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「唯一の生きがい」「こんなドラマ初めて」“驚異の熱狂生んだ”至高ドラマ…「終わったことを認めたくない」ロス続出の名作

  • 2025.12.3

毎日忙しい中でドラマを観る時間は貴重。だからこそ、最後まで観て「時間を使って本当によかった」と思える作品に出会いたいものです。今回は、そんな「観続けてよかったと思える良作」をご紹介します。 本記事では、第5弾として2025年放送のドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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第37回東京国際映画祭に出席した芳根京子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局)ドラマ 波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)
  • 放送期間 2025年4月24日〜6月26日
  • 出演者 芳根京子、本田響矢、山本舞香、小関裕太、小宮璃央、咲妃みゆ、小川彩 ほか

舞台は昭和11年の春。20歳の関谷なつ美(芳根京子)は、父から挙式は一週間後という突然の結婚話を言い渡され、帝国海軍中尉の江端瀧昌(本田響矢)と結婚することになります。交際ゼロ日婚という突然の展開から始まる新婚生活。恋愛経験に乏しく、お互いのことをほとんど知らない2人が、戸惑いながらも少しずつ心の距離を縮めていく姿が描かれます。

携帯電話もない時代、夫婦の会話や何気ない日常の中で、なつ美と瀧昌は相手への思いやりと愛情を育んでいきます。昭和初期という時代背景の中で繰り広げられる、初々しくもじれったい夫婦の物語は、視聴者の心を穏やかに温めてくれるハートフル・昭和新婚ラブコメディです。

"うぶキュン"が止まらない!芳根京子と本田響矢の好演が生んだ奇跡

本作は、西香はちさんによる同名漫画の実写化作品です。2022年よりコミックDAYSにて連載が開始され、現在も連載中。温かな作風が読者の心を掴み、多くのファンをもつ人気漫画となっています。本作の実写化が発表されると「神キャスティング!」「絶対に観ます」と、SNSにはドラマを心待ちにするファンの声が投稿されていました。

本ドラマの最大の魅力は、なんといっても芳根京子さんと本田響矢さんが演じる新婚夫婦の初々しさです。放送が開始されると、SNS上では「うぶキュン」という言葉がトレンド入りするほど、2人のピュアな恋愛模様が視聴者の心を掴みました。

芳根京子さんが演じるなつ美は、真っ直ぐで素直な性格ながらも恋愛経験がほとんどない女性。一方、本田響矢さん演じる瀧昌は、海軍中尉という職業柄クールに見えますが、実は不器用で恋愛に奥手な青年です。そんな2人が夫婦として暮らす中で、お互いを思いやりながら少しずつ距離を縮めていく様子は、まさに「うぶキュン」の連続でした。

ドラマ放送中、配信やTVerのお気に入りランキングでも上位を維持し続け、ネット上での反響も大きな話題作として注目されました。特に芳根京子さんと本田響矢さんの高い演技力が視聴者の心に深く刺さり、本田響矢さんの抜擢も見事だったと高く評価されています。

"めおと日和ロス"が止まらない!別れを惜しむ声が続々

終始温かなトーンで進み、じわじわと新たな視聴者を増やしていった本作。放送が進むにつれ、視聴者からは「最終回が来てほしくない」という声が続出。最終回が放送されるとSNSでは、「終わったことを認めたくない」「こんなドラマ初めて」「唯一の生きがい」といった声が見られるほどでした。

通常であれば早く結末を知りたくなるタイプの視聴者でさえも、このドラマだけは「終わってほしくない」と願うほど、なつ美と瀧昌の日常がかけがえのないものとして心に刻まれたのです。毎週木曜日の夜を楽しみにしていた視聴者にとって、2人の穏やかで温かい時間は、日々の癒しそのものでした。

最終回放送後、SNS上には「めおと日和ロス」のハッシュタグが溢れました。SNSでは「めおと日和ロスがやばい」「続編を作ってください」「もう一度あの2人に会いたい」といった投稿が相次ぎ、ドラマへの愛と別れの寂しさが綴られました。

ある視聴者は「本当に終わってほしくなかった」「ずっとロスでさすがに助けてほしい」とコメントするなど、放送終了後もドラマへの思いが冷めることはありませんでした。

こうした反響の大きさは、作品そのものの質の高さを証明しています。また、『第124回ザテレビジョンドラマアカデミー賞』でも最優秀作品賞を受賞し、視聴者とメディアの両方から高い評価を得ています。

多くの視聴者の記憶に残り続ける名作

『波うららかに、めおと日和』は、昭和11年という時代を舞台に、恋愛に不慣れな男女が結婚から始まる恋を育んでいく物語です。芳根京子さんと本田響矢さんの好演により生み出された「うぶキュン」描写は、視聴者の心を温め続けました。

最終回が近づくにつれて「終わってほしくない」という声が溢れ、放送終了後には「めおと日和ロス」が続出するほど、多くの人々に愛された本作。携帯電話もSNSもない時代だからこそ描けた、言葉と表情だけで伝え合う愛情の尊さが、現代を生きる私たちの心に深く響きました。

『東京ドラマアウォード2025』で作品賞<連続ドラマ部門>優秀賞、『第124回ザテレビジョンドラマアカデミー賞』での最優秀作品賞受賞という栄誉も、作品の素晴らしさを物語っています。何気ない日常の中に幸せを見つけ、少しずつ愛を育んでいくなつ美と瀧昌の姿は、観続けてよかったと心から思える良作として、多くの視聴者の記憶に残り続けることでしょう。


※執筆時点の情報です