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「ほんとに観て良かった」「歴代ドラマの中でも大好き」“卓越した完成度”に称賛の声…「5回以上観てる」“虜になる”至高の一作

  • 2025.11.25

ドラマの中には、物語が進むたびに驚きや余韻が重なり、気づけば結末を見届けずにはいられなくなる作品があります。今回は、そんな中から"最後まで観ないと後悔するほどの名作"を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、ドラマ『夕暮れに、手を繋ぐ』(TBSテレビ系)をご紹介します。それぞれの夢に向かって歩き出したふたりの、すれ違いと再会を描いた北川悦吏子脚本の青春ラブストーリー。夕暮れの空の下、繋いだ“手”に込められた想いとは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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新しいカメラの機能で撮影を楽しんだ広瀬すず(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『夕暮れに、手を繋ぐ』(TBSテレビ系)
  • 放送期間:2023年1月17日~3月21日
  • 出演:広瀬すず (浅葱空豆 役)

浅葱空豆(広瀬すず)は九州で育ち、幼なじみで婚約者の翔太(櫻井海音)を追って上京します。ところが、そこで音楽家を目指す海野音(永瀬廉)と偶然出会い、それきりの縁と思われたふたりは、ひょんな流れから思いがけず同じ下宿で暮らすことになりました。

見知らぬ街で戸惑いながらも、空豆は“服を作る”という新しい夢に惹かれ、音も音楽への情熱を取り戻していきます。23歳のふたりは時に衝突しつつ、互いの存在に励まされ、少しずつ未来へ歩み始めるのでした。

やがて空豆はパリへ行く決心を固めますが、すれ違いのまま離れ離れになり、時間だけが過ぎていきます。

三年後、空豆は故郷で服作りに没頭し、音はBPMのメンバーとして紅白出場をつかみ取りました。そんな中、音は空豆へ福岡ライブのチケットを送り、空豆も会場に向かいますが、受付の前で引き返してしまいます。

さらに、音から届いた「会えないかな」というメッセージは、スマホの充電切れで途中までしか読めず、「11時にあの…」という言葉だけを残して途切れてしまうのでした――。

“空豆語”が生んだ唯一無二のヒロインと世界観

本作は、北川悦吏子さんが手がけた完全オリジナルの青春ラブストーリーです。TBSで北川さんが青春ドラマを執筆するのは『オレンジデイズ』以来およそ19年ぶりで、キャラクターの名前や背景にも細かなこだわりが散りばめられています。

ヒロイン・浅葱空豆という名前は、北川さんの娘さんがかつて自分につけていたカメラマンネーム「あさぎ空豆」から生まれたものだそうです。九州出身という設定に合わせ、宮崎・鹿児島・長崎の方言をミックスした“空豆語”も生まれ、作品に独特のあたたかさを添えています。

主人公の空豆を演じる広瀬すずさんは、本作がTBS連続ドラマ初主演。天真爛漫で真っすぐな空豆が、ファッションの世界に挑戦していく姿は、多くの視聴者の心をつかみました。一方、海野音を演じた永瀬廉さんにとっても、本格的なラブストーリーは初挑戦。就職せずに音楽の道を選び、カフェで働きながらコンポーザーとして成功を目指す青年を好演しました。

ふたりを取り巻くキャラクターも魅力的です。セイラ役の田辺桃子さん、葉月心役の黒羽麻璃央さん、丹沢千春役の伊原六花さん、雪平爽介役の川上洋平さんなど、多彩なキャスト陣が脇を固めています。

なかでも、広瀬すずさんには「可愛い」「ずっと目が離せなかった」「存在感が際立ってた」といった声のほか、「難しい役をしっかり演じていてすごい」「味わい深い演技をする女優さん」との感想が多く寄せられました。その自然体の演技が、空豆というキャラクターの魅力をいっそう引き立てたことが伝わってきます。

主題歌はヨルシカの『アルジャーノン』。北川さんは以前からヨルシカのファンで、脚本執筆時も楽曲を聴きながら書いていたそう。その空気感が作品と自然に重なりあっています。

最終回では、空豆が手がけた衣装でBPMの2人が紅白のステージに立つ姿が描かれました。空豆の衣装と音が奏でる音楽が同じ舞台に並ぶ光景は、ふたりが積み重ねてきた努力が同じ場所で輝く瞬間となり、視聴者に深い感動を届けました。

異なる道を選んだふたりが、手を繋ぐまで――

本作のみどころは、空豆と音が“まだ形になっていない夢”を抱えながら、互いに支え合って前へ進もうとする姿です。揺れ動く気持ちや迷いが丁寧に描かれ、自分の人生をどう選ぶのかという等身大の葛藤が物語に深みを添えています。音楽とファッションという異なる道を歩むふたりが、相手の頑張りに刺激されながら少しずつ前へ進む関係性も魅力です。なかでも、依存的だった空豆が、自分の力で夢をつかもうとする姿は胸に響きます。

SNSでは「北川悦吏子の脚本は毎回ハズレがない」「広瀬すずと永瀬のカップルが素敵」「胸キュンが止まらなかった」「号泣しすぎて辛い」「登場人物がみんな優しくて好き」といった感想や、「ロスがつらい」「5回以上観てる」「歴代ドラマの中でも大好き」「ほんとに観て良かった」といった熱量の高いコメントも並んでいます。

夕暮れの縁側で手をつなぐラストシーンでは、別々の道を歩いてきたふたりが、ようやく同じ未来を見つめる姿が描かれました。その穏やかな場面が見事なタイトル回収となっています。まさに、“最後まで観ないと後悔する名作”と呼ばれるにふさわしい結末です。


※記事は執筆時点の情報です