「本当に気分が悪い」公共施設の給水機で…目撃された客の“行為”に物議「NGなら張り紙をすべき」の声も

2025.11.16

自販機で販売されている飲み物の価格も高くなり、水筒やマイボトルを携帯するようになった方も増えました。「塵も積もれば山となる」というように、節約する上では日々の積み重ねが重要になりますよね。

そんな中SNSでしばしば「公共施設の給水機から、水筒に水を入れている人がいて驚いた」「本当に気分が悪い」という声が見られます。

そこで今回は、「水筒に入れてOK／NG」と明記されていない公共施設の給水機の水を、水筒に入れて良いか否かについて調査してみました。

公共施設の給水機の水を水筒に入れるのってアリ？ナシ？

「水筒に入れてOK／NG」と明記されていない公共施設の給水機の水を、水筒に入れるのってアリだと思う？ナシだと思う？という質問に対する回答数は以下のとおりです。

「問題ないと思う」80票
「お茶ではなく水ならOK」29票
「混んでなければOK」92票
「どんな場合でもダメだと思う」69票
「その他」30票

今回は、「混んでなければOK」という意見が最も多く、次いで「問題ないと思う」が票を集める結果に。しかし、「どんな場合でもダメだと思う」と考えている人も少なくありませんでした。

それでは、寄せられた意見の一部を、それぞれの内容ごとにまとめてご紹介します。

「問題ないと思う」という方の意見

禁止されていないならOK

公共の施設なので、誰が入れても自由だと思う。禁止なら禁止と貼り紙をすればいいと思うから。
（30代男性・会社員・大阪府）

水筒に入れるのはNGと書かれていない場合は禁止されている訳ではないので、常識の範囲内で水を入れるのはいいと思う。
（20代女性・会社員・大阪府）

熱中症対策のため

自分自身としては暑い季節になるとこまめに水分補給をしないといけないのでたくさん飲んでしまい、それですぐにお茶などがなくなってしまうからです。
（40代女性・生活支援員・愛知県）

給水機なので自由に利用しても問題ないと思いますし、熱中症対策にもなるので必要性が高いです。
（40代男性・会社員・広島県）

常識の範囲内ならOK

使うためにおいてあるのだから常識の範囲内であれば問題ないと思う。制約などをつけると使いづらくなる。
（30代男性・会社員・大阪府）

常識範囲内の利用なら大丈夫だと思う。最近は暑い時期も長いし、暑さも異常なので水分補給はしないといけないから。
（20代女性・会社員・岡山県）

「お茶ではなく水ならOK」という方の意見

水ならどこでも手に入るので、給水機の水を利用するくらいなら問題ないと思います。実際にやったこともあります。
（30代男性・ライター・富山県）

熱中症対策の為にも、公共施設の水なら良いと思います。何度も何度も入れるのは、確かに迷いますが、一度くらいなら良いと思います。
（50代女性・主婦・関東地方）

夏場など水分補給が必要な場面は仕方ないと思います。ですが毎回水を入れるのには少し疑問。
（30代男性・会社員・関東地方）

「混んでなければOK」という方の意見

自由に飲めるものだから、水筒に入れても問題はないと思います。ただし、後ろに人が並んでいるにもかかわらず汲んでいる人を見かけたら、イライラして注意してしまうかもしれません。
（40代男性・会社員・北海道）

夏場等で熱中症対策の観点からも必要で、混雑していなくて他の人に迷惑をかけない状況であれば問題ないと思います。
（40代男性・会社員・千葉県）

混んでなければいいと思います。独占したりしては絶対にだめです。でも自分はしないと思います。
（30代女性・専業主婦・埼玉県）

「どんな場合でもダメだと思う」という方の意見

マナー違反だと思う

公共の施設の給水機の水を水筒やペットボトルに入れるのは、マナーとして良くないと考えられるからです。
（30代男性・会社員）

公共の場にある水やお茶などは、その場で飲むことを想定して置いてあるものだと思うから、水筒にいれるのはマナー違反だと思うから。
（20代男性・関東地方）

その場で飲むためのものだから

施設の利用者がその場で飲むためのものというイメージだし、公共の施設とはいえ容器に入れて持ち出すのはモラル的によくないと感じます。
（30代男性・会社員・神奈川県）

その場での使用が当然だと思っているから。それを持ち出すのはルール違反かなと思う。
（30代女性・パート・大阪府）

足りないなら購入するべき

水筒には自宅から飲み物を入れてくるのが当然で、給水機の水を入れるのはおかしいと思う。足りないならきちんと飲み物を購入するべき。
（30代女性・フリーター・静岡県）

水とはいえ設置している側からするとタダではないので良くない行為だと思う。ペットボトルくらいの量なら自販機で買うべき。
（30代女性・九州地方）

衛生的な観点から

施設に貼り紙がない場合にはやめたほうがいいと思う。安全、衛生面で危険だと思うから。
（50代女性・東北地方）

持ち運んでいるうちに雑菌が広がってお腹を壊す可能性もありますし、見た目的にもあまりよくないのでできればやめたほうがいいと思います。
（20代女性・会社員・関東）

その他の意見

紙コップで即飲むものは問題を感じないが、水筒やペットボトルにいれる人はその場で飲料水を購入すればいいのになと感じる。
（30代女性・専業主婦・兵庫県）

他人がやる分には好きにすればいいと思うが、正直見苦しいので自分でやろうとは思わないです。
（30代男性・自営業・中国地方）

どうしても具合が悪い時や体調不良時なら入れてもよいと思うが、何となくマナー違反のような居心地の悪さを感じるので臨機応変に対応する。
（30代女性・会社員・東北地方）

バスターミナルに行った時、水筒に入れていいよと明記されている給水機があった。わざわざ明記してあるということは一般的には駄目なのかなと思った。
（20代男性・学生・長野県）

給水OKの施設もあれば、NGの施設もある

給水に関しては、施設によって対応が異なります。積極的にマイボトルへの給水を推奨している施設がある一方で、明確に禁止している施設も存在します。

近年、環境配慮の観点から、東京都水道局が都内約900箇所に「Tokyowater Drinking Station」を設置したり、練馬区が区役所などにマイボトル専用給水機を設置したりと、給水を推進する自治体が増えています。全国的にも「Refill Japan」という活動で給水スポットのネットワークが広がっています。

一方、SNS上では「近所のスーパーの給水機に『水筒への給水はご遠慮ください』との貼り紙があった」といった報告も見られます。衛生面や設備容量、その場での飲用を想定した設置目的などから、給水を禁止している施設もあります。

マイボトルへの給水を考える際は、まず施設内の掲示物を確認しましょう。表示がなく判断に迷う場合は、給水する前に施設の職員に確認してみることをおすすめします。施設ごとのルールを尊重しながら、上手にマイボトルを活用していきたいですね。

参考：
Tokyowater Drinking Station（東京都水道局）
マイボトル用給水機をご利用ください（練馬区）
給水スポット＆給水機（Refill Japan）

※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法：インターネットサービスによる任意回答（記述式）
・調査期間：2025/10/15〜2025/10/17
・調査対象：全国／18歳以上／性別不問
・有効回答数：300名

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