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「1話の途中で観るのやめた…」「NHKらしくない」“初回放送”から物議醸すも…「気づけば大好き」称賛殺到の至高ドラマシリーズ

  • 2025.11.12

ドラマや映画の中には、最初は苦手でも、気づけばその世界にどっぷり浸かってしまう作品があります。今回は、そんな中から"回を重ねるごとに虜になる名作"を5本セレクトしました。本記事ではその第1弾として、ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』(NHK総合)をご紹介します。クセのある主人公・網浜奈美の“自称サバサバ”ぶりにイラッとしながらも、なぜか目が離せない――その不思議な魅力の正体とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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写真集「あいまい」(講談社)の発売イベントを開催したトリンドル玲奈(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』(NHK総合)
  • 放送期間:2023年1月9日~2月9日
  • 出演:丸山礼 (網浜奈美 役)

編集部で働く網浜奈美(丸山礼)は、「私ってサバサバしてるから」が口癖の“自称サバサバ女”です。思ったことをズバズバはっきり言う性格で、本人は裏表がないと思っていますが、実際は空気を読めずに周囲を振り回してばかりいます。

そんな網浜の前に現れたのが、新人編集者の本田麻衣(トリンドル玲奈)。麻衣は仕事ができて、みんなに好かれる人気者、しかもそれをひけらかさない“本物のサバサバ女子”です。網浜は彼女を勝手にライバル視し、何かと張り合おうとします。営業部の人気者・山城達也(犬飼貴丈)らとの合コンにも無理やり参加し、本田に対抗してマウントを取ろうとする網浜――。

そんな網浜は、やりたい放題に見えてどこか憎めない存在です。思わずツッコミを入れたくなるような言動の連続ですが、なぜか目が離せません。

破天荒ながらも人間味あふれる主人公が巻き起こす、“オフィスあるある”満載の共感型コメディです。

“自称サバサバ女”が巻き起こす、笑いと共感のオフィスドラマ

ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』は、電子書籍サイト「めちゃコミック」で連載された、とらふぐさん原作・江口心さん作画による人気コミックを原作としたNHKの夜ドラです。2023年1月に放送され、主演を務めたのはものまねタレントの丸山礼さん。演出は伊藤征章さん、脚本は福田晶平さんが担当しました。

共演には、トリンドル玲奈さん、犬飼貴丈さん、栗原類さん、鞘師里保さん、本多力さんなど実力派キャストが名を連ねています。

本作は、“自称サバサバ女”の主人公・網浜奈美が、職場でさまざまな騒動を巻き起こしながらも、なぜか人を惹きつけてしまう姿をコミカルに描いたお仕事ドラマです。思ったことをはっきり言う強心臓の持ち主で、トラブルを次々と招いてしまう一方、その前向きさや憎めない人柄が笑いと共感を呼びました。

撮影現場ではアドリブを取り入れた演技も多く、丸山さんの芸人としての表現力が存分に発揮されています。原作の“イラッとするけど嫌いになれない”という絶妙なキャラクター像を、リアルに再現している点も見どころの一つです。

バラエティタッチの作品でありながら、自己肯定感や多様性といった現代的なテーマを軽やかに織り込み、若い世代を中心に話題を集めました。

その人気を受け、2025年春には続編ワタシってサバサバしてるから シーズン2』が放送されました。舞台を高校と婚活の世界に移し、網浜が教師として再び騒動を巻き起こす新章がスタート。演出の伊藤征章さんをはじめ主要スタッフが再集結し、「相変わらずの網浜節」が健在だと話題になりました。

なかでも、トリンドル玲奈さんには、「最高すぎ」「適役」といった称賛の声が多数寄せられています。その存在感が多くの視聴者を惹きつけました。

“嫌われヒロイン”が愛されキャラへ

本作の見どころは、丸山礼さん演じる主人公・網浜奈美という“嫌われヒロイン”が、回を重ねるごとに受け入れられ、次第に愛されていく展開にあります。

最初はわがままで無神経に見えた彼女が、次第に「正直でブレない女性」へと印象を変えていく展開は秀逸です。丸山礼さんの豊かな表情とテンポの良い掛け合いが光り、NHK作品らしい緻密な構成の中で、コメディの軽やかさと人間ドラマの深みが見事に調和しています。

周囲にどう思われても自分らしく生きる網浜の姿を通して、“自分を肯定する強さ”を描いた本作。型破りながら芯のある主人公の生き方は、他人の目を気にしがちな現代人の心に響き、多くの共感を呼びました。

当初は、主人公・網浜奈美の言動に感情移入するあまり、「1話の途中で観るのやめた…」「無神経すぎる」「ほんとにダメ」といった声が見られ、「NHKらしくない」という声もあがりました。

しかし、物語が進むにつれて「キャスティングが最高」「丸山礼ちゃんが面白い」「丸山礼の演技は神」といった絶賛の声が広がり、嫌われヒロインだった網浜も次第に「なぜか憎めない」「網浜ロス」と愛されキャラへと変化。「アドリブにハマった」「サバサバっぷりが好き」との声も続出し、最終的には「最高の女性が主人公の至高ドラマ」「シーズン3も作って「気づけば大好き」と望まれるほどの人気を集めました。

初めは“苦手な主人公”だったはずの網浜が、いつの間にか“目が離せない存在”へと変わっていく――その過程を丁寧に描き出したNHKの作品力とキャスト陣の熱演は、まさに圧巻。

ドラマ『ワタシってサバサバしてるから』は、“回を重ねるごとに虜になる名作”の名にふさわしい一作です。


※記事は執筆時点の情報です