「絶対におやめください」映画館で…非難殺到した観客の行為にアニメ公式が注意喚起「本当になくなって」「やめて」

2025.11.14

現在、『呪術廻戦』など劇場公開中の映画を盗撮した映像がインターネット上に投稿されるという問題が、深刻化しています。多くのファンが楽しみにしている作品の映像が、無断でSNSに投稿されているのです。

こうした状況を受け、『呪術廻戦』アニメ公式X（旧Twitter）アカウントは、2025年11月11日に日本語と英語の両方で注意喚起の投稿を行いました。

投稿によると、現在公開中の『劇場版呪術廻戦「渋谷事変特別編集版」×「死滅回游先行上映」』について、盗撮された画像や映像がインターネット上に掲載されていることが確認されたとのことです。

呪術廻戦公式が盗撮に警告「10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金」

『呪術廻戦』アニメ公式X（旧Twitter）アカウントは、劇場における映画の盗撮行為は「映画の盗撮の防止に関する法律」（映画盗撮防止法）により犯罪であると明記。さらに、盗撮された映像をX（旧Twitter）やYouTube、TikTok、Facebook等にアップロードする行為は、著作権の侵害にあたると説明しています。

違反した場合の罰則についても具体的に示されており、映画盗撮防止法および著作権法に違反した場合、10年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科される可能性があるとのこと。

さらに、「皆さまに安心して映画を楽しんでいただくためにも、盗撮・無断投稿などの行為は絶対におやめくださいますようお願い申し上げます」と呼びかけています。

英語版の投稿も同時に行われており、海外のファンに向けても同様の注意喚起がなされています。

鬼滅の刃、チェンソーマンでも同様の問題が発生

この問題が起きているのは、『呪術廻戦』だけではありません。

『鬼滅の刃』公式Xアカウント（@kimetsu_off）も、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章猗窩座再来』の盗撮映像がインターネット上に見られる、と投稿しています。

「劇場での映画の盗撮行為は犯罪です」と明言し、「悪質な著作権侵害に対しては、刑事告訴を含む厳正な対処をしていく所存です」と強い姿勢を示しました。

同様に、『チェンソーマン』公式アカウント（@CHAINSAWMAN_PR）も、劇場版『チェンソーマンレゼ篇』について、劇場で盗撮された画像や映像がインターネット上に掲載されていることが確認されたと発表。

「盗撮された映像をSNSや動画共有サイト等にアップロードする行為も、著作権の侵害であり、犯罪です」と注意を促し、「悪質な著作権侵害行為に対しては、刑事告訴を含め、厳正に対処を進めて参ります」としています。

映画の盗撮はどのような罪になるのか？

では、映画を盗撮したり、SNSに投稿したりすると、具体的にどのような罪に問われるのでしょうか。

映画の盗撮は、「映画盗撮防止法」により犯罪とされています。劇場内で映画を録音・録画する行為は、たとえ個人的に楽しむ目的であっても違法です。

さらに、盗撮した映像をSNSにアップロードする行為は、著作権法における「複製権」や「公衆送信権」を侵害する行為にあたります。

著作権法に違反した場合、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、またはその両方が科される可能性があります。

また、違法にアップロードされた動画を保存（ダウンロード）する行為も、違法ダウンロード禁止規定に該当し、2年以下の懲役または200万円以下の罰金の対象となることがあります。

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作品とクリエイターの権利を守ろう

今回は、劇場公開中のアニメ映画で盗撮行為が相次いでいることについてご紹介しました。

SNS上では、「盗撮も違法動画投稿も本当になくなって欲しい」「犯罪なのはもちろん、ちゃんと見たいのでやめてほしい」といった声が寄せられています。

映画は多くのクリエイターが時間と情熱をかけて作り上げた作品です。盗撮や無断投稿は重大な犯罪行為であり、作品を楽しみにしているファンにとっても迷惑な行為です。

もし違法動画を見かけたら、SNSの通報機能を活用したり、公式の問い合わせ窓口に連絡したりすることで、作品とクリエイターの権利を守っていきたいですね。

参考：
『呪術廻戦』アニメ公式（@animejujutsu）
鬼滅の刃公式（@kimetsu_off）
チェンソーマン【公式】（@CHAINSAWMAN_PR）

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