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「受話器が握れない」「救急車はどう呼ぶの?」予期せぬ事態に体がフリーズ<父が亡くなったとき>

  • 2025.11.10

実家で暮らす40代マンガ家・大日野カルコさんが、高齢の父を亡くした日のことを描いたマンガ。突然の別れを迎えた家族は、そのとき何を感じ、どのように父を見送ったのでしょうか?
毎日5時に起きる父が8時になっても起きてこない。様子を見に行った母が目撃したのは……。

前日までいつも通り元気に過ごし、いつも通り布団に入ったカルコさんの父。翌朝も元気に起きてくるはずだったのですが…。

父はすでに冷たくなっていて…

「昨日まで元気だった人が翌日には死んでいる」なんてことが自分の身に起こるとは、考えていませんでした。

父の冷たい顔を触ったとたん、ザーっと血の気が引き、心臓もドクドク……。

自分の意思でコントロールできないくらい手が震えました。

受話器も持てないし、救急車を呼ぼうと思っても「119」が出てきません。

どうにか電話をかけたものの、半分夢でも見ているかのような感覚ではっきり受け答えもできず。救急隊員さんに喝を入れられてようやくわれに返ったのをよく覚えています。

父と同じ布団で頭を逆にして寝ていた母は、まったく気付かなかったそうです。

苦しそうなうめき声や身もだえなども一切なかったと話していました。

父は、眠ったまま亡くなったのかもしれません。

―――

不測の事態を前にし、頭が真っ白になった経験は誰にでもあるのではないでしょうか? 高齢とはいえ、予想だにしなかった父の死。救急車の番号がわからなくなったということからも、その衝撃の大きさが伝わり、胸が痛くなります。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター 大日野 カルコ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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