【2025最後の“水星逆行”注意報】11月10日（月）〜11月30日（日）水星が射手座→蠍座へサインをまたぐこの時期に注意すべき事は？

2025年11月10日から30日まで、水星が逆行の期間に入ります。この時期は「伝達ミス」や「予定のずれ」など、ちょっとした行き違いが起こりやすいと言われているタイミング。今回は、そんな水星逆行期を穏やかに、そして自分らしく過ごすためのヒントをお届けします。

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今年最後の“水星逆行”は11月10日（月）〜11月30日（日）※世界時では11月9日〜11月29日

惑星位置の時系列表、エフェメリスより。Rは逆行（Retrograde）、Dは順行（Direct）を示します。
Swiss Ephemeris © Astrodienst AG（www.astro.com）

2025年11月10日（月）〜11月30日（日）は、今年最後の水星逆行期間。年末へ向けて、スピードを上げて駆け抜けたくなる11月ですが、占星術観点から読み解くと、星の流れは冷静にブレーキをかけようとしている模様。外に向いていたエネルギーを一旦、内側に向けるタイミングなんです。

とはいえ、“逆行”といっても、実際に惑星が逆走しているわけではないのであしからず。地球も水星も太陽のまわりを反時計回りに回っています。ですが、公転のスピードが違うために、地球から見ると水星が一瞬、後ろに戻っているように見えることがあるんです。例えるなら、新幹線や電車で隣の車両が後ろへ動いて見えるような、あの錯覚。

占星術において水星は、コミュニケーション・移動・情報・通信・思考力、仕事の進め方を象徴する惑星。この“水星”が逆行するわけですから、そういった分野で“すれ違い”や“停滞”が起こりやすい。同時に外向きの流れが内側へ返るサインとしても捉えられます。「なんとなく慌ただしい」「気持ちが追いつかないな」と感じていたことを、星が「ここでひと息つこう」と合図を送ってくれているかのようです。

今回の“水星逆行”は射手座から蠍座へと星座をまたぐ。さらに土星＆木星も逆行中！

また今回の水星逆行は、射手座で始まり、蠍座へと星座をまたいで戻る珍しい流れ。前半の“水星逆行”射手座期（特に11/10〜19）は、拡大・理想・冒険のサイン。広がった世界の中で「どこへ向かいたいのか？」を再確認するような時間。勢いのまま前へ進むよりも、自分の言葉や理想の方向性を整えることが大切に。「どんな未来を描きたいのか？」、「なぜそれを選ぶのか？」そんなことを見つめ直すと、次の一歩がより確かなものになりそうです。

一方、後半の“水星逆行”蠍座期（特に11/20〜30）は、射手座で広げた思いや計画を“深める”フェーズ。表面的なつながりや言葉よりも、本音でつながれる安心感を大切に。人との信頼関係や自分の本音に向き合うことで、これまでの迷いや違和感が自然と整っていきやすいタイミングかもしれません。さらに同時期には、木星と土星も逆行中。スピードをいったん落として、日常の仕組みや心の土台を整えることにスポットが当たります。

今回の“水星逆行”期間注意報まとめ

✔︎メールや連絡はダブルチェックを。
宛先・日付・添付を確認。焦りは誤解のもと。

✔︎海外旅行や交通の変更にも柔軟に。
移動には余裕をもって、慌ただしさを回避。

✔︎言葉はやわらかく、丁寧に。
短い返事よりも、感謝や思いやりのある一文を添えて。

✔︎新しいことより“見直し”を。
途中で滞っていた企画や関係、資料などを整えると◎。

✔︎自分の内側と向き合う時間を。
「今の私に本当に必要なことは？」を、静かに見つめ直してみる好機。

✔︎契約の不備には注意
財産、不動産にまつわる詐欺や甘い話には特にご注意を。

星がくれる“見直しの3週間”は、立ち止まって深呼吸をする時間。自分らしいリズムに整えて、軽やかに新年へ向かいたいものです。また、水星は年に3〜4回ほど逆行します。次回の水星逆行は、2026年2月26日〜3月20日。次回も見直しの合図として“逆行注意報”をお届けしますね。