【小林由依】にインタビュー！アーティストとして大切にしていること

澄んだ空に金木犀の香りが漂い、秋色が街をやさしく染めていく。そんな季節の物語を、初カバーを飾る〝ゆいぽん〟がしなやかに描きます。

ソロデビュー&初カバー！もっと知りたいゆいぽんのこと

2023年よりandGIRLのレギュラーモデルとして輝きを放つ〝ゆいぽん〟。グループを卒業してから1年のときを経て、今夏、新たな挑戦としてソロプロジェクト「yousti（ユースティー）」を始動。彼女の今、等身大の魅力に迫ります。

レースワンピース¥55,000／バウム・ウン ド・ヘルガーテン（S&T） ドットパールバングル¥85,800、チェーンブレスレット¥ 95,700／ともにビジュードエム（ビジュードエム六本木ヒルズ）

Q. 今、訪れている心境の変化や新たな挑戦は？

「ソロになってから、心の部分でいちばん大きく変わったのは〝自信の持ち方〟かもしれません。今までは自信がなくても、メンバーやスタッフさんが自然に埋めてくれる環境でしたし、頼ることができた。でも今は、すべてが私から発信して、物事が動いていく状況。そこに対する熱量とか、自分が言ったことへの責任とか、そういうのをもっと大事にしていきたいです。もし私が不安そうにしていたら、きっとまわりも不安になる。だから、自信を持ってやらなきゃいけないんだろうなと強く思います。正直、自分と向き合うのは得意ではなくて、もともとネガティブな性格だし、いいところよりも悪いところばかり目についてしまう。向き合えば向き合うほど、『もっとこうすればよかったのに』と落ち込んでしまいがち。でも、強さや弱さ、いいところもそうじゃないところも含めて、自分をちゃんと知るのは大事なこと。苦しくならない程度の距離を保ちながら、マイペースに向き合っていけたら」

Q. アーティストとして最も大切にしている軸は？

「ひとつのカラーに縛られないアーティストでありたいです。もちろん自分が好きなスタイルはあるけれど、まわりから『こういうの似合うよね』と言われたことを自分に落とし込める柔軟性を持ちながら、個性を磨いていく。天邪鬼っていうのもあって、ひとつの色だけで見られるのは苦手。『こうだよね』と枠にはめられると、『いや、違います』と抗いたくなっちゃうんです(笑)。もちろん自分だけの色は欲しいけど、それより『こんなこともできるんだ』と驚かれるほうがうれしい。 ちょっとした裏切りのある存在でいたいですね」

PROFILE・こばやし ゆい

1999年10月23日生まれ、埼玉県出身。2015年に欅坂46（現：櫻坂46）第1期生オーディションに合格。2024年2月にグループを卒業した。俳優としても活動し、ドラマや映画にも出演。2025年5月「yousti（ユースティー）」名義でソロアーティストデビューすることを発表。8月27日にミニアルバム『yousti』をリリースしたばかり。

撮影／曽根将樹（PEACE MONKEY） スタイリング／小原優子 ヘアメイク／菊地美香子（TRON） モデル／小林由依 文／長嶺葉月 ※andGIRL2025年秋号より