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「攻めすぎてる」「地上波では無理」“原作愛に満ちた過激シーン”が炸裂…「本気度が別格」称賛殺到の至高ドラマ

  • 2025.11.28

ドラマの中には、地上波では踏み込みきれない“人間の奥底”をあらわにし、強烈な余韻を残す作品があります。今回は、そんな中から"地上波ギリギリの過激描写が話題のWOWOWドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、ドラマ『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』(WOWOWプライム)をご紹介します。明治末期の北海道を舞台に、金塊を巡る壮絶なサバイバルが描かれる本作の魅力とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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映画「ゴールデンカムイ」の完成報告会に出席した山田杏奈(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』(WOWOWプライム)
  • 放送期間:2024年10月6日~12月1日
  • 出演:山﨑賢人(杉元佐一 役)

明治末期、北の大地・北海道。日露戦争を生き抜いた杉元山﨑賢人)は、莫大な金塊の暗号となる刺青を持つ“刺青囚人”24人を追って旅を続けていました。同行するのは、アイヌの少女アシリパ山田杏奈)と、網走監獄からの脱獄囚・白石(矢本悠馬)。わずかな手がかりを頼りに、3人は過酷な道なき道を進み、逃亡した囚人たちの行方を追います。

しかし、金塊を狙うのは彼らだけではありません。「第七師団」を率いる鶴見玉木宏)や尾形眞栄田郷敦)、さらに元新選組の土方(舘ひろし)までもが争奪戦に参戦。野望と欲望が入り乱れ、戦いは激しさを増していきます。

道中では、アシリパの父の友人キロランケ池内博之)をはじめ、インカラマッ高橋メアリージュン)、札幌世界ホテルの女将・家永桜井ユキ)、元ヤクザの若衆・夏太郎塩野瑛久)など、敵か味方か判別できない人物たちと次々に出会います。

さらに、鶴見の腹心である鯉登中川大志)や、網走監獄の典獄・犬童北村一輝)をはじめ、伝説の熊撃ちや剝製職人、詐欺師まで、クセのある面々が続々と登場。誰が敵で、誰が裏切るのか――そのすべてが謎に包まれ、金塊の行方は深い闇へと沈んでいきます。

思惑と野心が渦巻く中、杉元たちの旅はさらなる危険へ。生き残りをかけた壮絶な争奪戦が、幕を開けるのでした――。

大ヒット漫画が、WOWOWでドラマ化

本作は、野田サトルさんの大ヒット作、漫画『ゴールデンカムイ』を原作としたWOWOWドラマ版です。アイヌ文化や明治期の北海道を舞台にした重厚なストーリーが高く評価されてきました。

アニメ版は第4期まで制作され、キャラクターの背景や民族文化の丁寧な描写で多くのファンを魅了しています。

実写化の第1作目となった映画版は、2024年1月19日に公開されました。主演の山﨑賢人さんが杉元佐一を力強く演じ、実写ならではの臨場感で再現しています。アシリパ役を山田杏奈さん、白石役を矢本悠馬さんが演じ、金塊争奪戦の始まりが描かれました。

今回のWOWOWドラマ版は、その映画の続編にあたります。映画で描ききれなかった金塊争奪戦を、連続ドラマならではの構成でより深く掘り下げています。「第七師団」を率いる鶴見(玉木宏)や尾形(眞栄田郷敦)、元新撰組「鬼の副長」こと土方(舘ひろし)――それぞれの立場や思惑が交錯する中で、登場人物たちの背景や信念が丁寧に描かれ、ドラマ版ならではの視点でキャラクターの新たな一面を浮かび上がらせています。

なかでも、使命をもって生きるアイヌの少女という難役を演じた山田杏奈さんには、「アシリパ役が完璧」「キャラに顔が似てる」「まさにハマリ役」「再現度がすごい」と絶賛の声が集まりました。「最高に可愛い」といった感想も多く、「演技が攻めてる」「このドラマで好きになった」と評されるほど、存在感のある演技で視聴者を魅了しています。

また、WOWOW作品らしい“攻めた表現”も健在です。地上波では制限されやすい生々しい描写にも挑み、「漫画から飛び出してきたみたい」「原作の再現度がすごい」といった絶賛の声が多数寄せられています。

さらに、実写映画シリーズの続編『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』が2026年3月13日に公開予定です。山﨑賢人さんが引き続き主演をつとめることが発表され、特報映像もすでに公開済み。ドラマと映画が並行して展開されることで、壮大な物語がさらに大きく広がっていくことが期待されています。

「地上波では無理」WOWOWならではの攻めた描写が話題に

本作の見どころは、映画版の世界観を受け継ぎながら、WOWOWの連続ドラマならではの丁寧な作り込みにあります。杉元とアシリパの旅を軸に、各話で焦点が当たる人物が変わる構成となっており、同じドラマとは思えないほど雰囲気が異なっているのが特徴です。

金塊を追う理由は人それぞれ。杉元の過去と罪、アシリパが背負う民族の誇り、鶴見や土方の使命――それらすべてが金塊を追う原動力になっています。ドラマではその“違い”を各話で丁寧に描き、杉元やアシリパ以外の人物にも光を当てました。

キャラクターや物語に合わせてエンディング曲が毎回変わるこだわりも、本作の見どころのひとつです。

「攻めすぎてる」「地上波では無理」と、その完成度に驚きの声があがり、「完成度が高い」「原作の味が出てる」「実写ならではの良さが表現されている」「原作へのリスペクトと愛を感じる「本気度が別格」「名作中の名作」といった称賛も多く寄せられています。

制作陣は“自分たちが原作の一番のファンであるべき”という姿勢で臨んだといいます。その原作愛と壮大な世界観が結実した本作は、まさに“地上波ギリギリの過激描写が話題のWOWOWドラマ”と呼ぶにふさわしい傑作です。


※記事は執筆時点の情報です