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【50代からの「整う」ヨーロッパ便り】旅の醍醐味はグルメ&散歩!自然との調和が導く、自分軸の再発見

  • 2025.10.28

皆さんこんにちは、自然療法ジャーナリストで自然療法セラピストのmadokaです。
20代半ばから英国で自然療法を学び、世界各地の自然療法を体験しながら、現在は自然療法ジャーナリストとして活動しています。
本連載では、セラピストとして活動するなかで出会った仲間たちとのヨーロッパ周遊の記録をお届け!

私と自然との距離を近づける

私は日頃から、身に着けるものはなるべく土に還るような自然のものでできた素材を選ぶようにしています。それは以前、自然療法家の恩師から聞いた、こんな話がきっかけでした。
「夜寝ている間、私たちは無意識のうちに月の光と闇を感じながら心身を修復させています。植物繊維はその動きをサポートするのに対し、ナイロンやアクリルなどの化学繊維は、自然のエネルギーを遮断し、機能の回復を妨げてしまう可能性があるのです」と。
確かに、化学繊維は皮膚との摩擦による静電気を起こし、通気性の悪さから湿度調節もしづらく、呼吸も浅くなり、睡眠の質を落とすことは想像に難くありません。自然療法の視点からは、自然素材を選ぶことは肌への優しさだけでなく、私たちのエネルギーフィールドの整頓に繋がるといえます。

今回の旅で訪れたイタリア、オーストリア、ドイツは、美しい山々や川など、自然を身近に感じられる街が多く、心地よく過ごすことができました。また、建物の多くが自然素材でできているのも印象的でした。

街を歩く、自然を感じる

この旅の始めの頃にイタリアの中世の街を歩いていたときのこと。石畳の道、石造りの家と木製の窓枠、花で飾られたバルコニーといった温かみのある風景に心が安らぎ、自然と呼吸が深まっている自分に気づきました。

この不思議な心地よさの正体は、イギリスの教会建築のアトリエで図面を描いていたときに実感したものでした。それは、建築物に使われている素材によるものだと気づいたのです。自然素材に近いものに囲まれるか、石油系建材や鉄筋に囲まれるか。それは、まるで身に着ける服を選ぶのと同じように、私たちの心や身体に影響を与えているのではないかと感じました。

目に飛び込んでくる美しい装飾、緑と共にある街並み、澄んだ空気……。ヨーロッパの街歩きは私にとって癒やしの時間でした。

旬の恵みを味わう、市場という名の宝箱

市場は、ヨーロッパの街の台所ともいえる存在。そこには近郊の生産者さんが自ら育てたり加工したものや、彼らの仲間が作ったものなど、それぞれの想いの詰まった商品が販売されます。どれも季節を感じる旬なものばかり。

常設市場のほかに、定期的に広場に店が集まったり、お祭りのように道に店が並んだり。にぎわう光景に、自然と気持ちが高まります。屋内の常設市場には専門店も多くあり、こだわりのオリーブオイル、スパイス、ワイン、野菜など、ありとあらゆるものがそれぞれの店に所狭しと、でもおしゃれに陳列され、ワクワクが止まりません。

市場での楽しみの一つは、生産者や販売者の方との会話。苦労話や食材の意外な利用法が聞けたりと、その場でしか味わえないおもしろさがあるのです。
余談ですが……。市場で手に入れた野菜を手にし、洗ったり切ったりしていると、それだけで元気になっていくような気がしました。お店での会話を思い出し、苦労や愛情を想像しながら調理をすることで感謝の気持ちが増し、できあがった料理もより一層おいしいと感じることができました。

ビアガーデンとカフェガーデン

現地でのお店選びの際、ヴィーガンやオーガニックカフェでネット検索をすると、選ぶのが大変なほど候補がたくさん出てきます。そんなときに役立つのがAI。「グルメな女子二人を唸らせる、この街で一番のヘルシーかつおいしい朝食が食べられるカフェを教えて」と聞くと、ピンポイントで提案してくれます。ありがたい! 実際にAIの指示に従っていくつか訪れてみましたが、どこも本当に大満足のお店ばかりでした。

ヨーロッパでの外食で驚いたのはテラス席の多さ。コーヒーを飲むときも、ビールを飲むときも、はたまた朝ごはんと食べるときも、案内されたのは外の席でした。通り沿いだったり、中庭だったり、街中であっても、必ず街路樹や寄せ植えなど緑が目に入り、とても心地の良い空間が広がっていました。

この旅では「郷に行ったら郷に従え」という言葉に従い、地元の人の呼吸に合わせて動くことを意識。そうすることで、より自然な生活に戻れるようにも感じました。

自然素材に囲まれ、旬の食材を味わい、緑の中で心身を開放しリラックスする。自然と共にあることが身も心も軽やかに心地よく健やかに保ってくれます。自然との調和が自分軸の再発見につながることも!
お買い物も、出かける場所も、現地の人の行動に近づくことで、観光ツアーやガイドブックにある旅とはとは違った穏やかな日々の経験ができる。旅の充実感も自分自身も、ワンランクアップするかもしれません。

この記事を書いた人

自然療法ジャーナリスト/セラピスト 藤田 円

藤田 円

英国で自然療法に出合い、英国ホメオパス資格を取得。沖縄で育つ「リバイタライズヘナ」の魅力に惹かれ、商品プロデュースも行う。雑誌記事や書籍の執筆、著書に『ホメオパシーのくすり箱』がある。セミナーなどを通じて植物の力と自然と調和する暮らしの楽しさを伝えている。

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