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美食の秋こそ行きたい! グルメな立ち飲み、立ち食い5選

  • 2025.10.16

【立呑み8】ブラビもご満悦。立ち飲みラバーたちが夜な夜な盛り上がる

目を引くカラフルな暖簾の向こうから楽し気な雰囲気が伝わってくる。
目を引くカラフルな暖簾の向こうから楽し気な雰囲気が伝わってくる。

大井町の和食ダイニングバー「H」の姉妹店として2016年に誕生し、人気を集めていた立呑み8が、今年6月、隣接地の新築ビルへと移転。店舗設計から食材の仕入れ、メニュー開発までオーナー・中田一が一貫して手掛ける新店舗は、旧店舗や「H」と同様、打ちっ放しコンクリートを活かしたスタイリッシュな空間だ。

ルックス、食感、旨味の三拍子が揃った「数の子黄金ポテトサラダ」。
ルックス、食感、旨味の三拍子が揃った「数の子黄金ポテトサラダ」。

豊洲直送の新鮮な海鮮を使った名物「8盛り」や、地元の老舗肉卸から仕入れる「肉刺し四種盛り」などの定番メニューはそのままに、「炙り秋刀魚とイチジクのサラダ」、「焼き砂肝ニラ辛だれ」など、新メニューも続々登場。オリジナルレシピのサワーやチューハイなど、ドリンクの種類も豊富で、料理とのペアリングも楽しめる。6月下旬に映画「F1」のプロモーションで来日したブラッド・ピットの立ち飲みで盛り上がる様子がSNSを賑わしたが、その店がここ。進化系立ち呑み店として注目の一軒だ。

青海苔の香りと紅生姜の酸味・辛味がアクセントになる「鯛ちくわと紅生姜磯辺揚げ」。
青海苔の香りと紅生姜の酸味・辛味がアクセントになる「鯛ちくわと紅生姜磯辺揚げ」。

立呑み8(たちのみはち)

東京都品川区東大井5-12-4

Tel./03-6433-0606

https://www.instagram.com/tachi_8/

【neo(ネーオ)】ワイン好きにはたまらない、小皿料理がおいしい立ち飲みイタリアン

無数の飲食店が軒を並べる円山町にあって、常に賑わいを見せる人気店。
無数の飲食店が軒を並べる円山町にあって、常に賑わいを見せる人気店。

神泉駅から歩いて1分ほど、渋谷・円山町の入り組んだ細い路地にあるneo(ネーオ)は、ナチュラルワインとイタリア小皿料理の立ち飲みスタンド。グラスワインは、8銘柄ほどのおすすめに加えて、好みを伝えれば豊富なストックの中から探してくれる。ボトルワインは、ウォークインワインセラーに80種類以上が用意されていて、中に入って選ぶこともできる。

ナチュールワインとの相性も抜群。名物「トマトのパンナコッタ」。素材は新玉ねぎ、そら豆、根セロリなど季節によって変わる。
ナチュールワインとの相性も抜群。名物「トマトのパンナコッタ」。素材は新玉ねぎ、そら豆、根セロリなど季節によって変わる。

料理は1人でも気軽に楽しめる小さめのポーションで15品前後。「キノコのマリネ」や「鶏レバーのコンフィ」、「本鮪のカルパッチョ」など、定番の冷菜に加えて、季節ごとに変わる温菜や肉料理、パスタも充実。鶏の胸肉にじっくりと火入れし、柔らかく、そして香ばしく仕上げた「鶏バター」は絶品だ。どの料理にどのワインを合わせるか、ワインを愛するスタッフが、産地や醸造家の話を交えながら、懇切丁寧にアドバイスしてくれる。カウンター越しに交わされるコミュニケーションもこの店の楽しみのひとつだ。

「ラム肉のカプネ」、「和牛うちもものタリアータ」などイタリア式の肉料理もおいしい。
「ラム肉のカプネ」、「和牛うちもものタリアータ」などイタリア式の肉料理もおいしい。

neo(ネーオ)

東京都渋谷区円山町15-6

Tel./090-6015-5960

https://www.instagram.com/neo_hokuro/

【立呑み中華 起率礼】新ジャンル“立ち飲み中華”を開拓した自由が丘の人気店

自由が丘駅から徒歩3分ほど。町中華とはひと味違った本格中華をカジュアルに楽しめる。
自由が丘駅から徒歩3分ほど。町中華とはひと味違った本格中華をカジュアルに楽しめる。

学芸大学の人気立ち飲み酒場「鉄砲玉」のオーナー・正木勇貴が、自由が丘に開いた新店を託したのは、「ザ・リッツ・カールトン大阪」や「中華香菜JASMINE 広尾本店」など、一流中華レストランで研鑽を積んだシェフ・井上史子。店は4坪ほどのコンパクトな立飲みスタイルながら、驚きの本格中華が味わえる。次々と客が押し寄せ、ぎゅうぎゅうとひしめき合うこの感じも心地いい。

