「23時過ぎなのにヤバい…」日韓戦で野球観客が…東京ドームで目撃された“行為”に物議。一方で「歓迎」の声も

2025年11月15日、16日に東京ドームで行われた「ラグザス侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」。15日は11対4で日本が勝利を収め、16日は9回裏で7対7でドロー。1勝1分で幕を閉じる結果となりました。

そんな中、試合終了後のファンたちの行動が注目を集めています。

会場である東京ドームの出入り口付近に集まった大勢の人々が、応援歌を歌い、盛り上がっていたのです。その様子がSNSに投稿されたところ、「良い国際交流である」とポジティブな反応が寄せられた一方で、「夜遅くにうるさくするのは非常識」という批判的なコメントも相次いで寄せられています。

はたして、どのようなことがあったのでしょうか？詳しく紹介します。

16日、日韓戦後のファンの行動に賛否分かれる

一般社団法人日本野球機構、株式会社NPB エンタープライズが主催し、RAXUSの特別協賛のもと開催された「ラグザス侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」。

侍ジャパンオフィシャルサイトによると、16日の試合開始時刻は19時8分。試合時間は3時間34分で、入場者数は41,627人だったとのことです。

試合が終了し、現地に集まった人々が続々と東京ドームから退場していく中で、思いがけない展開に。出入り口のすぐ前のスペースに一部の日本人ファン、韓国人ファンが輪を囲むようにして集まり、大勢で応援歌を歌うなど大盛り上がりを見せました。その様子を収めた動画がSNSに投稿され、注目を集めているのです。

試合が終了した後は、国の垣根を越えて交流するファンの様子に好意的な印象を抱いた人もいる様子。

しかし、夜遅くに騒いでいたことに対し、批判的な内容のコメントも相次いでいます。

なお、東京ドームは「野球観戦時のお願い」として、「お断りしている行為（禁止行為）」の中に「場内外でみだりに気勢を上げ騒音を出す行為」を挙げています。今回の行動がこの禁止行為に該当するのではないか、と指摘する声も上がっています。

試合の内容が劇的であるほど、ファンの感情が高まることは自然な反応といえます。

一方で、東京ドームは「野球観戦時のお願い」の中で「場内外でみだりに気勢を上げ騒音を出す行為」を禁止行為として明記しており、今回の事例はこちらに該当する可能性があります。試合終了時刻を考慮すると、深夜に近い時間帯での大人数による応援歌の斉唱は、近隣住民への影響も懸念されます。

スポーツを通じた国際交流の価値を認めつつも、会場のルールや周辺環境への配慮とのバランスをどう取るかは、今後も議論が必要なテーマといえるでしょう。

参考：
ラグザス侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国（野球日本代表侍ジャパンオフィシャルサイト）
来場時のお願い（東京ドーム）