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「本気で面白い」「NHK様ありがとう」“並外れたクオリティ”に絶賛の嵐…「最高傑作」と称される名ドラマ

  • 2025.11.30

しばらくその世界から抜け出せなくなるような素晴らしい名作。それは単なる娯楽を超えて、私たちの「当たり前」を問い直すきっかけをくれる作品たちです。今回は、派手な演出ではなく、物語そのものの強さで圧倒する傑作を5選セレクトしました。

本記事では、第3弾として、ドラマ『団地のふたり』(NHK)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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第67回ブルーリボン賞授賞式 小泉今日子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『団地のふたり』(NHK)
  • 放送期間:2024年9月1日~11月3日

団地で育った幼なじみの野枝(小泉今日子)と奈津子(小林聡美)は、結婚や仕事に奔走した若い頃を経て、再び団地に戻って暮らし始めます。互いの小さな失敗も誇りも、初恋の行方さえも知り尽くしているため、今さら取り繕う必要はありません。ご飯を一緒に食べ、冗談を言い合いながら、へこんだ心をふわりと膨らませていきます。

古くなった団地では、50代の二人もまだ「若手」とされます。子どもの頃から顔なじみのおじちゃん・おばちゃんの家を手伝い、網戸を張り替えたり、昭和の品をネットで売ったりします。時代遅れのガラクタも、誰かにとっては宝物になります。思いがけず高値で売れれば、その日の食卓は少し豪華になります。

新しく越してくる住人たちも、それぞれ事情を抱えています。助け合いながら、変わらないようで少しずつ変わっていく団地のコミュニティ。「幸せとは何か」を問いかけながら、まったり、さらり、時にほろりと日々を重ねていきます。懐かしさとユーモアに包まれた、人生の後半戦を描く温かな物語です。

自然体の輝き――小泉今日子の快演

NHKドラマ『団地のふたり』は、NHKならではの緻密な演出と映像美で、団地を舞台にした人間模様を鮮やかに描き出しています。生活感あふれる小道具まで徹底的に作り込まれ、視聴者はまるで団地に住んでいるかのような臨場感を味わうことができます。NHKの驚異的なクオリティは、単なるノスタルジーではなく、現代に生きる人々の孤独や絆をリアルに映し出す点にあります。

そして最大の見どころは、小泉今日子さんの快演です。彼女が演じる野枝は、人生の浮き沈みを経験しながらも、肩の力を抜いて生きる女性。小林聡美さん演じる奈津子との掛け合いは自然体で、長年の友情がそのまま画面に溶け込んでいます。小泉さんの表情や間の取り方は、笑いと切なさを同時に伝え、視聴者の心を揺さぶります。

本作は、団地という小さな共同体を通じて「幸せとは何か」を問いかける物語です。助け合いながら暮らす人々の姿は、時代が変わっても失われない人間の温かさを思い出させてくれます。ユーモアと哀愁が交錯する日常の断片を、NHKならではの精緻な演出と俳優陣の快演で描き切った、珠玉の作品です。

NHKの驚異的クオリティが描く温もり

NHKドラマ『団地のふたり』は放送直後からSNSで大きな反響を呼びました。「最高に楽しかった」「本気で面白い」「最高傑作」といった声が相次ぎ、視聴者の心を掴んだことがうかがえます。特に小泉今日子さんと小林聡美さんの掛け合いに「自然体で笑えて泣ける」「二人の空気感が心地よい」と称賛が集まりました。

また「NHK様ありがとう」「このクオリティはさすが」と制作への感謝を伝える投稿も目立ち、映像美や細部まで作り込まれた団地の描写に感動する声が広がっています。さらに「続編をぜひ!」と続編を望むコメントも多く、作品が視聴者にとって日常の癒しや希望となったことが伝わります。懐かしさとユーモア、そして温かさが、多くの人々に共感を呼び起こしました。

『団地のふたり』は、NHKの驚異的なクオリティと俳優陣の快演によって、視聴者に深い余韻と称賛を残した珠玉のドラマです。


※記事は執筆時点の情報です