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林道を散策した男性「マダニは目視でいいだろ…」念の為、袋に入れて一晩置いた結果に「ぞわっとした」

  • 2025.10.25
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photoAC(画像はイメージです)

森林や草地などに生息し、人や動物に寄生する「マダニ」。感染症を媒介するおそれもあり、キャンプやハイキングなどのアウトドアに出かける際は十分な注意が必要な存在です。

小林成彦(@naru422)さんが、「師匠に教わったマダニ対策」についてX(旧Twitter)に投稿し、「ぞわーっとしました」「参考にします」と注目を集めています。

いったいどんな対策が必要なのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

投稿者さんが林道を歩いた日のこと。帰宅後、目視でマダニの有無をチェックしたところ、見つからなかったため「大丈夫だろう」と安心していたそうです。

ところが、同行していた“師匠”からは、「履き物をそのまま玄関に入れてはいけない!ゴミ袋に入れて一晩置くべし!」と厳重な注意が。半信半疑ながらも言われた通りに靴をゴミ袋に入れて保管したところ、翌朝、何気なく中を確認してみると…「いるいるいるいるいるいるいるいるいる」。

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出典:小林成彦(@naru422)さん

なんと、マダニが数匹、袋の中で発見されたのです。一見大げさに思えた“師匠の教え”が、まさかの的中。投稿者さんは小さな生き物のしぶとさに驚くと同時に、「心配しすぎ」と思っていた自分を反省したことでしょう。

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出典:小林成彦(@naru422)さん

マダニは体長0.5ミリ未満と非常に小さく、気づかないうちに吸血されてしまうこともあります。特にシカに寄生していることが多いため、シカが生息する山などに入る際は、十分な注意が必要です。

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出典:小林成彦(@naru422)さん

今回のようにゴミ袋で靴を保管する場合は、マダニが外に出ないように「口」をしっかりクルクル巻いてから縛るのがポイントです。また、服や靴に強めの粘着テープをペタペタと貼る方法も、対策として有効だそうです。

自然の中では、油断大敵ですね。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。

山に入るたびの恒例な光景

---怖いですね…!ゴミ袋の中にマダニがいた時、どのような気持ちになりましたか?

実は山に入るたびの恒例な光景と化しておりまして、毎度「あんなにチェックしたのに一体どこに隠れていたのか...」と青ざめております。今回は孵化したての幼虫でサイズはなんと0.5ミリ以下。暖冬のせいなのか年々マダニの活動期間が伸びているように感じます。

---見た目のチェックだけでは防げなさそうですね。林道を歩く場合、他に注意した方がいいことがあれば教えてください。

ニホンジカが出入りしている所ではマダニがほぼ生息しているといっていいほど潜伏しております。山に入るときは基本、マダニが隠れやすいメッシュ系のシューズは控えてますね。靴下は厚めでズボンに必ずインしています。同行者がいる場合、互いに定期的にチェックするのも効果的です。駆除は粘着テープを常備しておくと素早く、子どもでも行えます。

マダニも怖いですが、ニホンジカやイノシシ、ところにより最近報道の多いクマ(本州ではツキノワグマ)といった大型の獣自体もやはり怖いので、獣を見かけたら必ず距離を取ることをおすすめしたいですね。カワイイ見た目だからといって迂闊に近寄るのは本当にやめた方が良いです。

あとは、ニホンジカなどに吸血するヤマビルも場所によっては大量にいるので、事前に登山アプリなどで情報収集し備えておくことをお勧めします。

---気軽な気持ちで登山をしていると、痛い目にあいそうですね…。

先人に学ぶべきことは多い

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

先人に学ぶべきことは多い、ってわけですねぇ
ぞわーっとしました
こっわ・・・・参考にします。

山に入る際は、人間があくまで“訪問者”であることを忘れてはいけませんね。そこに暮らす動物や虫の存在、そして潜む危険をきちんと理解し、基本的な対処法を身につけておくことが大切です。

取材協力:小林成彦(@naru422)さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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