名物「よだれ鶏」は、2人でシェアするのに丁度よいサイズ感。
名物「よだれ鶏」は、2人でシェアするのに丁度よいサイズ感。

その日のフードメニューは、頭上の黒板に並ぶ。混雑を見越してスマホで撮っておくと便利だ。ブランド鶏の美桜鶏をしっとり柔らかく仕上げて自家製四川風タレをかけた「よだれ鶏」、1年・3年熟成の豆板醤を使った重層感のある味わいの「熟成麻婆豆腐」、香辛料の効いた「牛蒡のスパイス揚げ」、ジューシーな「肉焼売」など、とにかくどれも美味。店内で8時間以上かけて水出しした台湾茶で焼酎を割る桂花蜜烏龍、茉莉花緑茶などの「UMACHA」に加えて、紹興酒も5年、8年、10年と揃え、好みの飲み方で提供する。

すっきり、さっぱりの焼酎台湾茶割り「UMACHA」は、味濃い目の中華によく合う。
すっきり、さっぱりの焼酎台湾茶割り「UMACHA」は、味濃い目の中華によく合う。

立呑み中華 起率礼

東京都目黒区自由が丘2-14-2

Tel./03-4400-0235

https://www.instagram.com/kiriturei_jiyugaoka/

【富士屋本店 日本橋浜町】連日満員御礼の下町のカウンタービストロ

シチリアの白ワインとの相性が抜群。「サヨリのカルパッチョ」。
シチリアの白ワインとの相性が抜群。「サヨリのカルパッチョ」。

富士屋本店 日本橋浜町は、素材選びから多彩なメニュー、ワインのセレクトまで立ち飲みの枠を超えた本格ビストロ。渋谷界隈に6店を展開する富士屋本店の中でも、唯一、渋谷から遠く離れた日本橋浜町にあり、1階は予約不可のスタンディングカウンター、2・3階は予約可能な着席スペース。1階は開店直後にいつも満席になるほどの人気ぶりだ。

トマトを練り込んだ特製コーンに盛り付けた「鶏レバームース」。
トマトを練り込んだ特製コーンに盛り付けた「鶏レバームース」。

メニューには「パテアンクルート」や「鶏レバームース」などの定番に加え、地ハマグリのパスタやポルチーニ茸のリゾットなど、季節の食材を活かした一品料理が並ぶ。母体が酒屋である強みを活かし、イタリアやフランス産のワインを中心に、グラスでも楽しめる豊富なラインアップを揃え、月〜木曜の19時まではドリンク半額の嬉しいハッピーアワーも実施。キッチンを囲むカウンターの臨場感も味わいのひとつ。デートはもちろん、女子会やひとり飲みにも使い勝手のよい一軒だ。

地下鉄の浜町駅から5分ほど。近くにオフィス街もあり、仕事帰りに立ち寄る客も多い。
地下鉄の浜町駅から5分ほど。近くにオフィス街もあり、仕事帰りに立ち寄る客も多い。

富士屋本店 日本橋浜町

東京都中央区日本橋浜町2-24-2

Tel./03-6231-1203

https://fujiyahonten.co.jp/stores/hamacho/

【立喰 鮨となり】予約困難店が隣に開いたビブグルマンの立ち食い鮨

明かりを落とした店内で、白く浮かび上がるカウンター。
明かりを落とした店内で、白く浮かび上がるカウンター。

一流店がしのぎを削る麻布十番の鮨店の中でも、予約の取れない店として知られる「麻布十番 秦野よしき」が、気軽においしい鮨を味わってほしいと開いた立ち食い鮨店。店名の“となり”は本店の隣に位置するから。店内はまるでショットバーを思わせるスタイリッシュな空間で、オーダーは檜のカウンターの上に置かれたタブレットから。60分間の時間制で、「おまかせ 並」か「おまかせ 上」の10貫ずつのコースをどちらか注文しつつ、気になるネタを追加していくのがお薦めだが、もちろんお好みで1貫ずつオーダーすることも可能だ。

本店のコースで最初に出る名物握り、「茄子の揚げ浸し」も賞味。
本店のコースで最初に出る名物握り、「茄子の揚げ浸し」も賞味。

“脂と酸”に着目し、魚の旨みを最大限に引き出す「秦野よしき」の味を受け継ぎ、名物の「茄子の揚げ浸し」の握りも味わえる。SNSを賑わせる「マグベスト」は、山盛りのマグロを海苔で巻いた贅沢な手巻き鮨。日本酒、ワインなどドリンクの品揃えも豊富で、サクッと食べて、サッと立ち去る粋な江戸前鮨の楽しみ方ができる。

背開きした車エビを、芝エビのおぼろと握る「車海老の唐子付け」。
背開きした車エビを、芝エビのおぼろと握る「車海老の唐子付け」。

立喰 鮨となり

東京都港区麻布十番2-8-7 M2K Holding BLD 2F

Tel./03-6453-9950

https://sushitonari.com/

Text: Yuka Kumano

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