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妻の仕事「もう辞めたらいい」→勝手に“退職代行”手配した夫の奇行|風俗通いの夫を成敗した話

  • 2025.11.12

23歳のみちるは、初めての恋人である夫・健司と結婚し、おなかには子どもを授かり幸せいっぱいだった。しかしある日、健司のスマホから「ご来店ありがとうございました」という風俗店のメールを発見。他の女性と性的な行為をしていたことに、みちるはショックを受けて…。『風俗通いの夫を成敗した話』第2話をごらんください。

妊娠初期のつわりとマタハラで疲弊したみちるは、健司に対して頻繁に愚痴をこぼすようになっていた。そんなある日、夫は信じられない行動に出て…。

マタハラにひどいストレスを感じる

ママリ

妊娠がわかってからも、私は給食業の仕事を続けていた。でも、これが本当につらかった。給食室はただでさえ重労働なのに、上司からのプレッシャーがひどかったからだ。独身の女性上司は、私を見るたびに嫌味を言った。

「妊娠は病気じゃないんだよ?周りに迷惑かけないでよ」
「どうせすぐ辞める人がいるから、代わりの人を早く募集しないとね~」

いわゆるマタハラ紛いの言葉を浴びせられ、私のメンタルは毎日ボロボロ…。妊娠初期のつわりと上司の心ない言葉で疲れ切ってしまった。

「もう辞めたいよ…」
「また今日も嫌がらせされた…」

そう口にするたび、健司は黙って聞いてくれたけれど、私は辞めることも解決に向けて動くこともできず。仕事への不安と、辞めることへの不安の間で、ひたすらウジウジと揺れ動いてしまっていた。

よかれと思って依頼された退職代行

ママリ

マタハラが続く中、私は仕事の休憩中にも健司に愚痴を送信するようになっていた。

「もう仕事辞めたい。限界」
「お金は不安だけど、あの人たちと一緒にいるのはもう無理」

数分後、健司から返信があった。

「わかった。もう辞めたらいい。俺が手配するから」

「手配」という言葉の意味が、私には一瞬わからなかった。

「手配って…?」

すぐ返信したけど、それっきり返信はない。その夜、帰宅した健司に意味を聞くと、驚くべき言葉が返ってきた。

「手配の意味?退職代行に申し込んだってことだよ」

彼の行動は、私の意思を無視した暴走だった。

「は!?どういうこと?急に辞めるなんてそれは無理だよ、キャンセルして!」

健司は面倒そうにキャンセル作業をしたけれど、まさかそんな行動に出るなんてあっけに取られてしまった。今までそんな強引なことなんてする人じゃなかったのに。

その夜、私は健司がなぜそんな行動に出たのか答えが知りたくなり、寝室で眠っている健司のスマートフォンを手に取った。スマホの中の行動記録を見れば、夫が何を考えていたのか少しはわかるんじゃないかと思って。

信じられない事実が発覚

ママリ

確認すべきは退職代行業者とのやり取りのメールだけ。そう思いながらメールアプリを開いた、次の瞬間―――。視界に飛び込んできたのは「ご予約完了」や「ご来店ありがとうございました」と書かれた、風俗店からのメールだった。

件数は複数あり、直近の日付のものも含まれている。退職代行の話だけ知りたなかったのに、私の頭の中は真っ白になった。ドクン、ドクンと、心臓が耳元で鳴り響く。私をいつも思ってくれていたはずの夫が、私に嘘をついて、こんな場所へ…?

あまりにも突然で残酷な証拠に、私は動けなくなってしまった。スマホの画面に映る事実は、私たち夫婦の穏やかな日常が、決定的に崩れ去った瞬間を突きつけていた―――。

あとがき:優しさの仮面と、決定的な証拠

健司が退職代行に申し込んだことは、みちるが最も知りたくなかった真実を暴く引き金となりました。極限状態の精神で開いたメールアプリに、最も残酷な証拠が飛び込んでくる瞬間は、心臓が凍るような出来事です。

妊娠という人生の大きな節目に、夫の不貞を知るという二重の衝撃。みちるの動揺と絶望が痛いほど伝わってきます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ゆずプー

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