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「NHKが本気出してる…」「鳥肌が凄い」“桁違いのクオリティ”に視聴者衝撃…「すばらしい女優さん」“圧巻の快演”で魅せた名ドラマ

  • 2025.11.8

ドラマや映画の中には、物語の世界に引き込まれ、気づけば時間を忘れてしまうほど夢中になる作品があります。今回は、そんな中から"没入してしまう名作"を5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、ドラマ『パラレル東京』(NHK総合)をご紹介します。もし東京でマグニチュード7.3の地震が起きたら――報道現場の緊迫と混乱の中で、命を守るための決断を迫られるニュースキャスターの4日間とは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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新写真集「F」の増版記念イベントを実施した女優の小芝風花(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『パラレル東京』(NHK総合)
  • 放送期間:2019年12月2日~12月5日
  • 出演:小芝風花(倉石美香 役)

NNJテレビのアナウンサー・倉石美香(小芝風花)は、入局4年目の26歳。夜のニュース番組でスポーツコーナーを担当していました。ところが、2019年12月2日午後4時4分、東京を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生します。メインキャスターが被災したため、美香は自ら志願してニュースの最前線に立つことに。

混乱するニュースセンターでは、中継クルーが火災に巻き込まれて命を落とすなど、過酷な現実が次々と襲いかかりました。それでも美香は必死に報道を続けていましたが、やがて妹との連絡が途絶え、不安と焦りに包まれます。翌日には火災旋風による甚大な被害が判明し、SNSで拡散したデマによって多くの人々が犠牲となる事態へと発展。放送中、美香はビルに閉じ込められた女性と電話で言葉を交わしながら、その姿に妹の姿を重ねるのでした――。

やがて通信が完全に途絶え、美香は妹との通信手段を完全に失ってしまいます。

発災から3日目、都市機能に回復の兆しが見え始めますが、スタッフたちは疲労の限界に達していました。美香は行方不明の妹を必死に探します。また、閉じ込められた女性の救出作業が始まり、72時間のタイムリミットが迫る中、固唾をのんで見守る美香。しかし、発災後最大の余震が再び東京を襲い、街は再び混乱に包まれます。

発災4日目には、前日の余震の影響で回復しかけていた首都機能が再び麻痺し、各地で大規模な土砂崩れが発生。さらに、東京東部の堤防が決壊寸前で、街に水が流れ込む恐れがあることが判明します。もしそれが現実となれば、数万人以上の命が危険にさらされることに…。

しかし、この情報はネット上のもので、確証は得られていません。美香たちは、未確認の浸水情報を前に「命を救うために今、放送すべきか」という究極の決断を迫られるのでした――。

NHKが挑んだ“首都直下地震”のリアル再現ドラマ

本作は、NHKスペシャル「体感 首都直下地震ウイーク」の中心的な位置づけとして制作された、4夜連続ドラマです。

放送は2019年12月2日から4夜連続で行われ、各回はドラマパートとスタジオ生放送の二部構成。ドラマでは被災の様子を描き、生放送では井ノ原快彦さんらが出演し、火災・通信障害・ライフラインの崩壊などについて専門家とともに解説しました。
ドラマパートの『パラレル東京』では、「もし東京でマグニチュード7.3の直下型地震が発生したら――」という想定のもと、架空の“もうひとつの東京”を舞台に、発災当日から4日間の出来事をリアルタイムで描いています。

制作には、内閣府中央防災会議による被害想定と最新の研究データが反映されており、全壊家屋約17万5千棟、焼失家屋約41万2千棟、死者2万3千人、負傷者12万3千人、経済的被害95兆円という、現実に起こりうる被害をもとに構成されています。VFXを駆使したリアルな映像表現によって、視聴者が“自分ごと”として災害を体感できる作品となりました。

ドラマの主演は小芝風花さんです。彼女が演じるキャスター・倉石美香の視点を通して、報道現場の混乱や「命を救うために未確認情報を放送すべきか」という究極の選択が描かれました。共演には高橋克典さん、小市慢太郎さん、伊藤淳史さん、町田啓太さんなど実力派俳優が集結。緊迫した報道現場を支える人間ドラマも見どころのひとつとなっています。

主演の小芝風花さんには、「可愛い」「おっとりしているのに芯があって大好き」といった声が多く寄せられました。柔らかさと強さを併せ持つ姿がキャスター・倉石美香と重なり、「アナウンサー役がハマリ役」と話題に。

また、極限状況での恐怖や葛藤をリアルに表現した熱演には、「お芝居に引き込まれた」「演技の幅が広い」「すばらしい女優さん」といった称賛の声が寄せられています。

本作はその後、2021年に再編集版『体感再び 首都直下地震』が放送され、再び注目を集めました。防災・減災を「知識としてではなく、体験として伝える」というNHKの挑戦が詰まった作品です。

「学ぶための恐怖」を描いた社会派ドラマ

本作の見どころは、NHKが総力をあげて挑んだ“首都直下地震のリアルな再現”と、その驚異的な完成度にあります。炎の竜巻や倒壊する高層ビル、暗闇に沈む街をVFXで緻密に描き出し、多くの視聴者が息をのみました。「現実に起きたらどうしよう…」と思わせるほどの迫力と臨場感です。

また、本作には、「秀逸」「実力派俳優ぞろいで凄い「NHKが本気出してる…」「鳥肌が凄い」といった称賛の声が多く寄せられました。中には「面白くない」という意見もありましたが、それは本作が“エンタメ”ではなく、“防災・減災を体感してもらう”ことを目的としているからかもしれません。

恐れずに学び、備える大切さを教えてくれた」「生まれて初めて涙が止まらなくなったドラマ」と語られるように、大地震という脅威を前に、どう備え、どう生き抜くかに真摯に向き合った内容は、まさにNHKの真骨頂。「NHK大好き」「定期的に再放送してほしい」との声が絶えないのも納得です。

内閣府の被害想定に基づく綿密な脚本、VFXを駆使した映像、そして緻密な時間経過の再現――そのすべてが一体となり、現実と錯覚するほどのリアリティを生み出したドラマ『パラレル東京』。まさに“没入してしまう名作”と呼ぶにふさわしい、NHK渾身の社会派ドラマです。


※記事は執筆時点の情報です