1. トップ
  2. 「地上波でここまでやるなんて…」「攻めてるな」“至高の完成度”に騒然…「完璧だった」朝ドラ女優が魅せた傑作ドラマ

「地上波でここまでやるなんて…」「攻めてるな」“至高の完成度”に騒然…「完璧だった」朝ドラ女優が魅せた傑作ドラマ

  • 2025.12.4

ドラマの中には、賛否両論を巻き起こしながらも強烈な印象を残す作品があります。今回は、そんな中から"尖った描写に絶賛が集まったドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、ドラマ『トリリオンゲーム』(TBSテレビ系)をご紹介します。事業計画も起業資金もゼロの状態から、1兆ドルを稼ぐという途方もない夢に挑むハルとガク――ハッタリと天才的なITスキルを武器に、巨大企業に立ち向かう正反対バディの痛快サクセスストーリーとは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

undefined
クリスマス限定ジュエリー「MIO SELECTION」の発表会に出席した今田美桜(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『トリリオンゲーム』(TBSテレビ系)
  • 放送期間:2023年7月14日~9月15日
  • 出演:目黒蓮 (ハル / 天王寺陽 役) 佐野勇斗(ガク/平学 役)

就職活動中の大学生・ハル(目黒蓮)は、日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の採用面接で、中学時代の同級生・ガク(佐野勇斗)と再会します。

天性のコミュニケーション能力とハッタリを武器に内定を勝ち取ったハルでしたが、内定式当日、ガクが不採用だったことを知ります。ガクの豊富な知識と高いプログラミングスキルを見抜けなかった会社に失望したハルは、あっさりと内定を辞退。最終面接で面接官をつとめた社長令嬢・キリカ(今田美桜)を前に、「キリカもろとも、ドラゴンバンクを手に入れる」と言い放ちます。

そして、ハルはガクと組んで1兆ドルを稼ぐロードマップを描き、その無茶苦茶な夢にガクも乗ることに――。こうして二人は、事業計画も起業資金もゼロの状態から「トリリオンゲーム」社を設立。世界中のトップハッカーが集う大会「セキュリティチャンピオンシップ」への参加を決意します。

“1兆ドルを稼ぐ”という常識外れの挑戦に向かって、ハルとガクは動き出すのでした――。

目黒蓮×佐野勇斗――正反対バディが挑む痛快サクセスストーリー

ドラマ『トリリオンゲーム』は、稲垣理一郎さん(原作)と池上遼一さん(作画)による同名漫画を原作とした実写作品で、2023年7月期にTBS系金曜ドラマ枠で放送されました。

脚本は羽原大介さんが手がけ、主題歌にはSnow Manの『Dangerholic』が起用されています。

主演の目黒蓮さんが演じたのは、天性の話術と度胸を武器にのし上がる青年・ハル(天王寺陽)です。相棒のガク(平学)を佐野勇斗さんが演じ、性格も生き方も異なる二人が互いを支え合いながら成長していく姿が描かれました。

さらに、黒龍キリカ役の今田美桜さん、高橋凜々役の福本莉子さん、長瀬忠則役の竹財輝之助さん、祁答院一輝役の吉川晃司さん、黒龍一真役の國村隼さんなど、多彩な実力派キャストが集結し、重層的な人間ドラマを作り上げています。

なかでも注目を集めたのは、NHK連続テレビ小説第112作『あんぱん』でヒロインをつとめた今田美桜さんです。『おかえりモネ』に続き、二度目の朝ドラ出演となる今田さんは、主人公・朝田のぶ役で高い評価を受け、今をときめく女優として注目を集めています。

今回の『トリリオンゲーム』では、冷静沈着で野心あふれる社長令嬢・黒龍キリカを演じ、その美しさと存在感で物語に華を添えました。SNSでは「可愛い」「美しすぎる」「完璧だった」といった声のほか、「イチオシの女優さん」といった称賛も多く寄せられています。

本作は、原作の痛快さを活かしつつ、実写ならではのテンポとスケールでハルとガクの挑戦と成長を描いたエンターテインメントです。ドラマ最終回と同日に、原作者・稲垣理一郎さん監修のテレビアニメ化が発表され、2024年10月から2025年3月まで放送されました。さらに、2025年2月には劇場版『トリリオンゲーム』が公開され、ハルとガクが日本初のカジノリゾート開発に挑む姿が描かれています。

このように、『トリリオンゲーム』は原作・ドラマ・アニメ・映画と、複数のメディアを通じて幅広いファンを獲得した作品です。

「ハルガク最高」――正反対だからこそ支え合える“バディ”の化学反応

本作の見どころは、ゼロから1兆ドルを稼ぐという途方もない夢を掲げ、無謀とも思える挑戦を続けるハルとガクの姿です。スピード感あふれる展開と、型破りな発想で道を切り開く“ノンストップ・エンターテインメント”として、多くの視聴者を惹きつけました。

SNSでは「原作との違いが気になる」「インパクトに欠けた」といった声もありましたが、その一方で、「原作の空気感が伝わってきた」「もっと早く観ればよかった」「面白くて一気見した」といったコメントも多く、ドラマならではの臨場感と完成度に高い評価が寄せられました。

こうした評価の根底には、どんな状況でもあきらめずに突き進む登場人物たちへの共感があるのかもしれません。

ハルはハッタリと行動力を武器に突き進み、ガクは繊細さと天才的なITスキルで支える――正反対の二人が互いを補い合いながら、挑戦する勇気を体現しています。

そんな二人には、「目黒蓮と佐野勇斗がハマり役」「目黒蓮がかっこよすぎる」「ハルガクのバディが最高」といった称賛の声が後を絶ちません。

さらに、「地上波でここまでやるなんて…」「攻めてるな」「TBS最高」といった感想も寄せられています。

無謀とも思える夢に果敢に挑むハルとガク。その自由でまっすぐな姿を描いた本作は、“尖った描写に絶賛が集まったドラマ”と呼ぶにふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です