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「全人類が観るべき」17年ぶりに“復活を遂げた”傑作アニメ→「マジでしんどい」“救いのないラスト”にファンがざわついた一作

  • 2025.12.4

かつて人気を博した名作が、時を経て新たな制作陣や技術によって再びアニメとして蘇る“再アニメ化”。原作の魅力を再発見させたり、新しい世代のファンを獲得したりと、発表されるたびに大きな話題を集めています。今回は、そんな“再アニメ化で再び脚光を浴びた作品”5選のPart2をお届けします。

本記事では第3弾として、1992年放送のアニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』(テレビ東京系ほか)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“再アニメ化で再び脚光を浴びた作品”アニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』(テレビ東京系ほか)
  • 放送期間:1992年2月18日~1993年2月2日

あらすじ

連合地球暦192年。人類の宇宙進出の夢であった軌道エレベータ基地「オービタルリング」が、突如来襲した謎の宇宙生命体「ラダム」によって瞬く間に占拠されてしまいました。ラダムは地球侵略を開始し、地上はラダム獣の侵攻とラダム樹の繁殖によって変貌、人類は未曾有の危機に瀕していました。

そんなある日、ラダムの調査・分析を行う外宇宙開発機構の前に、正体不明の少年が現れます。彼は寡黙で記憶を失っているようだったため、Dボウイ(CV:森川智之)と名付けられました。

Dボウイは、ラダムの尖兵と酷似した超人「テッカマン」に変身すると、それまで人類が倒せなかったラダム獣を打ち砕きます。外宇宙開発機構は、Dボウイに不審を抱きながらも、彼を「スペースナイツ」の一員として迎え入れ、ラダムとの孤独な戦いを始めることとなります――。

アニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』の見どころ ※ネタバレあり

アニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』は、肉親同士が殺し合うという過酷な運命を描いたハードSFアニメ。全49話という長尺で丁寧に心理描写を積み重ねる構成ゆえに、一部の視聴者からは「テンポが遅い」といった声もあったようです。しかし、主人公・Dボウイが背負う悲劇と孤独な戦いを描き切った重厚なストーリーに対し、SNSでは「いやぁ名作」「いい作品だった」「全人類が観るべき」といった称賛が寄せられ、多くのファンの心を掴んで離しません。

そんな本作のもう一つの大きな魅力は、洗練されたメカデザインと迫力のアクションです。特に、主役メカであるテッカマンブレードのシャープなフォルムや、必殺技「ボルテッカ」の演出は今なお色褪せない輝きを放つかっこよさ。SNSでは「デザインも必殺技もかっこいい」「最高にかっこいい変身ヒーロー」と評価するコメントも寄せられており、アニメ史に残るヒーローとして愛され続けています。

17年ぶりの復活!本来の結末を描いた新作に「悲しい結末」「かわいそ過ぎる」

ハードなSFアクションと重厚な人間ドラマで、今なお根強いファンを持つアニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』。本作のルーツは1975年7月2日に放送が開始されたアニメ『宇宙の騎士テッカマン』という作品です。アニメ『宇宙の騎士テッカマン』は、視聴率に苦戦したことから1年間の放送予定が半年で打ち切りとなった過去がありました。

その最終話は「勝利のテッカマン」というタイトルにもかかわらず、宿敵との決戦は描かれることなく、主人公が敵の大要塞空母に雄叫びをあげながら突撃する姿で幕を閉じるという、衝撃的なものでした。それから17年の時を経て、復活を遂げたのがアニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』です。本作は第1作の続編ではないものの、本来描かれるはずだった結末を形を変えて描き切った作品と言われています。そんな本作の結末について、SNSでは「悲しい結末だった」「かわいそ過ぎる」「マジでしんどい」といった声が寄せられているほどです。

アニメ『宇宙の騎士テッカマンブレード』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“絶望と希望を巡る衝撃の物語”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です