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意外と読めない?【漢字クイズ】「拘る」はなんと読む?→気になる正解は?

  • 2025.11.1

みなさんは「〇〇はこうでなくてはいけない」などの、どうしても譲れない基準のようなものを持っていますか?

それは個性として輝くこともあれば、時として頑固で厄介なものになる場合もありますよね。

そんなどうしても譲れないものを、私たちは普段「拘る」という言葉で表現しています。この漢字、正しく読むことはできますか?

問題

「拘る」はなんと読む?
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物事が人の気持ちをとらえる

「拘る」「こだわ(る)」と読みます。「他人から見ればどうでもいいと考えられることにとらわれて気にし続ける」「他人はどう評価しようが、その人にとっては意義のあることだと考え、その物事に深い思い入れをする」という意味を持ちます。

「拘」はもともと「とらえる」という意味を持つ漢字なので、物事が人の気持ちを「とらえる」というところから、現代の「拘る(こだわる)」という言葉につながったと言われています。

本来は否定的な言葉

物事に「拘る」ということについて、良と悪、みなさんはどちらのイメージを持ちますか?

特定の価値を大切にできたり、細かいところにまで気を配れるという点で、現代では他人に対して良い印象を与えることも少なくありません。ですが、「拘泥(こうでい)」という言葉にもあるように、本来は「物事に執着して融通がきかないこと」という、あまり良くないものとして捉えられていたそうですよ。

拘りは時として大切だけれど、何事もバランス感を持って行動していきたいですよね。


参考文献:新明解国語辞典、新漢語林

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!