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「よく地上波で流せたな」「まさか地上波で観れるなんて…」“あまりの過激描写”に騒然…豪華キャスト陣が魅せた名作ドラマ

  • 2025.12.2

近年、衝撃的な映像表現や猟奇的な事件描写で視聴者を惹きつけるドラマが数多く制作されています。中でも、地上波では放送できないレベルの過激描写を盛り込みながら、骨太なストーリーで高い評価を獲得した作品が注目を集めています。今回は、そんな“度肝を抜く過激描写で魅せた名作”の中から、2017年放送のドラマ『プラージュ ~訳ありばかりのシェアハウス~』(WOWOWプライム)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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劇場版『鬼平犯科帳 血闘』公開記念舞台あいさつに登壇した中村ゆり(C)SANKEI
  • 作品名:連続ドラマW『プラージュ ~訳ありばかりのシェアハウス~』(WOWOWプライム)
  • 放送期間:2017年8月12日~2017年9月9日(全5話)
  • 出演者:星野源、仲里依紗、眞島秀和、中村ゆり、渋川清彦、スガ シカオ、石田ゆり子

本作は、誉田哲也さんの小説を原作とした、様々な過去を背負った“訳あり”の住人が集うシェアハウスを舞台にした物語です。監督は吉田康弘さん、脚本には大浦光太さんと監督を務めた吉田康弘さんも参加し、ミュージシャンとしても活躍する星野源さんが主演を務めました。

主人公の吉村貴生(星野源さん)は、旅行代理店で働く冴えないサラリーマン。仕事のストレスから逃れるために訪れた先で、よく分からないまま覚醒剤を打たれてしまい逮捕されます。執行猶予つきで釈放されるも、会社はクビ、住んでいた部屋は火事で焼けてしまいます。

そんな貴生が辿り着いたのが、1階にカフェを構えるシェアハウス「プラージュ」。オーナーの朝田潤子(石田ゆり子さん)が迎えてくれ、小池美羽(仲里依紗さん)、野口彰(眞島秀和さん)、矢部紫織(中村ゆりさん)、中原通彦(渋川清彦さん)、加藤友樹(スガシカオさん)らと、共同生活を送ることに。

さまざまな事情を抱えた住人たちの歩んできた過去と現在を描きながら、真の償いと赦しの意味を問いかけます。

WOWOWならではの踏み込んだ表現が話題に

本作が話題となったのは、有料放送WOWOWならではの過激な描写の数々でした。前科者たちの生々しい過去や、薬物使用のシーン、暴力描写など、地上波では到底放送できないような表現が随所に見られました。

視聴者からは「なかなかに過激」「地上波で作るのは無理だろう」といった声が上がるほどの本作品は、まさにWOWOWだからこそ実現できた意欲作だったのです。

異例の地上波放送に驚きと感謝の声

当初WOWOWで放送された本作ですが、その後に一部地域の深夜枠で地上波放送されたことも大きな反響を呼びました。過激な描写を含む作品が地上波で視聴できることに、多くのファンが驚きの声を上げたのです。

「まさか地上波で観れるなんて…」といった感謝や驚きのコメントがSNS上に多数投稿。WOWOWに加入していない視聴者にとって、地上波での放送は貴重な機会となったのです。深夜の放送枠とはいえ、過激なシーンが放送されたことに、「よく地上波で流せたな」と驚く声も見られました。

中村ゆりさんの繊細かつ迫力ある熱演

本作で特に注目されたのが、中村ゆりさんが演じた矢部紫織の存在感でした。紫織は元カレの影響でコカイン所持の容疑で逮捕歴がある女性で、普段は明るく関西弁でツッコミを入れる親しみやすいキャラクター。

中村ゆりさんの快演に、視聴者からは「怖いくらいリアル」「普段の明るさと狂気のギャップがすごい」といった評価が寄せられました。特に、指名手配中の元カレが金をせびりに来るシーンでは、怒りが溢れ出る紫織の姿が生々しく描かれ、観る者に強烈な印象を残しました。

重いテーマを扱う本作において、彼女の熱演は欠かせない要素となっていたのです。

豪華キャスト陣の熱演が魅せた名作

『プラージュ ~訳ありばかりのシェアハウス~』は、前科者という社会から爪弾きにされた人々の再生を描いた意欲作でした。星野源さんをはじめとする豪華キャスト陣の熱演、そしてWOWOWならではの踏み込んだ表現によって、真の償いと赦しの意味を問いかける重厚なドラマに仕上がっています。

過激な描写が話題となった一方で、作品の根底にあるのは「誰もがやり直せる」という温かいメッセージです。暗い過去を背負いながらも、懸命に生きようとする住人たちの姿には、思わず涙するシーンも多くあります。地上波では実現困難な表現を用いながら、視聴者の心に深く刻まれる作品となりました。

各種配信サービスでも視聴可能となっており、見逃した方やもう一度じっくり観たい方にもおすすめです。全5話という比較的短い構成ながら、濃密な人間ドラマが詰まった本作を、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。


※記事は執筆時点の情報です