NY市の新ファーストレディはアーティスト！ ゾーラン・マムダニの妻ラマ・ドゥワジを知る

11月4日（現地時間）、ニューヨーク市民はニューヨーク州下院議員のゾーラン・マムダニを新しいニューヨーク市長に選びました。マムダニの隣で誇らしげに立っているのは、ニューヨーク市の新ファーストレディとなった、妻のラマ・ドゥワジです。

「ラマは僕の妻というだけではありません」とマムダニが語ったのは、今年に入ってからのこと。「彼女は素晴らしいアーティストで、彼女自身のやり方で知られるべき人です。僕の見解を批判するのはかまいませんが、僕の家族を批判するのはやめてください」

では、ゾーラン・マムダニの妻ラマとはどんな人物なのか、これまでに知られていることをご紹介します。

テキサス州ヒューストンの出身である

ラマは1997年にテキサス州ヒューストンに住むシリア系移民の両親の元に生まれました。父親はソフトウェアの開発者で、母親は医師。ラマが9歳の時に家族でドバイに移り、ここで高校まで通いました。

その後はカタールにあるヴァージニア・コモンウェルス大学カタール校の芸術学部に進学、2年生からヴァージニア州リッチモンドにある同大学のメインキャンパスで学びました。2019年に卒業すると、家族とともにドバイへ戻り、その後はニューヨーク市内にあるスクール・オブ・ビジュアル・アーツへ。2024年にはイラストレーションで美術学修士号を取得しました。

アーティストである

社会的、政治的なメッセージを込めた作品を数多く発表しているラマは、自身のアート観について「Yung」のインタビューで語っています。

「アートは重要だし、重要なツールだと信じていますが、長年の間に、自分の作品が人々を動かすことを期待するのはエゴから来るものだと感じるようになりました。以来、自分が作るものやその背後にある意味に誰もが引き込まれたり、共振したりすることを期待するのはやめました」「最近は、自分の経験や自分が大切にしていることについて作品を作ることに集中しています。私の作品に関する会話によって形成されるコミュニティは―オンラインでも、対面でも―自然にできあがるものなんです。私は自分が大切にしていることを大切にする人々のために作品を作っています。もし誰かを政治や、自分がその一部だとは思っていなかったかもしれないコミュニティについての会話に引き込むことができたとしたら、それは作品を作るという実際の目的に対するおまけです」

ラマはインスタグラムで頻繁に自身の作品をシェアしています。

また、Spotify、『ザ・ニューヨーカー』、『ワシントン・ポスト』、BBC、Appleと仕事をしてきました。

ゾーランとは「Hinge」で出会った

2021年、アーティストとしてのキャリアをスタートさせるためにニューヨーク市に引っ越してきたラマは、マッチングアプリ「Hinge」を通じてゾーランと出会いました。

その後2024年に婚約、2025年初めにニューヨーク市庁舎で民事婚を執り行ったふたり。市庁舎へは地下鉄で往復したそう！

ゾーラン・マムダニは2026年1月にNY市長に就任する予定です。

From : Town & CountryTranslation : Mayuko AkimotoPhotos : Getty Images、Courtesy of Instagram@ramaduwaji、zohrankmamdani

※この翻訳は、抄訳です。※この記事は、2025年11月9日時点のものです。