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「近代邦画の最高峰」「大傑作でしょ」“破格のクオリティ”に視聴者感激…「全人類観て」“心震える”至高映画

  • 2025.10.29

ドラマや映画の中には、息をのむ展開で、観る人の心を強く揺さぶる作品があります。今回は、そんな中から“衝撃走る名作”を5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、映画『舟を編む』(松竹=アスミック・エース)をご紹介します。辞書編集部に配属された不器用な青年が、膨大な言葉と向き合いながら仲間と共に一冊の辞書を完成させていく――。言葉を編むという果てしない作業の中で、彼が見つけたものとは――?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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映画『舟を編む』舞台あいさつ 宮﨑あおい(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『舟を編む』(松竹=アスミック・エース)
  • 公開日:2013年4月13日
  • 出演: 松田龍平( 馬締光也 役)

出版社・玄武書房の営業部で働く馬締光也(松田龍平)は、真面目すぎる性格ゆえに周囲から浮いた存在でした。ところが、言葉への鋭い感性を見込まれ、辞書編集部へと異動になります。そこでは、個性豊かな編集者たちが、新しい中型辞書『大渡海(だいとかい)』の完成を目指して日々奮闘していました。見出し語は24万語にも及び、作業は果てしなく地道なもの。それでも馬締は、次第にその世界に深く魅せられていきます。

そんなある日、下宿先の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)と出会い、一目で恋に落ちる馬締。しかし、言葉を生業としながらも、自分の思いを伝える“ぴったりの言葉”が見つからず、心を悩ませます。

やがて会社の経営方針が変わり、『大渡海』の完成に暗雲が立ちこめます。それでも、辞書作りは人と人とをつなぐ「舟」を編む仕事だと信じ、完成を目指して努力を重ねる編集部のメンバーたち。

そして、15年以上の歳月を経て、『大渡海』はついに完成のときを迎えるのでした――。

“お仕事ドラマ”の金字塔――アニメ・ドラマへと展開

映画『舟を編む』は、2012年本屋大賞を受賞した三浦しをんさんの同名小説を、『川の底からこんにちは』『愛にイナズマ』『』などで知られる石井裕也監督が映画化した作品です。

本作のテーマは、言葉の海を渡る“舟”=辞書作り。言葉と人、そして仕事に真摯に向き合う人々の姿を丁寧に描いた作品です。脚本を渡辺謙作さんが手がけ、言葉に誠実な若き編集者・馬締光也を松田龍平さん、彼が恋に落ちる板前修業中の女性・林香具矢を宮﨑あおいさんが演じました。共演にはオダギリジョーさん、小林薫さん、故・八千草薫さん、故・加藤剛さんなど、名優たちが顔をそろえています。

なかでも、宮﨑あおいさんの演技には、「最高!」「控えめだけど熱い演技」「自然体の色気がある」と称賛の声が多く寄せられ、「いちばん大好きな女優さん」とのコメントも。その柔らかな存在感が、作品全体に温もりを添えています。

映画は2013年に全国公開され、観客動員数68万人を突破。第37回日本アカデミー賞では最優秀作品賞監督賞主演男優賞など最多13部門を受賞する快挙を達成しました。その後、香港や韓国など海外でも高く評価され、日本映画を代表する“お仕事ドラマ”として語り継がれています。

さらに、2016年にはフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でアニメ化も実現。原作の挿絵を手がけた雲田はるこさんがキャラクターデザイン原案を担当し、馬締光也の声を櫻井孝宏さん、西岡正志を神谷浩史さん、林香具矢を坂本真綾さんが演じました。シリーズ構成は佐藤卓哉さん、監督は黒柳トシマサさん。原作者の三浦しをんさんも細部まで丁寧に描かれた辞書編集部の再現を評価しており、その完成度の高さが原作ファンからの支持につながりました。

そして、公開から10年を経た2024年には、NHK BSおよびNHK BSプレミアム4Kでドラマ化。タイトルは『舟を編む〜私、辞書つくります〜』で、主演の池田エライザさんが、ファッション誌編集者から辞書編集部へ異動する女性・岸辺みどりを熱演しました。共演には野田洋次郎さん、柴田恭兵さん、向井理さん、矢本悠馬さん、美村里江さんらが名を連ねています。

第8話では、映画版で馬締を演じた松田龍平さんが“辞書『大渡海』のデジタル版開発者”としてサプライズ登場し、大きな話題を呼びました。映画が描いた“言葉をつなぐ情熱”を、現代的な視点で再構築したドラマです。このドラマはその後、2025年6月にNHK地上波の「ドラマ10」枠でも放送されました。

このように、『舟を編む』は、映画、アニメ、そしてドラマへと形を変えながら、時代を超えて“言葉の力”を伝え続ける不朽の物語です。

「一瞬も退屈しない」とSNSで話題――“言葉の海”を渡る人々の物語

映画『舟を編む』の魅力は、辞書という“言葉の海を渡る舟”を編む人々の情熱と、そこに描かれる人間模様にあります。言葉を一つひとつ選び抜き、正確に届けようとする姿は、単なる“仕事”を超えて、人生そのものを映すかのようです。辞書を作ることは、言葉を編み、人と人との絆を紡ぐこと――その静かで地道な作業に宿る誠実な想いが、観る者の心に深く残ります。

SNSでは「何度観ても面白い」「一瞬も退屈しない」との声が多く寄せられており、松田龍平さんの演技を“神”と評するコメントも見られます。さらに、「キャスト全員を好きになる映画」「細部へのこだわりと想いに胸が震えた「全人類観て」といった感想も寄せられ、演技・映像・演出・脚本のすべてが高く評価されています。「近代邦画の最高峰「大傑作でしょ」と称されるのも納得の一作です。

映画『舟を編む』は、言葉の力と人の誠実さを描いた珠玉のヒューマンドラマ――まさに“衝撃走る名作”と呼ぶにふさわしい、日本映画の傑作です。


※記事は執筆時点の情報です