「並び方が違う…」新幹線ホームで目撃された“マナー違反”…「足元の線」を無視する人々の切実な事情

2025.12.14

仕事や旅行のため電車や新幹線を利用しているという方は多いでしょう。混雑することの多い電車や新幹線の駅は、ホームの床に「この場所にこのように並んでほしい」という線が引かれていることがあります。

SNSでしばしば「新幹線を待っていたら、指定された並び方の線を無視した人のせいで列が縦に伸びてしまっていた」「電車のホームの床に折り返して並んで待つように線が引かれているのに、折り返さずに並んだ人がいてそれ以降の列がぐちゃぐちゃになってた」といった声が上がっています。

投稿に対し共感する声がある一方で、そのようなルールやマナーが存在することを知らなかったという人もいるようです。

はたして、世の中の人はこの問題についてどのような反応を示しているのでしょうか？詳しく紹介します。

「どうして並んでくれないの？」の声

SNSを確認してみると、自分も電車や新幹線を待っているときに、指定された線に従わない人を目撃したことがあるという声が見られました。

東京在住です。頻繁に見かけます！
わかる、列を無視して並ぶ人多いよね。
みんな自分勝手に並ぶものだから、逆に並び方がわからず困惑しました…。
全然違うところに並んでいるのはどうしてなんだろう…？

ほかにも、2列で並ぶよう案内があるにもかかわらず、1列で並んでいるのを見かけたことがあるというコメントも。

2列でって書いてあるのに、1列で長蛇の列ができていると嫌な気分になるよね。
1列で並んでいるものだから、列がものすごく長くなっていて…。
いい加減、1列で並ぶのやめようよ。

電車や新幹線では整列乗車をするよう求める声や、周知を徹底してほしいとの声もありました。

整列乗車をしない人は、電車に乗る資格ないと思うよ。
自分勝手な人は、電車を利用するべきではないよね。
実は整列乗車を知らない人少なくないのかも。貼り紙やアナウンスが流れていたりするし。
海外の人はわからない可能性もあるし、しっかり対策してください。

ルールがあることを知らなかったという人も

一方で、全ての駅に並ぶ時の目印が存在しているわけではないため、そのようなルールがあることを知らなかったという声もありました。

田舎出身です。都会に行って初めて、並ぶときの線があることを知りました。
もしかしたら、地方出身で、そのようなルールを知らないだけの人なのかもしれない。
並ぶ目印の線がある駅、初めて見た。

また、目印がわかりづらいケースも少なくないと指摘する声もありました。

ただ線が描かれていても、正直何のことだかわからないよね。
線だけじゃなく、足跡のようなものを描いておくとわかりやすいと思う。
矢印などで、並び方を示した方がいいと思います。

そのほか、うっかりミスで本来並ぶべき場所とは異なる場所に並んでしまったことがあるという声も。もし間違えていたら、できれば教えてほしいと望むコメントもありました。

気づいたら並び直すようにしています。できれば、教えてあげてほしいな。
あまり電車に乗らないものだから、線があっても気づけないかも…。

鉄道各社も協力を呼び掛けている

JR北海道は「JR北海道マナーガイド」の中で、「整列乗車のお願い」として「お客様がスムーズに乗降できるよう各ホームにお並びいただく目印をつけている駅があります」と説明しています。

また、「札幌駅ではホームに整列乗車をお願いする係員を配置し、お客様へのご案内を行っています」とのこと。他にも、JR西日本は「駅や車内でのマナー啓発」の中で、「並ぶとき」として「電車を待つときは整列乗車を心がけましょう」と注意を呼び掛けています。

出典：
JR北海道マナーガイド（JR北海道）
駅や車内でのマナー啓発（JR西日本）

整列乗車に協力しよう

トラブルを避けるため、電車や新幹線では整列乗車への協力を求めている場合も多いようです。

もしかしたら、皆さんが利用している駅にも、そのための目印が設けられている可能性もあるかもしれません。他の乗客に迷惑をかけないようにするためにも、整列乗車への協力が呼び掛けられている場合は、ホームの床にある線や案内に従って並ぶよう、改めて心がけましょう。わからない場合は駅員に尋ねるなど、皆が気持ちよく利用できる環境づくりに協力したいですね。

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