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「開始1分で終了」「推しドラマが一瞬で…」“突然の事態”に視聴者騒然…それでも「クオリティ高すぎ」絶賛集めたNHKドラマ

  • 2025.11.24

数多くのドラマが制作される中で、一過性の話題にとどまらず、長く深く愛され続ける作品があります。高い視聴率や受賞歴といった実績の背景には、緻密な脚本や演出、心揺さぶる演技など、人々を惹きつける確かな理由が存在します。本特集では、視聴者から圧倒的な支持を得ているドラマを厳選。

本記事では第1弾としてドラマ『ミワさんなりすます』(NHK総合)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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第13回TAMA映画賞の授賞式で最優秀新進女優賞を受賞した伊藤万理華(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ミワさんなりすます』(NHK総合)
  • 放送期間:2023年10月16日〜12月7日
  • 出演者:松本穂香、堤真一、伊藤万理華 ほか

映画をこよなく愛するフリーター・久保田ミワ(松本穂香)は、推し俳優・八海崇(堤真一)が家政婦を募集していると知り、好奇心から彼の自宅へ偵察に向かいます。ところが偶然にも、八海のマネージャーに新人家政婦と勘違いされてしまい、ミワは人違いだと言い出せず、そのまま“スーパー家政婦”として働くことに。バレたら即終了というスリリングな状況の中、ミワは八海との距離に胸をときめかせながらも、自分自身の在り方に向き合っていきます。なりすましという禁断の選択が、彼女の人生をどう変えていくのか――。笑いと緊張、そして少しの切なさが交錯する、サスペンスフル・コメディーが幕を開けます。

開始1分で中断されてしまった第22話

ドラマ『ミワさんなりすます』は、青木U平さんによる同名漫画の実写化作品です。2021年からビックコミックオリジナルにて連載が開始され、多くのファンを持つ人気漫画です。そして「実写化希望!」「アニメも観たいけど、ドラマ化しないかな」と実写化を望むファンが多いことも、この原作漫画の特徴でした。

実写化が発表されると、「神キャスティング!」「絶対に観る」と好意的な意見も多く、放送が開始されてからも「漫画と同じ!クオリティ高すぎる」「原作よりミワさんのオタク味が増してて最高」と、ドラマ化を喜ぶ声が広がっていました。

好調と思われたドラマ『ミワさんなりすます』に衝撃が走ったのは、第22話放送中の出来事でした。2023年11月21日の放送中に北朝鮮のミサイル発射によるJアラートが発令され、開始約1分で番組が中断されたのです。SNSでは「えっ!の直後にJアラート」「開始1分で終了」「推しドラマが一瞬で…」といった投稿が相次ぎました。

本編は翌日の11月22日に再放送され事なきを得ましたが、多くのファンが戸惑う結果となりました。

伊藤万理華が魅せる“沈黙の演技”

原作漫画のファンからも愛される結果となったドラマ『ミワさんなりすます』。最終回まで好評を集め、第61回ギャラクシー賞テレビ部門で奨励賞を受賞。原作へのリスペクトを感じさせる描写やドラマのオリジナリティを際立たせるキャスト陣の演技力に注目が集まりました。なかでも、存在感を放っていたのが、伊藤万理華さんが演じる、次世代の国際派俳優・五十嵐凛。登場時間は短くとも、その佇まいと台詞の間に、観る者の心を掴む“余白の芝居”がありました。

彼女の見どころは、まさに“言葉にならない感情”をすくい取る力。『ミワさんなりすます』では、物語の非日常を支える“裏のリアリティ”として、五十嵐凛の存在が効いています。

ドラマ化により大きくファンを増やした『ミワさんなりすます』をご紹介しました。SNSにはドラマへの愛を語る声が今も溢れています。まだ今作を観たことがない方は、ぜひチェックしてみてくださいね。


※記事は執筆時点の情報です