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「度肝抜かれた」「過激すぎて衝撃」“生々しい描写”に騒然…「ここまでするとは…」若手女優の“体当たり演技”が光る名映画

  • 2025.11.27

人間の感情や葛藤をここまでリアルに描き出せるのか――。画面越しに目の前の人物が息づき、心の奥底に潜む喜びや苦しみ、怒りや絶望が生々しく伝わってくると、思わず息を呑んでしまいます。今回は、圧倒的な演技力によって観る者の心を揺さぶり、強烈な衝撃を与える作品を5本セレクトしました。演じる者の熱量が、そのまま物語の力となって迫る瞬間を、ぜひ体感してください。

本記事では第5弾として、映画『ひらいて』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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プロ野球交流戦阪神対楽天の始球式に参加した山田杏奈(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『ひらいて』(ショウゲート)
  • 公開日:2021年10月22日
  • 出演者:山田杏奈、作間龍斗、芋生悠

成績優秀で明るく、クラスでも目立つ存在の愛(山田杏奈)。彼女は同級生のたとえ(作間龍斗)に長く片思いをしていました。寡黙で聡明、どこか影を持つたとえの魅力は、自分だけが知っていると信じていた愛。しかしある日、彼に「秘密の恋人」がいることを知ります。その相手は病気がちで目立たない美雪(芋生悠)。愛の心は張り裂けそうな悔しさに支配され、「好きな人の好きな人を奪う」という危うい衝動に突き動かされていきます。やがて彼女は美雪に近づき、三人の関係は予想もしなかった形へと展開していくのです。青春の光と影、欲望と嫉妬、そして「誰にも言えない本音」を行動に移してしまう危うさを鮮烈に描き出す本作は、観る者に強烈な余韻を残す群像劇となっています。

首藤凜監督が挑む映像化──映画『ひらいて』

映画『ひらいて』は、芥川賞作家・綿矢りささんの同名小説を映画化した渾身の青春ドラマです。

監督・脚本を務めた首藤凜さんは、多感な時期にこの物語と出会い、「この映画を撮るために監督になった」と語るほど思い入れの深い作品なのだとか。公式サイト内でも、次のようにコメントしています。

綿矢りささんの『ひらいて』を初めて読んだ17歳の冬から、この映画を撮るために生きてきました。静かな戦いのような撮影期間、そうずっとあなたに会いたかったのだと思う瞬間が幾度もありました。歪な彼女たちの青春でもって、世界にはこんなやり方が無数にあるのかもしれないと予感されるように、私の才能と熱の全てを使います。出典:『ひらいて』公式サイト

そんな本作、原作が持つ文学的な鋭さと、青春の生々しい感情をスクリーンに鮮烈に焼き付けました。原作ファンからも、「原作の魅力を見事に表現していた」「まさか映像化できるとは…」と大きな称賛を集めていました。

綿矢りさ原作『ひらいて』、若手俳優陣が体現する危うい恋の物語

映画『ひらいて』の見どころは、主演の山田杏奈さんの熱演にあります。彼女が演じる愛は、明るく成績優秀でクラスの人気者という表の顔を持ちながら、心の奥底では同級生・たとえへの強烈な片思いに揺れ動く少女です。その感情が「好きな人の好きな人を奪う」という危うい衝動へと変わっていく過程を、山田さんは繊細かつ大胆に体現し、観客を強く引き込みました。

映画『ひらいて』は、「過激すぎて衝撃」「度肝抜かれた」「あまりにも生々しい」とSNSで驚きの声が溢れるほど、衝撃的な生々しさで魅せてくれます。特に、主演・山田杏奈さんの演技の幅に圧倒された感想が多く、「山田杏奈さんの代表作になる」「強烈すぎてビックリ」「体当たり演技が素晴らしい」「ここまでするとは…」と絶賛されています。

さらに、作間龍斗さんが演じるたとえの静かな存在感、芋生悠さんが演じる美雪の儚さが、愛の暴走する感情と対比され、三角関係の緊張感を高めています。高校生たちの生々しい描写に「胸に刺さる」と共感するコメントも多数寄せられており、若手俳優陣の瑞々しい演技と、首藤監督の鋭い視点が融合した本作は、青春の光と影、欲望と嫉妬をリアルに描き出す必見の一作です。

観客からは「余韻が長く残る」と絶賛され、「10回以上観た」という驚異のリピーターが相次ぐほど、青春映画の新たな傑作として評価されています。


※記事は執筆時点の情報です