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「BTSと同じ会場からスタートしたい」。CORTIS(コルティス)が日本初のショーケースで語った思いとは。

  • 2025.11.6

2025年8月18日のデビューから、わずか2ヶ月。CORTIS(コルティス)が渋谷のSpotify O-WESTで日本で初のショーケースを披露した。初来日にして、2回に分けて公演を行ったが、彼らにとってこの会場はすでに狭すぎたようだ。

【CORTIS(コルティス)とは?】>>全貌が明らかに! デビュー前から話題騒然の5人組、CORTIS(コルティス)とは何者?

(左から)MARTIN(マーティン)、KEONHO(ゴンホ)、SEONGHYEON(ソンヒョン)、JUHOON(ジュフン)、JAMES(ジェームス)の5人から成るCORTIS。TOMORROW X TOGETHERやENHYPEN、LE SSERAFIM、ILLITといった錚々たる先輩アーティストのヒット曲の制作や振り付けに参加していたメンバーが所属する新時代のヤングクリエイタークルーだ。

11月5日の今回、開催されたのは9月8日にリリースしたThe 1st EP『COLOR OUTSIDE THE LINES』を記念したショーケース。

会場は始まる前から熱気に包まれていて、世界中から集まったファンたちが彼らをひと目見ようとごった返している。同9月に発表された米「ビルボード200」で『COLOR OUTSIDE THE LINES』が15位の快挙を記録したことも記憶に新しい。

確かに、こんなに近くで見られる機会なんて、もうなかなかないのかもしれない。

2日前に東京ドームで開催されたライブイベント「MUSIC EXPO LIVE 2025」でも、4万人もの観客を動員し、TOMORROW X TOGETHERやENHYPEN、BE:FIRST、Number_i、HANAといった今をときめくアーティスト群が次々と登場する中で、CORTISへの歓声は凄まじかった。

「MUSIC EXPO LIVE 2025」でも今回のショーケースでも感じたのは、デビューからまだ3ヶ月も経っていない、ましてやメンバー全員がUnder20歳の新生グループなんて思えないほど、会場の空気をものにしているということ。広いステージや初めて足を踏み入れた場所、大きな歓声に圧倒されることなく、自分たちが最も浸りきっている表情で、本当に楽しそうにパフォーマンスをする姿には感動を覚える。

ショーケースのスタートを飾ったのは、ヒップホップとポップの境界に立つ曲調とダンスがクセになる「GO! 」。そして、5人の一体感が見事な「JoyRide」、会場がモッシュ状態になった「What You Want」へと続く。

トークパートでは、O-WESTで開催された理由が明らかに。

BTSが2013年に初めてショーケースを行った場所、O-WESTで「自分たちもここから始めたい」(KEONHO)と選んだのだと言う。

JUHOONは「いつかBTS先輩やTOMORROW X TOGETHER先輩に続いて世界中のスタジアムを埋め尽くすアーティストになりたい。今日がその最初の一歩だと思います」とコメント。MARTINは「J-HOPEさんからは、周りの方々への感謝と謙虚さを忘れずにと言われました」とアドバイスをもらったことを告白した。

SEONGHYEONは「先輩方の足跡をたどっていけるように一生懸命ベストを尽くしたい」JAMESは「皆さんサポートありがとうございます。我々とずっと一緒に旅をしてくれるとうれしいです」と語った。

熱く、爽やかな汗が5人の頬を滴る中、4曲めには「FaSHioN」、そしてアンコールで「FaSHioN(encore ver.)」と「GO!(encore ver.)」を披露し、ショーケースの第一部は幕を閉じた。

MCの中で彼らが強く、印象的に話していたのは、"自分らしさ"だった。

「一番こだわりながら作業をしている部分は、やはり自分たちらしさだというところです。そこにポイントを置いてクリエイティブを行っています。いくらいい曲や歌詞ができたとしても、これは本当に"僕たちらしいのだろうか?"というところに立ち返って、みんなで頭を悩ませて作っています」

自分たちの頭脳とエモーション、どちらもぶつけ合って生み出したクリエイティブだからこそ、あんなにも物怖じせず、惜しみなくパフォーマンスを昇華させることができる。彼らの達観した出立ちとステージの理由が合致した瞬間だった。

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