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「マジか…」「ショック」“突然の放送延期”にファン落胆…それでも「待っててよかった」絶賛を集めた傑作アニメ

  • 2025.12.3

長きにわたり愛され、称賛を集め続ける名作。その創作の源泉と、時代を超えて人々を惹きつける普遍的な魅力に、静かに光を当てます。本記事では、そんな称賛集まる傑作を5選セレクトしました。

今回は、第3弾として、TVアニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II』(AT-X 他)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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GoogleGeminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦Season II』(AT-X 他)
  • 放送期間:2024年7月10日〜7月30日、2025年4月10日〜6月26日
  • 声優:小林裕介、雨宮天 ほか

科学技術が発達した帝国と、星霊術を操るネビュリス皇庁は、長きにわたり戦争を続けてきました。帝国の剣士イスカ(CV:小林裕介)と“氷禍の魔女”アリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世(CV:雨宮天)は、激闘の中で互いの理想に触れ、次第に惹かれ合うライバルとなっていきました。独立国家アルサミラで帝国と皇庁の陰謀を破った二人は、再会を誓いそれぞれの道へ――。

アリスリーゼ(以下・アリス)の妹シスベル(CV:和氣あず未)との取引により、イスカは皇庁へ護衛として潜入。一方、アリスはシスベルの捜索隊として皇庁都市リースバーテンを訪れ、思いがけず再会を果たします。互いの想いが再び燃え上がる中、皇庁では帝国の内通者「純血種・被検体E」が暗躍し、「女王捕獲計画」が動き出そうとしていました。運命に翻弄されながらも、イスカとアリスは世界の分断に抗い、希望をつなごうとします。

再会は運命か、それとも罠か──放送延期も。『キミ戦 Season II』イスカとアリスの交錯する理想

TVアニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II』は、細音啓氏によるライトノベル『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(ファンタジア文庫・KADOKAWA刊)を原作としたアニメ化作品です。

科学技術の帝国と星霊術を操るネビュリス皇庁が対立する世界を舞台に、帝国の剣士・イスカと“氷禍の魔女”アリスリーゼの再会と葛藤を描いた物語です。2人は互いの理想に惹かれながらも、国家の謀略や内通者の暗躍に翻弄されてしまいます。2020年10月7日から第一期が放送され、第二期となる本作では、妹・シスベルの登場や皇庁潜入など、より複雑な人間関係と政治的駆け引きが展開され、物語は新たな局面へ。宿命に抗う二人の想いを圧倒的なスケールで描きました。

第二期は2024年7月より放送がスタート。しかし、第5話以降は制作上の都合によりまさかの一時延期の事態に。ファンの間では「マジか…」「ショック」などの驚きの声とともに、「作画クオリティを保つためなら待つ」といった理解の声も多く、作品への期待はむしろ高まる結果になりました。2025年4月からの再放送を経て、5月より延期されていたエピソードが順次放送され、物語はついに核心へと進みます。見どころは、イスカとアリスの再会とすれ違い、そして皇庁に潜む内通者「被検体E」の暗躍。さらに、妹シスベルとの複雑な関係や、帝国の「女王捕獲計画」など、政治的陰謀と個人の想いが交錯する展開が続きます。延期を経て磨き上げられた映像美と緊迫のストーリーが、視聴者を再び物語の渦中へと引き込みました。

分断された世界で燃え上がる想い──『キミ戦』イスカとアリス、運命への抗い

放送延期を経て再始動した本作。SNSでは「待っててよかった」「作画がさらに美しくなってる」といった喜びの声が相次いでいます。特に、イスカとアリスの再会シーンには「尊すぎて息が止まった」「この距離感がたまらない」と感情を揺さぶられた視聴者が続出。妹・シスベルの登場や皇庁潜入といった新展開にも「政治劇が本格化して面白い」「見応えある」と高評価が集まっています。

イスカとアリスの関係性は、敵同士でありながら互いを理解しようとする姿勢が胸を打ち、「分断された世界でも心は通じる」と視聴者に希望を与えてくれます。美麗な作画と緻密な政治描写、そしてキャラクターたちの葛藤が絶妙に絡み合い、物語に深みを与えています。延期を経てさらに磨かれた演出は、まさに待つ価値のある一作です。


※記事は執筆時点の情報です