1. トップ
  2. 「開始5分でかなり面白い」「控えめに言っても神ドラマ」“開始直後から虜にする”至極の完成度…放送から2年 “飛び交う絶賛の声”

「開始5分でかなり面白い」「控えめに言っても神ドラマ」“開始直後から虜にする”至極の完成度…放送から2年 “飛び交う絶賛の声”

  • 2025.12.8

ドラマの中には、物語の常識を軽々と飛び越えていく異色設定な内容で話題に上がる作品が多くあります。大胆な構造やクセのあるキャラクター、予測不能な展開に惹かれ、気づけば「次の話も見たい」と手が伸びてしまうー―。そんな独特の中毒性を持つ作品は、近年ますます存在感を増しています。今回は、そうした“異色設定がクセになるドラマ”を取り上げる特集の第1弾としてドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(カンテレ、フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

undefined
映画『緊急取調室 THE FINAL』完成報告会見に出席した天海祐希(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(カンテレ、フジテレビ系)
  • 放送期間:2023年4月17日〜2023年6月26日
  • 出演者:天海祐希、松下洸平、白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオル ほか

合理的にあり得ないような不条理がまかり通る現代。元弁護士で頭脳明晰、そして変装を武器とする女探偵・上水流涼子(天海祐希)は、IQ140を誇る相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、さまざまな依頼に挑みます。手段を選ばず大胆に突き進む涼子と、その行動を冷静な頭脳で支える伸彦。2人は抜群の連携で不条理な事件に向き合い、敵を追い詰めていきます。

日々の依頼の裏には、それぞれが胸の奥に抱えた過去の影が潜んでいます。伸彦は家族との深い確執を、涼子は記憶が欠落したままの“ある傷害事件”の真相を追い続けており、物語が進むにつれて核心が少しずつ姿を見せ始めます。

涼子の失われた記憶の先にあるものとは?伸彦が向き合うことになる家族の真実とは?そして、最強バディがたどり着く答えとはー―。

視聴者の心をつかんだ“異色バディの魅力”

本作は、『孤狼の血』『慈雨』『盤上の向日葵』などで知られる柚月裕子さんによる小説の実写化作品です。ドラマの放送が開始されると、SNSでは「開始5分でかなり面白い」「1話から何度でも見直してしまう」「控えめに言っても神ドラマ」と好評の声が多く投稿されました。

SNSの投稿が表すように、このドラマは序盤から視聴者を引き込むテンポの良さが特徴の一つです。また、涼子と伸彦のバディ関係に惹かれる視聴者が続出しました。大胆で予測不能な涼子と、冷静で知的な伸彦という対照的な2人の掛け合いが、作品の中毒性をより高めていました。また、1話完結で見やすい一方で、2人の“過去”が少しずつ明かされていく構造のため、物語が持つ奥行きも評価されていました。

天海祐希さんが体現した“新しい探偵像”

本作で上水流涼子を演じた天海祐希さんは、知性と大胆さ、ユーモアを兼ね備えた新しい探偵像を体現。元弁護士ならではの鋭さと、変装を使いこなす大胆なアプローチでその二面性を自然に表現し、涼子というキャラクターの魅力を見事に作り上げていきました。

SNSでも「天海祐希のドラマ、ホント好き」といったコメントが寄せられ、天海さんを“推すために観ている”という視聴者も多く見られました。伸彦役の松下洸平さんとのバディ関係も、天海さんの芝居と自然に重なり、2人が並ぶ瞬間の呼吸感や信頼性が作品全体を支えていました。

“合理的にあり得ない”手法で事件に挑む異色ミステリーでありながら、中心にあるのは涼子と伸彦のバディの魅力。予測できない展開や変装、そして2人が抱える“過去”が重なり、視聴者を自然と引き込む一作でした。ぜひご覧ください!


※記事は執筆時点の情報です