ずっと欲しかった「付き合おう」の一言が嬉しくない。簡単な女と思われていてショック。クズ男に恋した私｜ママ広場マンガ

引っ込み思案なミカさんは大学のインカレサークルで出会った優しくてイケメンなレンさんを好きになり仲良くなったものの「一番好きだけど付き合えない」と言われ続け曖昧な関係が続きます。それから時が経ち、社会人になったミカさんは大学を中退したレンさんとあまり連絡が取れなくなっていきます。それでもレンさんの「一番好き」という言葉を信じていたミカさんはたまに連絡をしてくるレンさんに服を買ってあげたり食事をご馳走してあげたりしていました。レンさんの友達のアツシさんから都合のいい女だとハッキリ言われたミカさんは信じたくなくて何度もレンさんにメッセージを送りましたが既読にもなりません。その後、バスケの集まりにレンさんが来ると聞いてミカさんが駆けつけると、レンさんの隣には知らない女性がいて「彼女」だと紹介され愕然。ショックで泣き明かしたミカさんは、翌日コンビニでバスケサークルでレンさんと仲良くしていたカナコさんとモカさんに偶然会い、話を聞いてもらっているうちにすっかり仲良くなりました。３人でよく遊ぶようになり、仕事も忙しく、失恋の傷も癒えてきた頃、ミカさん、カナコさん、モカさんの３人が遊んでいる時にレンさんから順番に３人に「会いたい」と同じ内容のメッセージが届きました。カナコさんがアツシさんに連絡すると、レンさんが彼女に振られたと教えてくれ、詳しい話を聞こうとアツシさんを呼び出しました。アツシさんによると、レンさんが彼女といる時に、レンさんから「一番好き」と言われていた女性が乗り込んできて「私かその女かすぐ選べ！」と泣いて暴れて迫ったそう。アツシさんがレンさんに彼女を連れてこの場から離れるよう伝えると、レンさんはお礼を言って慌ててその場を離れました。

「こんな簡単な女って思われてたんだ」彼からのメッセージにドン引き

アツシくんによると、自分がレンの彼女だと思っていた女性が、別の女性と付き合い始めたレンさんに大激怒して二人のところに乗り込んできたそう。

「・・で・・彼女もブチ切れで・・レンがフラれたってわけ」と、レンが彼女に振られた経緯を話してくれたアツシくん。

レンと彼女の修羅場が目に浮かび、カナコもモカも苦笑い。

「やばいよねー」「ねぇウケるよね」と言い合う二人の言葉に、私は「うん、本当にウケる」と言いながらも笑えませんでした。だって・・暴れてはいないけれど・・私もその女性と同じようなことをレンにしていたから・・。

自分のした行動に落ち込む私を見てアツシくんが「ミカちゃん、大丈夫？」と心配そうに声をかけてくれ、私は「あっ・・はい」と慌てて答えました。

「で・・レンからうちらに連絡が来たってわけね～」とモカが言うと、「あいつも懲りないからね」と呆れたように言うカナコ。私が何も言えないでいると、

ピロンッと私のスマホが鳴りました。「あ・・」スマホの画面には新着メッセージが表示されています。

レンからのメッセージでした。内容は「ミカ？あの時はごめん。オレ、気づいたんだ。ミカがいないとダメだって・・。ミカが一番だって。会いたい。会いたいよ。今度こそ付き合おう！俺の彼女になって！」というメッセージ。

レンからのメッセージをみんなに見せると、「ミカならまだ行けるって思ってるね・・」とカナコが信じられないといったように言い、モカは「ここまでくるとある意味すげーな」と呆れ顔。アツシくんは何も言いませんでしたが、何か考えているような表情。「私、こんな簡単な女って思われてたんだ・・」数ヶ月前までの私なら泣いて喜んだであろうレンからのメッセージですが、今は何も心が動きません。というか・・あんな酷い対応をしておいて私がまだレンのことを好きだと思っているなんて・・レンにとって私は本当に都合のいい女だったのだと再認識しました。

レンさんが彼女に振られた経緯をアツシさんから聞いたミカさん達。泣いて暴れたという女性にカナコさんとモカさんが引いているのを見て、暴れてはいないものの同じようにレンさんに「私が一番だって言ってくれてたよね？」と迫った自分を今となっては恥ずかしく思うミカさん。すると、ミカさんのスマホにまたレンさんからメッセージが届きました。「ミカがいないとダメだって気づいた。今度こそ付き合おう！俺の彼女になって！」というレンさんのメッセージを見たみんなは「ミカならまだ行けるって思ってるね」「ここまでくるとある意味すげーな」と呆れ、ミカさんは「私、こんな簡単な女って思われてたんだ」とショックを受けました。
彼女に振られたから今度はまだ自分のことを好きでいてくれそうなミカさんに言い寄るレンさん。ミカさんを軽く見ていることが本当に腹立たしいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く４児の母