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「映画館で初めて20回鑑賞した」「もう10回以上観てる」相次いだ“桁違いのリピーター”…公開から5年、色褪せない至高作

  • 2025.11.25

私たちが当たり前だと信じている価値観や、無意識のうちに抱いている固定観念。エンターテインメントの世界では、そうした“常識”を容赦なく打ち破り、観る者の倫理観や感覚を激しく揺さぶるような挑戦的な作品が、これまでも数多く生み出されてきました。今回は、そんな“常識をぶち壊す衝撃作”5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2020年公開の映画『一度死んでみた』(松竹)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“常識をぶち壊す衝撃作”映画『一度死んでみた』

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第44回エランドール賞 授賞式 新人賞・TVガイド賞を受賞した吉沢亮(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画一度死んでみた』(松竹
  • 公開日:2020年3月20日

あらすじ

大学4年生の野畑七瀬(広瀬すず)は、製薬会社の社長を務める父親・計(堤真一)と2人暮らし。七瀬は、何かと口うるさく干渉してくる父が大嫌いで、日々「一度死んでくれ!」と毒づいていました。ところがある日、計は偶然開発された「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲んだために、本当に「一度死んで」しまいます。

開発した薬は、実は会社乗っ取り計画を耳にした計が、社内に潜むスパイ社員をあぶりだすために実行した秘策だったのです。七瀬の前に幽霊となって姿を現した計と、彼の秘書で存在感が薄すぎるためゴーストと呼ばれている松岡卓(吉沢亮)。反発しあっていた父と娘、そしてゴースト秘書の3人は、会社乗っ取り計画を阻止し、計を2日後に無事生き返らせるという前代未聞のミッションに挑むことになります―。

映画『一度死んでみた』の見どころ ※ネタバレあり

広瀬すずさんがコメディエンヌとして新境地を開いた映画『一度死んでみた』は、その独特のギャグセンスを巡って評価が分かれた作品です。豪華キャストが次々と登場し、ハイテンションなギャグが繰り出されますが、その作風が肌に合わなかった層もいたようです。SNSでは「正直コメディ部分はスベってた」といった厳しい声もあった一方で、その突き抜けた小ネタ祭りに「くだらないけど面白い」「予想よりかなり面白かった」などの称賛も寄せられるなど、賛否両論が入り混じる結果となっています。

こうした賛否はありながらも、本作が持つ独特の世界観や根底にある温かい父娘の物語は、熱狂的なファンを生み出しました。SNSでは「映画館で初めて20回鑑賞した」「もう10回以上観てる」といった、驚異的なリピート鑑賞を報告するコメントが寄せられており、ハマると抜け出せない魅力があるようです。一見ふざけきったコメディでありながら、最後には家族愛で泣かせるというギャップが、多くの観客の心を掴み、何度も観たくなる魅力につながっています。

豪華俳優陣の夢の共演!陰のあるキャラクターでも存在感放つ吉沢亮に注目

広瀬すずさん主演、堤真一さん、吉沢亮さんらが出演し、大ヒットを記録したコメディ映画『一度死んでみた』。本作の大きな魅力は、ありえないほど豪華なキャスト陣です。脇役にリリー・フランキーさんや小澤征悦さん、木村多江さんといったベテラン俳優が名を連ね、さらにはちょい役として佐藤健さんや妻夫木聡さんなども出演しています。SNSでは「信じられないぐらいキャスト豪華」「豪華キャストにびっくり」といった声が溢れるほどでした。

そんななかでも大きな注目を集めたのが、広瀬さんとNHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』でも共演した吉沢さんです。存在感が消えるほど気配のないイケメン社員・松岡という役どころを演じた吉沢さんに対し、SNSでは「演技の振り幅すごい」といった絶賛の声が相次ぎました。圧巻の存在感を示した吉沢さんの演技にも注目の作品です。

映画『一度死んでみた』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“奇想天外なドタバタ幽霊コメディ”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です