1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「サンキューハザードは知ってるけど…」3割しか知らない合流時の“運転マナー”あなたも勘違いしてるかも?

「サンキューハザードは知ってるけど…」3割しか知らない合流時の“運転マナー”あなたも勘違いしてるかも?

  • 2025.10.9

運転マナー調査で判明した驚きの事実

運転マナー調査で判明した驚きの事実
運転マナー調査で判明した驚きの事実

ナイルが提供するカーリースサービス「カーリースカルモくん」が実施した運転マナー調査で、興味深い結果が明らかになりました。サンキューハザードは8割以上のドライバーが実践している一方で、交通渋滞の緩和に効果的とされる「ファスナー合流」の認知度はわずか29.5%という実態が浮き彫りになりました。

サンキューハザードは定着、でもファスナー合流は...

全国の運転機会がある男女2240人を対象とした調査では、感謝を表すジェスチャーが89.7%、ハザードランプで感謝を伝える「サンキューハザード」が85.7%の人が「する」と回答し、お礼の意思表示マナーが広く広まっていることがわかります。

しかし、合流車線の先端で1台ずつ交互に入る「ファスナー合流」については、正しく実践しているドライバーは3割未満でした。「合流車線の始まり(手前)」から入ると回答した人の多くは、先端で合流する車に対して「横着していてむかつく」「ラクして割り込もうとしていてずるい」といったネガティブな印象を抱いており、交通マナーとしての理解が不十分な状況が明らかになりました。

年代別で異なる「不快」のポイント

他車にされて最も不愉快に感じる行為として、24.3%が「1台ずつの交互合流をしない」を挙げました。年代別の分析では興味深い傾向が見えてきます。

50代では「交互合流をしない」や「お礼の行為がない」への不快感が特に強く、基本的なマナーを重視する傾向があります。40代も同様にマナー面を重視しつつ、合図行動には比較的寛容です。

一方で30代は、交互合流やお礼のマナーには寛容な反面、「サンキューハザード」や「合流車線先端からの合流」を不愉快に感じる割合が高く、マナーの押し付けに敏感な様子がうかがえます。20代は「クラクション/パッシングでの合図」「渋滞最後尾のハザード点灯なし」など、細やかな合図行動を重視する特徴があります。

パッシングの意図は8割近くが理解

対向車へのパッシング合図について、実際に「する」と回答したのは44.8%でしたが、パッシングされた際の理由を「理解できる」と答えた人は78.1%に上りました。パッシングの意図は「道を譲る」が52.7%、「警察の取り締まりを知らせる」が15.0%など多岐にわたりますが、自身は行わない人でも相手の意図を汲み取れており、道路上でのコミュニケーションが一定程度成立していることがわかります。

暗黙のルールは「見て覚える」文化

これらの交通マナーをどのように知ったかという質問では、51.2%が「ほかの車の行為で知った」と回答し、「家族や友人、知人から教わった」の35.3%と合わせると、カーライフを送る中で自然に身につけるケースが大半を占めています。

今回の調査結果から、お礼の意思表示は多くのドライバーに浸透している一方で、効率的な交通を実現するための「ファスナー合流」のような技術的なマナーには認知度の課題があることが明らかになりました。ドライバー同士が異なる価値観を持っていることを前提に、お互いを尊重する運転意識が、より快適で安全な交通環境づくりにつながりそうです。

(LASISA編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる