんさんを本当は独り占めしたい。
ナラちゃんの隣で息を潜めていたのは、内弁慶なシンバくん。

Instagramは@neko.desukedonanika

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・猫ですけどなにか?
・俺、ほたて

写真・山口 明 構成、文・野尻和代

anan 2469号(2025年10月29日発売)より

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