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「かなり生々しい…」公式が“注意喚起”するほどのリアリティ…「近年で一番の没入感」話題集めた“異色映画”

  • 2025.11.25

観終わった後もその世界観が頭から離れず、ふとした瞬間にシーンが脳裏に蘇るような強烈な余韻。衝撃的なラストや圧倒的な映像美、あるいは魂を揺さぶる役者たちの演技によって、観る者の心に深く刻み込まれる作品の数々。今回は、そんな“強い印象を残す名作映画”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2025年公開の映画『8番出口』(東宝)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“強い印象を残す名作映画”『8番出口』

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大勢のファンに笑顔を見せる小松菜奈(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『8番出口』(東宝)
  • 公開日:2025年8月29日

あらすじ

インディーゲームクリエイター・KOTAKE CREATEが制作した同名ゲームを原作とした実写化作品。

蛍光灯が白く照らす無機質な地下通路を、静かに歩き続ける1人の迷う男(二宮和也)。しかし、いつまで経っても出口は見えず、同じスーツ姿で歩く男(河内大和)と何度もすれ違うことに違和感を覚えた彼は、自分が同じ場所をループしていることに気づきます。

そんななか、男は壁に貼られた奇妙な「ご案内」を発見します。そこには、「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」、そして「8番出口から外に出ること」という不可解なルールが記されていました。男はこのルールに従い、突如として迷い込んだループ空間から脱出するため、神経を研ぎ澄ませて「異変」を探し、8番出口を目指して歩き始めるのでした――。

映画『8番出口』の見どころ ※ネタバレあり

大人気ホラーゲームを実写映画化した映画『8番出口』ですが、その特異な構成ゆえに演出面では賛否両論もありました。無限に続く地下通路という閉鎖空間を描くカメラワークが単調で飽きを誘発し、登場人物の掘り下げも浅く感じた方もいたようです。しかしその一方で、ゲームの世界に入り込んだような感覚を味わえたとして、「近年で一番の没入感」と評価する声もあり、大きな話題を集めました。

また、二宮和也さんをはじめ、河内大和さん、小松菜奈さんら豪華キャストの存在感は際立っており、二宮さんのループ空間から抜け出せない恐怖や困惑を表現した演技が生み出すリアリティ、河内さんの得体の知れない不気味さ、そして小松さんのミステリアスな佇まいは、無機質な空間に独特の緊張感を与えています。彼らの演技力が、単調になりがちなループ展開に深みを持たせ、観客の目を釘付けにする重要な役割を果たしていました。

自然災害を想起させるシーンに賛否も…

2025年に公開され、無限に続く地下通路の恐怖を描いた映画『8番出口』。話題作として注目を集める一方で、劇中で描かれる津波などの自然災害を想起させるシーンがあまりにリアルであるとして、SNSでは「かなり生々しい…」といった声が見られ、注意喚起の必要性を巡り賛否両論が巻き起こりました。これを受け、映画公式Xでは「本映画は、無限に続く地下通路を舞台としていますが、その中で津波など自然災害を想起させるシーンがございます。ご鑑賞にあたりましては、予めご注意いただきますようお願い申しあげます。」と声明を発表する事態となりました。

この公式による注意喚起に対し、SNSではそのタイミングを巡ってさまざまな意見が飛び交いました。「初日に出さないとダメだったのでは?」といった対応の遅れを指摘する声が上がる一方で、公式が明確に発信したことに対して「公式から発表されて安心」といった安堵の声や、「ネタバレだから難しいよね」と制作側の事情に理解を示す声も寄せられ、難しい舵取りを迫られた作品となりました。

なお、まだ映画『8番出口』の映像ソフトの発売や配信はされておりません。本作を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、ぜひ視聴機会を得られた際に視聴してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です