店員「閉店時間を過ぎても…」客の迷惑行為にどう対処？「はっきり言う」「BGMをかける」＜スタッフが困った迷惑行為2選＞

スーパーや飲食店は、日常生活で欠かせない便利な場所です。しかし、一人の身勝手な行動が、周りの人やお店に迷惑をかけてしまうことがあります。

今回は、弊社のアンケートに寄せられた「スタッフが困った迷惑行為2選」を紹介します。

閉店時間を過ぎても帰らない客にどう対処していましたか？

SNSでしばしば、スーパーや飲食店などで勤務をしているという方を中心に「閉店時間を過ぎているにもかかわらず居座る人が多くて迷惑」と話題になります。

そこで、実際に閉店時間の決まっているお店で勤務経験がある方を対象に、閉店時間を過ぎても帰らない客にどう対処していたか、その理由をアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

申し訳なさそうに穏やかな優しい口調で「閉店時間になりますのでお支度をお願いします」と伝える。
（30代女性・千葉県／飲食店）

「申し訳ありません、お店を閉めますのでレジまでお願いします」とはっきり言います。
（30代女性・東京都／ドラッグストア）

「お店を閉めますのでお会計よろしいですか？」と言いました。大体の人は応じてくれます。
（40代／居酒屋）

やんわりと閉店だということの声掛けをして、店内の照明を徐々に暗くしたり、閉店用のBGMを流したりしていました。
（40代男性・会社員・東北地方／飲食店）

閉店時間を過ぎても帰らない客への対処として、まずは「直接声をかける」という回答が多く寄せられました。「優しく」伝える方もいれば、初めから「はっきり」伝えるという方も。

さらに、「お会計を促す」「BGMや照明を切る」「閉店作業を進める」など、閉店時間であることを雰囲気で察するように促していたという意見もありました。

それでも退店しない場合には、店長など責任者が対応することが多いようですが、それでも難しい場合には、「警察を呼んだ」という方も。

閉店後の長居はお店側にとっては迷惑な行為です。お店側としては、トラブルにならないよう丁寧に対処する場合が多いですが、応じないときには厳しい対応となることも。お互いが気持ちよく過ごすためにも、閉店時間を守り、速やかな退店を心がけましょう。

SNSでしばしば、飲食店勤務経験者の方を中心に「飲食店で食べ物を頼む時、メニューの名前を言わずにメニュー表を指差しながら『これとこれ』という客が嫌だ」という投稿が話題になります。

そこで、飲食店勤務経験者の方限定で「メニュー指差し注文」についてアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

メニュー指差し注文は嫌だ：
お客様が指さされた部分を確認する手間が発生するので、なるべくなら口頭で言って欲しいと思います。
（20代男性・会社員・東京都）

メニュー指差し注文は嫌だ：
普通に口頭で言って欲しいと思うし、そっちの方がスムーズだと思うので指差しされても迷惑でミスの原因だと思うので。
（20代男性・会社員・京都府）

嫌じゃない：
むしろわかりやすいし全然大丈夫です。長いメニューの場合丁寧に読まれなくてもオーケーです。
（30代男性・会社員・福岡県）

嫌じゃない：
周りがうるさかったり、独特の言い回しで注文する人とかもたまにいるので、聞き間違いすることがなくなり、むしろありがたい。
（30代女性・埼玉県）

アンケートの結果、今回は、「迷惑」と回答した方は49票、「迷惑ではない」と回答した方は251票と、迷惑だと感じていない方が圧倒的に多いという結果になりました。

「迷惑」と回答した方からは、その理由として「お客様が指さした部分を確認する手間が発生するので二度手間になる」「口頭で言ってもらう方がスムーズ」といった意見が寄せられました。

また、「迷惑」「迷惑ではない」双方の回答の中に、「母語が日本語ではない方であれば、むしろ指差し注文の方が分かりやすい」といった意見も見られました。

飲食店勤務経験者の方の中では、迷惑ではないという声が多く、とくにうるさい店内などでは指差しは有効なようです。指差しの際は、どの商品なのかという部分をしっかり伝えることで注文がよりスムーズになりますね。

買い物や外食中のちょっとした行動で、相手の気分を左右することは少なくありません。

接客する側は「お客さんを不快にさせない一言や工夫」を、利用する側は「お店のルールを守る、誤解のない伝え方をする」ことで、どちらも気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

1、
・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/4/4～2025/4/5
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問／閉店時間の決まっているお店で勤務経験がある方のみ対象
・有効回答数：150

2、
・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/4/7〜2025/4/9
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問／飲食店勤務経験のある方のみ対象
・有効回答数：300