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「稀に見る良作」「最高の神ドラマ」放送から3年 “愛され続ける”至高作…「開始5分でもう面白い」“冒頭から”相次いだ絶賛の声

  • 2025.12.1

ドラマを見始めたとき、最初の数分で「これは面白い!」と確信できる作品に出会うことは、視聴者にとって至福の瞬間です。物語の世界観、キャラクターの魅力、テンポの良い展開、すべてが冒頭から観る者を引き込む、そんな作品があります。今回は、そんな「開始早々、視聴者を虜にする名作」をご紹介します。本記事では、第1弾として2022年放送のドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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映画「ブラック・ショーマン」の公開直前イベントに出席した有村架純(C)SANKEI
  • 作品名:石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー(TBS系)
  • 放送期間:2022年7月15日~9月16日(全10話)
  • 出演者:有村架純、中村倫也、赤楚衛二、おいでやす小田、宮野真守、田中哲司、MEGUMI、イッセー尾形、さだまさし

東大卒のパラリーガル「石子」こと石田硝子(有村架純さん)は、父・綿郎(さだまさしさん)が営む「潮法律事務所」で働いています。4回司法試験に落ちた彼女は、試験を受けることを諦め、父の事務所で働く道を選びました。一方、「羽男」こと羽根岡佳男(中村倫也さん)は、高卒ながら1回で司法試験に合格した弁護士です。

ある日、ぎっくり腰になった父の代理でやってきた羽男さんと石子さんは出会います。正反対の経歴を持つ二人は、最初は衝突しながらも、誰にでも起こりうる身近なトラブルに挑んでいきます。お互いのコンプレックスに向き合いながら成長していく姿を、コミカルに描いたリーガルエンターテインメントです。

開始数分で引き込まれる!演技の掛け合いが生む魅力

本作の最大の魅力の一つが、開始早々から視聴者を引き込むテンポの良さです。有村架純さんと中村倫也さんの掛け合いは、セリフの弾数が多く、リズムが非常に速いのが特徴です。二人の演技力の高さが、この心地よいテンポを生み出しています。SNS上でも、「開始5分でもう面白い」という声が多数寄せられました。実力派俳優同士の息の合った演技が高く評価されています。

脚本を担当した西田征史さんによる秀逸なストーリー構成と、プロデューサー・新井順子さん、演出・塚原あゆ子さんという『アンナチュラル』『MIU404』を手掛けたスタッフ陣の手腕も光ります。専門的な法律の話を分かりやすく、かつコミカルに描くバランス感覚が絶妙で、視聴者を飽きさせません。

石子と羽男のぶつかり合いながらも近づいていく関係性、そして解決策を導けた時のスッキリ感が、毎話視聴者を夢中にさせました。

有村架純の新たな魅力が開花した快演

本作で有村架純さんは、これまでのイメージとは異なる「石のように固い」キャラクターを演じました。東大卒で真面目、融通が利かない石子さんという役柄は、有村さんにとって新たな挑戦でした。

SNS上では、有村さんの演技について「かわいくて演技も上手い」といった声が多数見られました。また、別のユーザーは「あまりにも魅力的」と、お仕事ドラマとしての石子さんの魅力を称賛しています。

従来の有村さんといえば、繊細で儚い役が多いイメージでしたが、本作では良い意味での「固さ」がドラマの背骨になっています。

中村倫也さんが演じる羽男との対比も絶妙で、羽男の不器用な優しさと、赤楚衛二さん演じる大庭さんの優しさとの対比も見事に描かれています。有村さんの確かな演技力が、このバランスを支えていました。

視聴者を魅了し続けたドラマの完成度

本作は、第113回ザテレビジョンドラマアカデミー賞「最優秀作品賞」を受賞するなど、高い評価を得ました。

主題歌にはRADWIMPSが連続ドラマのために書き下ろした「人間ごっこ」が起用され、ドラマの世界観を見事に表現しました。音楽を担当した得田真裕さんによる劇中音楽も、作品の雰囲気を盛り上げる重要な役割を果たしています。

毎回登場するゲスト俳優陣の演技も素晴らしく、「ゲストもうまい方ばかり」という評価を受けました。登場人物が少ないにもかかわらず話が深く、最後にはほろりと泣かされるという声も多数ありました。

リーガルドラマの名作

『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』は、開始数分から視聴者を引き込む魅力に溢れた作品です。有村架純さんと中村倫也さんの息の合った掛け合い、テンポの良い展開、そして身近な法律問題を扱いながらもコミカルに描くバランス感覚が見事に融合しています。

有村架純さんにとっては新たな魅力が開花した作品となり、真面目で融通が利かない石子というキャラクターを通じて、これまでとは違った一面を見せてくれました。実力派スタッフ陣による秀逸な脚本と演出、そして主題歌のRADWIMPS「人間ごっこ」も相まって、2022年の夏ドラマを代表する名作となりました。SNSでは「稀に見る良作」「最高の神ドラマ」と絶賛の声が相次ぎました。

リーガルエンターテインメントとして専門性を保ちながらも、誰もが楽しめるドラマに仕上がっており、初めて見る方も冒頭から引き込まれること間違いなしの作品です。石子さんと羽男さんの凸凹コンビが、視聴者に笑いと感動を届けてくれます。


※執筆時点の情報です