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「地上波で大丈夫?」「かなりエグい」“強烈すぎる濃厚シーン”に騒然…だけど「鳥肌が止まらない」“圧巻の完成度”で魅せた名ドラマ

  • 2025.10.24

時を経てもなお、多くの人々の心に深く刻まれる名作たち。派手な話題や高視聴率に左右されず、それぞれ独自の世界観や物語の力で、観る者を引き込み、忘れられない感動や衝撃を与え続けています。本シリーズでは、そんな“語り継がれる名作”の中から、特に印象深い作品をピックアップ。

本記事では第4弾として、ドラマ『魔物(마물)』(テレビ朝日系・2025年放送)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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アニメ映画「FLY!/フライ!」の日本語吹き替え版キャスト報告会に出席した麻生久美子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『魔物(마물)』(テレビ朝日系)
  • 放送期間:2025年4月18日〜6月13日
  • 出演:麻生久美子、塩野瑛久、北香那

主人公・華陣あやめ(麻生久美子)は、男性優位の法曹界で数々の難事件を勝ち抜いてきた敏腕弁護士です。冷静沈着で感情を表に出さないその姿勢から「氷の弁護士」と呼ばれていますが、内には理不尽な権力構造への怒りと、正義への強い執念を秘めています。そんなあやめのもとに、ある日、DV疑惑を抱える謎の男・源凍也(塩野瑛久)が現れます。どこか影を帯びた彼の存在に、あやめは理屈では説明できない興味を抱くのです。

しかし間もなく、凍也が残虐な殺人事件の容疑者として逮捕されます。無実を訴える彼を信じ、あやめは弁護を引き受けることを決意します。証拠や証言の矛盾を追ううちに、あやめは司法の闇や国家レベルの陰謀にまで踏み込んでいくことになります。やがて凍也に惹かれていく自分に気づきながらも、真実を追う弁護士としての理性を失ってはいけないと葛藤するあやめ。彼を信じれば、自分のキャリアも人生も崩壊する――。愛か、正義か。二人の危険な関係は、誰も予想できない衝撃の結末へと進んでいきます。

愛した男は、殺人犯か――それとも、真実を握る“魔物”か

ドラマ『魔物(마물)』は、日韓共同制作による緻密な演出と圧倒的な映像美で注目を集めています。『梨泰院クラス』や『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』、『39歳』など数々の大ヒット韓国ドラマを制作してきたスタジオSLLとテレビ朝日の共同制作となり、重厚な人間ドラマとサイコスリラーの要素を融合させた大作として、愛・欲望・暴力・嘘が絡み合う濃密な物語を壮大なスケールで描き出しました。監督には韓国のヒットメーカー・チン・ヒョク氏、そして『大豆田とわ子と三人の元夫』などで知られる瀧悠輔氏が起用されました。緊張と緩和が交錯する独特のテンポが、他にはない中毒性を生み出しています。

主演の麻生久美子さんは、男性優位の法曹界で信念を貫く弁護士・華陣あやめを圧倒的な存在感で体現。理性と感情の間で揺れる繊細な演技は、まさに“静かな狂気”と評されるほどです。特に、容疑者・源凍也に心を奪われていく過程で見せる微妙な表情の変化や、言葉にならない緊張感は圧巻。視聴者からは「麻生久美子の真骨頂」「彼女なしでは成り立たない作品」と絶賛の声が相次いでいます。

緻密な脚本と演出、そして麻生久美子さんの快演が一体となり、倫理と愛の境界を問うラブサスペンスの新境地を切り拓いた『魔物』。その完成度の高さから、放送前から“今年最も危険で美しいドラマ”と呼び声が高い話題作です。

「地上波で大丈夫?」深夜ドラマ『魔物』に驚きと称賛

視聴者の間で大きな話題を呼んだ今作。麻生久美子さん演じる弁護士・華陣あやめと、塩野瑛久さん演じる謎の青年・源凍也の危うい関係を軸に繰り広げられ、愛と欲望、暴力と嘘が交錯する濃密なサイコスリラーとして目が離せない展開がクセになると話題に。最終回では衝撃の真相が明かされ、「伏線回収が見事」「鳥肌が止まらない」と大きな反響を呼びました。

中でも注目されたのは、その描写の“攻め”具合。SNSでは「地上波で大丈夫?」「かなりエグい」といった声が相次ぎ、地上波ドラマとしては異例の挑戦的な内容に驚きの声が上がっています。

一方で、「映像も演技も映画レベル」「日本ではなかなか作れない」「韓国ドラマとあわさった緊張感」といった称賛も多く、日韓共同制作ならではの完成度の高さが評価されています。深夜枠だからこそ実現できた“地上波の限界突破”が、視聴者の記憶に強く刻まれたようです。


※記事は執筆時点の情報です